ァイブスター物語 20巻分(予定)連載時感想

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ファイブスター物語 感想

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変更された名称、設定
ファティマ一覧

2025年7月13日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2025年8月号)

・扉絵は謎のファティマと作者から今後のお知らせ。
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(本編)
「第6話 アクト6-1 ベイジ解放戦」

・星団暦3074年。
 マキシが城に突入しようとするがデプレ皇子が止める。
 マドラはデプレ皇子の言うことを聞けば正式に「剣聖」の称号を渡すという。

・AP騎士団総団長マイケル・ギラの元に
 クバルカン法国法王ミューズとノンナ・ストラウス政神官長が挨拶に来る。
 その後ろにはジャスタカーク公国のアイオ・レーン侯爵。

・フィルモア帝国総騎士団長クリスティン・Vと円卓の騎士たちも到着。
 フィルモア帝国はミノグシア軍と共にあるという大義のもとに参上した。

 続く。
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・扉頁の青髪のファティマは誰だろうか?単純に新キャラなのか。
 話の流れ的に「素子姫イエッタ」の真の姿と予想。

・作者からのお知らせで先月号の「トラフィックス~ターミナル」までが19巻に収録。
 今月の「ベイジ解放戦」から20巻に収録される。19巻は来年初頭を予定。
 今までは連載と単行本作業は同時進行していたが
 今年は体力的に頁削減、休載をせざる負えないそうだ。

〇「神々の世界」

・11巻10~11頁で描かれた未来のイメージが漫画本編で全て再現された。
 沢山の「涙」とはジョーカー宇宙の人間(ファティマ)たちの記録のことかな。
 それを素子姫の殲滅兵器が消す前に「44分間の奇蹟」を起こそう的な意味か?

・「エントランス・ゲートガード」
 漫画「フール・フォー・ザ・シティ」の表紙のイラストでお馴染みの姿。
 超高次元の揺らぎ。デザインズ1では「ゲートキーパー(門神)」と呼ばれた神々の門番。
 クローソーとアトロポスの神の姿でインペリューンとマンティコアのイメージを受け継いでいる。
 星団暦4100年にアトロポスの願いでセントリー・ライブがデルタ・ベルン星を焼き払ったときに
 二人はライブに吸収されたがその後に神になったのだろうか。

・「アルジェブラ・ウェポン」
 次元転移した非物質。「世界創成式」を持つ恒星系殲滅量子兵器。
 NT4月号の扉頁でバクスチュアルが言っていたモナークの素子姫イエッタのことだと思われる。
 連載56~57頁の「追想の門番」の間にいる神様的存在が誰なのか悩んだが
 「量子が描いた娘(イエッタ)」が「赤方のゆらぎ」を放とうとしてるとこか?

〇「ベイジ解放戦」

・本編でベイジ解放戦に入ったらおそらく11巻冒頭の未来の回想シーンが
 改めて描かれるだろうと予想してたがコマ割りまで合わせてくるとは思わなかった。
 11巻と見比べながらどこが変わったのか読むと面白いかも。

・GTM「B4ヒノヒメ」
 MH「B4デストニアス暁姫」に相当。搭乗者はマキシとS.S.L.。
 17巻に登場したが頭部のベンダー・ウィグが戦闘待機状態なのか広がっている。
 戦闘状態になるとさらに大きく展開しそう。

・GTM「カイゼリン」
 MH「ジ・エンプレス」に相当。搭乗者はデプレとコンコード。
 初期はアマテラスのスーパー・イレーザーエンジンに匹敵する
 AD世紀のマシンメサイア「焔星」のエンジンを積んだ一点物のロボットだったが
 変更後は旧ドナウ帝国で4騎作られたカイゼリン型GTMの1番騎となり
 メロウラ(MHネプチューン)やウィリーズ(MHプロミネンス)とは兄弟騎となっている。

・GTM「ラミアス・メデューサ」
 MH「ファントム」に相当。搭乗者はエフィーとレイルゥー。
 MHの頃は「黒」はマドラ、「白」はナイアス、「赤」は剣聖慧茄が使用していた。
 GTMではラミアスの先行試作型が3種作られ
 14巻に登場した「ラミアス・エリュアレ(ハロ・ガロ)」がナオ。
 18巻に登場した「ラミアス・ステンノ」がナイアス。
 そして今回登場した「ラミアス・メデューサ」が2騎作られマドラと慧茄に渡ったが
 マドラは16巻で「騎士相手に戦わない」とラキシスに誓ったので
 代わりにミラージュ騎士のエフィーが乗ることになったようだ。
 この戦いの後フィルモア帝国に返却するらしい。
 「メデューサ」らしく頭部の複数の角が蛇のような眼を付けて後ろに伸びている。

・マキシの「母のミースとアウクソーが死んでも問題ない」発言。
 17巻から登場したマキシは暴走したら危険だが
 ミースに歪んだ愛情を持ちアウクソーにも懐いていたようなので
 この台詞は変更されるかなと思っていたが変わっていない。
 これはミースやアウクソーは好きだけど戦場で死んじゃうのは仕方がないと
 割り切ってしまうファティマ特有の冷徹な判断から来るものだろうか?

・60頁5コマ目のファティマたちは
 上からコンコード(デプレ)、スパリチューダ(バルンガ)、ベルクト(マドラ)、レイルゥー(エフィー)。
 エフィーのファティマ・レイルゥーが初登場。モラード・ファティマ。

・薔薇の剣聖マドラは11巻ではミラージュナンバー「10」を付けていたが変更後は「A」。
 11巻の「45年前と逆」が「44年前と逆」に変更。単純に「44分間の奇蹟」と合わせた?
 ベイジ解放戦は「3075年」のはずだったが「3074年」に変わっている。
 今回の解放戦ではなくマグダルとボスヤスフォートの決着が「3075年」になるのだろうか。
 マキシに対し「犯しても」が「襲っても」に変わってる。これは単純にコンプラ的な変更か?

・マキシは17巻でアマテラスからのお仕置き中に言われた
 「好き勝手にやってると自分の居場所がなくなるよ」という言葉が結構響いているようだ。
 後にスタント遊星攻防戦で戦死したマキシはタイカの女神シル・ミラーによって
 ジョーカー宇宙からタイカ宇宙に再構築され新しい居場所を見つけることになる。

・クリスティン・Vと円卓の騎士たち。
 円卓の騎士は茄里とアラン・リーとナイアス。ジャスタカーク公国のアイオ・レーンも入ってる。
 ファティマたちはマスターの後ろにいないのでどれが誰か混乱した。
 右から町(クリス)、ジゼル(ナイアス)、トゥト(アラン)、ポワトニア(茄里)。
 茄理のファティマ・ポワトニアが初登場。モラード・ファティマ。
 アラン・リーのファティマ・トゥトも初登場。スティール・クープ・ファティマ。
 クリスたちはベイジ解放戦が終わった後の「カーマントー解放戦」まで出番はないと思っていた。
 ベイジ解放戦にこれだけ強力な戦力が集まって果たしてバッハトマ側は対抗できるのだろうか?

2025年8月12日(火)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2025年9月号)

・アワートレジャー社から発売予定の立体モデル「バーガ・ハリBS-R」の紹介。

・扉絵は「ホントにがんばれエストちゃん」の絵。
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(本編)
「第6話 アクト6-1 ベイジ解放戦」

・ベイジ王都解放のために集まるミノグシア連合の騎士たち。
 各国のGTMが博覧会のように並ぶ。

・ベイジ王宮突撃の先鋒はデプレ隊。
 国内外に対し納得できるように誰が旧王都を解放したのかが大事だという。
 ただしバランシェ博士の人質交渉は返答なしで全く進展してない。
 各国のGTMを集めて枢軸側に圧力をかけて王都無血解放が狙い。

・大戦の英雄ヨーンがエストを連れて騎士たちの前に現れる。
 クリスはフィルモア皇帝ではなく親友ジークの言葉をヨーンに伝えて笑う。

 続く。
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・GTM「バーガ・ハリBS-R」のレジンキット。原型は谷明氏。
 元々ヤーボ・ビートが騎乗し騎士に復帰したワンダン・ハレーに与えられた駆逐型GTM。
 淡い色合いが多めなGTMの中で真紅のカラーが目立つ派手なデザインのGTMだが
 14巻のベラ戦ではAFビルドがアークホストに徹していたので戦闘の印象は少ない。
 今回のベイジ解放戦でもハレーとビルドが参戦しているので活躍の場面はあるか?

・「ホントにがんばれエストちゃん」。
 歴戦のファティマスーツをアマテラスの開発用ファティマから取り上げられそうなエスト。
 ファティマスーツのデザインが一番多いであろうエストだがさらに新品で12着用意しているらしい。
 たしか連載扉の4コマでアマテラスが廃棄になったファティマスーツをコレクションしていたな。

〇ミノグシア連合の騎士たち。

・今回はまるで各エピソードの主役級のキャラたちによる懇親会のようだった。
 すでに戦争など終わり戦後の事後処理だけといった雰囲気だが
 この後にとてつもないことが起きそうな予感。

・クバルカン法国 ノンナ・ストラウス政神官長。
 ノンナは戦争の裏で各国にお金を貸し付け経済的支配を目論んでいたが
 フィルモア新皇帝に変わったことでバシル王との連携が取れなくなり
 各国の反発を恐れ戦費の利息を軽減せざるを得なくなった。
 結果的に「慈悲のノンナ」の名と法王の徳のメンツは立つことになったという。
 ただし過去に因縁のあるナイアスに対しては感情剝きだしになってしまうようだ。
 イゾルデが円卓の騎士になったのは「持っていかれた」という認識なんだな。

・フィルモア帝国 円卓の騎士 ナイアス・ブリュンヒルデ。
 ナイアスは元老によるダイ・グ暗殺の陰謀の口封じのために死刑を宣告されていたが
 茄里の要望により助命、名誉回復された。
 アランと共にフィルモア帝国の裏の顔を知る騎士として円卓に入った。
 かつてヨーンをスカウトしていた者としては彼が騎士になり活躍したのはうれしいだろう。

・バキンラカン帝国 ママドア・ユーゾッタ騎士団長。
 クリスとは10巻のバキンラカン帝国のハイランダー授与の時からの因縁で
 剣聖カイエンとの手合いに生き残った同年代の女性騎士として意識していた。
 15巻ではクリスと比べて戦争での活躍に差が出てしまい焦りの感情を見せる。
 GTM戦で黒騎士デコースに完敗してミューズに助けられてからは
 自らの未熟さを自覚したのかクリスに対して素直に賞賛している。

・ミノグシア連合 ナルミ・アイデルマ支隊長。
 14巻のベラ攻防戦でツラック隊支隊長を務めあげた彼女は
(多分にソープやツバンツヒの協力があったおかげとは言え)
 この魔導大戦の最強の騎士団長として名があがるようになる。
 またツラック隊が使用していたGTM「バーガ・ハリKK」は劣悪な環境ながら
 ベラ攻防戦で枢軸軍と戦い耐え抜き勝利したことで魔導大戦「最強GTM」と呼ばれる。
 騎士としての実力はメインキャラと比べれば並みの実力で
 隊長として感情的な言動もあるがそれが人々を前向きに動かしていく。
 そんな彼女をメヨーヨ大帝は戦局を長期的に見れる人物として教授してもらおうとしていた。

・アイシャ・ルーマー女王とミューズ・ヴァン・レイバック法王。
 ミューズから笑顔で挨拶をされて気まずそうな顔のアイシャ。
 アイシャは1巻で恋焦がれたアマテラスの妃の座をファティマのラキシスに取られ
 傷心旅行なのか3話でミューズと出会いナイトグルーピーの真似事をして一夜を共にした。
 さらにアイシャの命の危機にミューズのMH破烈の人形で助けてもらった恩もある。
 もしアイシャとミューズの間に子供ができていたらどうなったのか?とか色々考えてしまう。
 女系血統の天照家王女という絶大な権力を持つアイシャは子を産み血を残す義務があるが
 アマテラス以外の男と夜を共にしても子供は作りたくないというのが譲れない一線か。

 7月号でアイシャはミラージュ騎士退団、ルーマー女王解雇、全てをはく奪されて
 「従帝大宮」となったがソープがいうには色々あるからしばらく内緒らしい。
 なのでまだ世間的にはルーマー王国女王扱いのようだ。

・クリスとアイシャ。
 クリスは16巻でのラキシスの計らいでダイ・グと良い思い出ができたと感謝の言葉を告げ
 アイシャも18巻でレーダー新陛下(ジーク)に一喝されて救われたと礼を言う。
 たまに漫画を読んでてアイシャが全然老けてくれないのでクリスと見間違えそうになる。
 目を見れば違うのだが並んで描かれると分かるが髪の描き方がそっくりだ。

・メヨーヨ朝廷 クラーケンベール・メヨーヨ大帝。
 クリスとメヨーヨ大帝は11巻でフィルモア軍とメヨーヨ軍として互いにMHで集団戦をした仲だ。
 大帝はフィルモア王家マーカス家の跡取りの母から生まれた。
 メヨーヨ側からしたら彼もフィルモアの皇位継承権を持っているので
 いつかフィルモア側に寝返るのではないかと朝廷内で問題に挙がっていた。
 だがフィルモアとの初戦で全力で戦ったことで信頼を得ることになったという。
 13巻で交わしたワスチャとジークとの「ネギうどん友好締結」はこれからも有効らしい。
 今回彼が部下も連れずに来たのは別の理由があるようだが?

・ミラージュ騎士 ヨーン・バインツェルとクリス。
 この二人が仲良く会話する光景が見られるとは思わなかった。
 やはりヨーンがフィルモア新皇帝の親友だというのは大きい。
 ヨーンにジークの言葉を伝えながら声を上げて笑うクリス。
 そんな彼女を見て騎士になって初めて笑うのを見たと涙するファティマ町。
 クリスが子供の頃にいじめてきた同級生を殴り殺して騎士(ハイランダー)になったのが
 10巻の2998年なのでそれから70年以上笑ったことがないということか。

 ヨーンは各国の騎士たちから今大戦の英雄とまで言われている。
 それだけ星団中の騎士たちが映像で見たデコースとの決闘の影響力が大きかったのだろう。

・ヨーンとミューズ。
 10巻でミューズはバーシャを連れたヨーンと出会い彼をクバルカンに誘ったが断られた。
 あの時エストが静の前で記憶を失ったバーシャのふりをしていたと思うと
 確かに静の言う通り「恐ろしいファティマ」だといえる。

・バランシェ博士(ミース)が王宮で人質になっているが交渉に進展はないという。
 いまだバッハトマ側の情報がないので何でこんなことになっているか想像するしかないが
 バッハトマ魔法帝国総騎士団長のデコースが決闘で負けた時点でもう騎士団はボロボロだろう。
 さらに黒豹騎士団長のトモエが副団長のアーリィの裏切りにより殺された。
 これにジィッドが焦ってGTMデムザンバラに相応しいファティマとして
 アウクソーを求めてミース邸を襲撃したとかはありそう。
 さらに17巻でアウクソーの中にいるフォーカスライトが
 全てのGTMを強制リブート(再起動)できるという恐ろしい特性を
 持っていることが明かされたのでそれも関連しているだろうか?
 後はミースに惚れていたアララギ・ハイトがペールによって改造されてないか心配だ。

2025年10月10日(金)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2025年11月号)

・漫画の連載は先月に引き続き休載中。

・NT付録はファティマ・エストのクリアファイル。

・「がんばれエストちゃん」
 内宮高校の制服を着たエストが今後の予定を告知している。
 来年が「F.S.S.40周年」ということで色々企画が進行していて忙しいらしい。

・「永野護 デザイン展」が2025年12月19日から2026年1月12日まで東京・池袋にて開催。
 作者は19巻表紙の展示を間に合わしたいと意気込んでいる。
 自分が以前に行った埼玉・所沢よりアクセスしやすいのでまた観に行こうかなと思っている。

・「フール・フォー・ザ・シティ」新装版。
 新装版用のデジタルイラストも描いているようだ。

・「NTクロニクルF.S.S.(仮)」・「F.S.S.関連ガイド」。
 昔出していた「クロニクル」と「エピソードガイド」の最新版みたいなものかな。

・「F.S.S.リブート」8、9巻。
 13巻以降はあまり目立った連載の書き直しはなかったので
 当時の扉絵や解説に作者の最新の補足が付くくらいだろうか?
 以前はニュータイプのサイズで出したいとも言っていたが。

・連載の再開は12月発売の月刊ニュータイプ2026年1月号になりそうだ。
 「ベイジ解放戦」ではウルトラド派手なGTMが登場するみたいなので楽しみにしてます。

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