ァイブスター物語 15巻分連載時感想

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ファイブスター物語 感想

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18巻(予定) 19巻(予定)

変更された名称、設定
ファティマ一覧

2017年 8月14日(月)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2017年9月号)

・扉絵はなく、いきなり本編。
 今月の連載から15巻収録予定になるかな。果たして作者は連載を休載することなく14巻を出せるだろうか?
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(本編) 「トラフィックス3・パルスエット」

・星団歴3035年 カステポー ノーキシティ ヴラ湖畔。
 ヨーンはミラージュと契約しバハットマとデコースの動向を探っていた。
 パルスエットの服の汚れが気になるが騎士に借りは作りたくない。

・パルスエットの服を調達するためにノーキシティ騎士公社に来たヨーン達。
 ヨーンは騎士登録を受けてないため騎士IDカードがない。
 IDを忘れたというとカステポーでは正式な仮IDカードがあると簡単に通してくれた。
 ファティマの服選びについてわからないヨーンはパルスエットに任せる。

・ヨーンは過去のバーシャとの会話を回想する。
 かつてアドラー星のエルラド島でエスト(バーシャ)はある野試合を見届けた。

・剣聖ダグラス・カイエン対ノルガン・ジークポゥとダイ・グの戦い。
 エスト以外には黒騎士ロードス公とジークの母の璃里、ダイ・グの祖母の剣聖慧茄、
 AFチャンダナ、AFオデットがいる。
 カイエンは技を出して首が飛ばなかったら合格、天位を授けるという。
 しかしエストの目にはカイエンは手合いに不似合いな弱そうな騎士にしか見えなかった。
 カイエンは蟷螂十文字斬(カルバリーブレード)を2発ジーク達の首を狙って放つ。
 ダイ・グがジークを庇おうとするとジークがダイ・グを庇おうとしてお互い庇いあうようになる。
 二人の繋がった腕が両断される。

・カイエンの話からバーシャはヨーンに一見弱く遅く見えるのに不思議な騎士に気を付けろという。
 そしてバーシャ(エスト)が見たのは花の道を歩くジークとクリスティンの光景。

・ヨーンはそのバーシャの忠告を守れなかったことを後悔する。

(続く)
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・ヨーンは3030年にアイシャと契約してから5年もたった。
 しかし彼は自分が騎士なのにまだ「騎士共に借りは作りたくない」とか言っている。

・ヨーンに服を買ってもらえるとドキドキして喜ぶパルスエットがかわいい。

・そんなファティマの服の値段は一般的なデカダンスーツが数千万円。
 中古で数百万円。アシリア・セパレートは一億円以上。
 ミラージュのデカダン・スーツとなると十億円以上、ロジウム・アシリアは数十億円と滅茶苦茶お高い。

・カイエンって11巻で亡くなってからもう何度目の登場だろう。
・そのカイエンの戦いを語るバーシャだがこれは記憶に関してどうなってるんだっけ?
 エストはバーシャの時の記憶を消してしまうがバーシャはエストの時の記憶はあるということか?

・カイエンとジーク、ダイ・グの野試合は13巻でもクラーケンベールが語っていた。
 デザインズ4ではダイ・グが天位を授かるのは2968年、ジークが生まれたのは2974年だ。はて?

・周りに一見弱そうに思われるのに実はものすごい騎士というのはこの作品ではよく描かれる。
 カイエンやデコーズ、ボードなどもAPのエースのヤーボに君と剣を交えたくないと言われてたな。

・最後にエストが見た光景は映画の「花の詩女」のラストシーンだ。
 クリスティンとAF町、ジークとAFエストが花の道を歩く光景だがそれは未来の記憶か。

2017年 9月11日(月)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2017年10月号)

・扉絵はファティマのカレントスタイルの絵と説明。
 エストの内宮高等学校の制服や3100年頃のアマテラスの元にいた時のカレント・スーツの紹介。
・パルスエットのカレント・スーツの説明でパルスエットの髪の毛の色を間違えて描いていたと作者が言っている。
 正直この作品のキャラの髪の毛の色なんてよく変わるので全然気にしてなかった。

・今のところ連載を休止しないで14巻とデザインズ6を出す予定らしい。
 「パルスエット」の次のエピソードはアクト5「影の雨」だとか。オーバーロードが出てくるみたいだが。
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(本編) 「第6話 アクト4-2 トラフィックス3・パルスエット」

・パルスエットの服を買いにきたヨーンだったがパルスエットは自分の服を買ってこない。

・そんな彼らを呼び止めたのはシアン夫人。
 ファティマはマスターがちゃんと指示しないと何も買わない。
 それ以前にマスターがファティマを一人放置して何をやってるのかと。

・只の事務服を着るパルスエットを見て色々と察したシアンはパルスエット用にファティマスーツをくれる。
 ファティマスーツを着て現れるパルスエットに見とれるヨーン。
 お金は払うとヨーンは言うがこのファティマスーツの値段は300万フェザー(15億円)らしい。
 ただのアシリアとも違い「ダブル・アライメント」というアシリアとデカダンのいいとこ取りのスーパースーツだ。
 さらにシアンはパルスエットの服や下着をかわりに買いヨーンの戦闘服までくれた。

・ランド・スキッパーに戻ったヨーン達に典星舎から連絡がくる。
 典星舎執政官 従三位・中納言メレトレは天照家内親王近衛大臣ルーマー女王陛下からの依頼を伝える。
 バハットマ中枢のペールがツァイハイ自治区ルージョン市郊外で枢軸連合と会談をする。
 その会談にまだ知らないバハットマの重要人物が参加する情報を得たので調査しろとのこと。
 警護にいる黒豹騎士団とブリッツェン・フォースを使うフ・リエとル・ゾラには注意しろと忠告を受ける。
 さらに枢軸とは別の怪しい集団がヨーンの動きを探ってるらしい。

・バハットマのニュースを見るとベラの戦いで負傷を負ったジィッドが完治したとのこと。
 ヨーン達はツァイハイ自治区ルージョン市に向かうが後輩のジークと会う予定だったので連絡を取ろうとする。

(続く)
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・パルスエットが贅沢な服を貰えた回。まるでシンデレラストーリー。

・ヨーンはファティマについてちゃんと勉強してほしい。バーシャの時だって大変だっただろうに。
 苦労の絶えないパルスエットだが周りは色々察して助けてくれる。
 それもヨーンの騎士の才能あってこそだがその事にそろそろヨーンも気づくべきだ。
 ヨーンのエピソードは正にそういう成長物語なんだろうが。

・シアンはヨーンの手袋を見て素性を察したらしい。
 ヨーンの手袋はバーシャ(エスト)のファティマスーツの装甲材から作ったもの。
 そのファティマスーツはシアンが作ったものなのですぐにわかったろう。
 まあこの作品の有名ファティマスーツのデザインはほとんどシアン夫人のものだけど。

・シアンがくれたダブル・アライメントはある人のオーダーで騎士服に見えて実はアシリアという
 ファティマとバレると困る人用のものを作ってさらにもう一着作ったものらしい。
 ある人は天照として着るファティマというのは最初アトロポスかと思ったがラキシスのか?

・ツァイハイは4巻でレスターとパルスエットがメイユ・スカと出会ったところ。
 鉱山地区はユーコン財団がリゾート化したらしい。当時のキャラとか出てくるかな。

・黒豹騎士団の説明でデザインズ5で紹介されたアーリィ・ブラストが一コマ登場。そろそろ出てきそう。

・ベラの戦いでのジィッドの作戦の失敗がバハットマのニュースでは都合よく改変され美談にされている。
 ジィッドは完治したようだがあれからのAFニナリスの扱いが心配だ。

・次回はブラック・プリンスことジーク・ボゥが出てくるかな?
 ヨーンを探る怪しい集団、バハットマの重要人物なども気になるが。

2017年10月11日(水)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2017年11月号)

・扉は映画「花の詩女 ゴティックメード」の再上映の宣伝。
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(本編) 「第6話 アクト4-3 トラフィックス3・パルスエット~ブラックプリンス」

・ボォス星 ナン大陸東端 ツァイハイ自治区 ルージョン市。
 かつてはヘリオス超鋼の生成触媒を産出、精製していた鉱山都市だったが
 ビューティー・ペールのユーコン財団によりリゾート地として生まれ変わっていた。

・会談が終わってボスヤスフォートと通信するペール。隣りにはユーゴ・マウザー教授。
 ボスヤスフォートの目的はミノグシアの分断ではなく世界に永久に続く混乱。

・カリギュラはツバンツヒをアマテラスに接触し消滅させられたと判断。
 デルタ・ベルンで調査していたDID6(デイデゼクス)とEV7(エービージーベン)を撤収させる。

・彼らの近くにツバンツヒが女子高生活を満喫しているが気づかない。
 ツバンツヒとシトロン・メナー王女、イーシー・ルーマー王女がハヤシライスを食べに行く途中
 ランドセルを背負って内宮高等学校 小学部制服を着た恋ダウド・バーナーちゃんが現れる。
 一緒に食事に行こうとするがログナーがバーナーは危険だからあまり連れまわすなと忠告にくる。

・バハットマの重要人物を調査しているヨーンだが収穫はない。そこに現れるジーク・ボゥ。
 ヨーンはファティマを連れてることを内緒してくれ言うがジークは桜子とちゃあにバラすという。
 ヨーンとジークがちゃあについてどっちが告るのかという恋話で盛り上がる。
 ジークはちゃあに目が似た少女が夢に出てきてその人物が気になってるらしい。

・フィルモア帝国総騎士団長(エンペラーズ・ハイランダー)クリスティン・Vの出撃を命ずる皇帝の絵。
 「天井がもたない」「ラブを呼んで」とレーダー陛下に助けを呼ぶ声がする。

(続く)
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・まずは映画「花の詩女」に登場し漫画では初登場のユーゴ・マウザー教授(cv三木眞一郎)。
 システム・カリギュラに所属するGTMガーランドでパンター・フレームの開発者。
 彼の話すコーネラ帝国のAF非搭載のGTM「デモール」とはMH「カン」のことだろう。

・ツバンツヒがアマテラスと接触して消されたとどう判断したのかわからないが確定するカリギュラ達。
 ID6とEV7がツバンツヒがこの世にいないとトボトボしょんぼりして落ちこんでることに驚く。
 カリギュラは冷たい組織のようなイメージだが結構仲間意識あるのかな。

・ボスヤスフォートは民に平和と幸福を実感できる世界として戦争を起こし続けたいとうそぶく。
 ここでアドラー星のディ・ヨーグン統一連邦とダスニカ神聖連合の名前が出てくる。
 おそらく魔導大戦が終わっても新たな火種として今回は参戦させないようにしてるのだろう。
 これは次の第7話「アドラー3100」に繋がる話と思われる。

・今回読んでてずっこけたところは恋ダウド・バーナーがすでにミラージュ入りしていたことだ。
 バーナーがミラージュ騎士団に入ることは分かっていたがどういう経緯が描かれるのかなと思ってたから。
 ベラの戦場でスコーパーの力を使ったことに天照が気づいて側に置いたという。
 「この世で行き場のない私」とバーナーはいうが今までどんな生活をしていたのか。
 今は見た目が小学生でしおらしくて可愛いけど成長したら元の身長220cmの恐いお姉さんになるのか
 と思ったらバーナーの説明に(成長するかどうかは不明)と書いてある。どういうことだろ。
 ログナーとは足かけ7000年くらいの付き合いらしい。ツバンツヒの4000歳より年上。
 元カリギュラのツバンツヒがログナーやバーナーの存在をどう把握してるのか気になるが。

・ヨーンとジークが合流。
 お互い騎士の力を持ちながら剣を持たずファティマも持たないので共感し仲良くなったようだ。
 どっちもちゃあが好きと認識してるようだがジークは夢に出てくるちゃあに似た少女が気になってる。
 特徴的な目だというので普通に考えれば天照家の人間だが?

・最後の頁はジークに話しかけてる夢の少女がレーダー陛下(ジーク)に
 ラブ(セントリー・ライブ)を呼んで(マグダルを)助けてと言っているのか?
 クリスティンが「エンペラーズ・ハイランダー」と呼ばれるのは3069年。
 惑星カーマントーの独立蜂起介入戦で詩女マグダルの救出の時のシーンかな。

2017年11月10日(金)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2017年12月号)

・映画「花の詩女 ゴティックメード」に登場したロボット「GTM カイゼリン」の立体稼働モデルが発表された。
 以前から作ってるらしいことは仄めかされていたが随分と時間がかかったものだ。
 写真を見てツインスイングの関節機構などを自分の手で動かして確かめてみたいと思ったが値段は高いんだろうな。
 この後「ZAP」(ZABじゃない)やオージェが駆る「帝騎マグナパレス」も予定してるらしい。

・伝統の九谷焼とのコラボレーションはちょっとよくわからないな。
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(本編) 「第6話 アクト4-4 トラフィックス3・パルスエット~ブラックプリンス」

・ボォス星ツァイハイ自治区の渓谷で戦闘が行われてるとパルスエットが報告。
 ヨーンとジークの二人がその場所へ偵察に向かう。

・顔を隠した私服の騎士7、8人とバハットマの騎士達が戦闘中。
 私服の騎士がバハットマの魔法使いル・ゾラに見つかり攻撃を受ける。

・その戦闘を覗いてたヨーンとジークは魔法使いフ・リエからの攻撃を受けるがなんとか避ける。
 彼女の後ろには5本線のガーランドのユーゴ・マウザー教授。
 フ・リエはジークと、ヨーンはマウザーと戦闘になる。
 ヨーンはマウザーが放つ連弾衝撃波を分身で避けるがさらなる追撃を受ける。
 だがシアンから貰った服の反応式電磁シールドが作動したおかげでダメージを回避。

・そこにバハットマ黒豹騎士団副団長アーリィ・ブラストが現れる。
 マウザーはアーリィにヨーン達に練習台として鍛えてもらえとフ・リエとル・ゾラを連れて帰る。

・その様子を遠くから見るのはさっきの私服の騎士達。
 その正体はフィルモア帝国ノイエシルチス元老院暗殺騎士団氷グループ。

(続く)
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・今回は本編は10ページ。まあカイゼリンの発表があったのでいいか。

・パルスエットは前々回シアン夫人からもらったダブル・アライメントのスーツを用意してるので後で活躍しそう。

・ユーゴ・マウザー教授が顔出しで登場。典星舎が言っていたバハットマの重要人物は彼でいいのかな。
 マウザーはツバンツヒと同じカリギュラに所属する重合人間で騎士でガーランドというチートな人物。
 ヨーン達を天位以上と言いながらも余裕であしらう様から騎士としての強さがうかがえる。
 戦闘を遊んだりして想像してたよりも飄々とした性格のようだ。やはり長生きしてるから退屈なのかね。
 彼の着る流体コートはボスヤスフォートと同じ服で作ったのはアシリア・セパレートを設計したビリジアン博士。
 デザインズ1に載っているが彼もカリギュラに所属し「輪波理論」でその名を星団に残したというがまだ謎。

・アーリィ・ブラストは黒豹騎士団団長トモエの腹心の部下。ビューティー・ペールの右腕とも言われている。

・最後に出てきたのはフィルモア帝国皇女茄里が率いる氷グループの一人。アラン・リー・ファウトゥかな?
 どうやらわざとジークをバハットマ騎士団との戦いに巻き込み暗殺しようとしてるようだ。
 そしてジークも彼らの回避行動と合図で素性に気付いたようだが。

2017年12月10日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年1月号)

・ニュータイプ冒頭で映画の上映イベントとカイゼリンの立体物について、コミック14巻発売日決定の記事。
 14巻は2018年2月10日発売。カバーデザインは来月公開というのでもう描き上がっているのだろう。

・扉絵は恋ダウド・バーナーの大人になった(?)ミラージュ騎士の時の姿かな。
 オージェっぽいラウンド・バインダーが付いてるがイメージなのか実際そういう姿になるのかわからない。
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(本編) 「第6話 アクト4-5 トラフィックス3・パルスエット~ブラックプリンス」

・バハットマの騎士達と対峙するヨーンとジーク。
 ジークは5人の騎士を引きつけるが素手のソニック・ブレードの射程に入ってこない。
 ジークはより射程の長い「無手」を使い騎士達を負傷させる。

・ヨーンはバハットマ黒豹騎士団副団長アーリィ・ブラストの相手をする。
 手数の多いアーリィに驚くヨーンだがアーリィもヨーンの動きに感嘆する。
・アーリィは巴様直伝の「二刀残像剣(ダブル・ブラー)」「開脚四手観音剣」を放つがヨーンは分身で避ける。
 雲が晴れ月明かりが照らされたヨーンの顔を見るとアーリィは一目惚れをしてしまう。
 アーリィはヨーンの名前を聞き負傷したバハットマ騎士達と共に撤退する。

・バハットマ騎士達を追い払って合流したヨーンとジークの前に二人の子供の騎士が現れる。
 フィルモア帝国皇女の茄里と元老院暗殺騎士団氷グループのアラン・リー・ファウトゥだ。
 茄里が突きのソニック・ブレードを二撃放ちヨーン達を分断しアランにヨーンを押さえるように命令する。
 アランも突きのソニック・ブレード「フラッシュ・ニードル(光針剣)」を放ちヨーンを相手する。

・ジークと対峙するのはフィルモアの名を捨てた兄を殺そうとする妹の茄里。
 
(続く)
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・ヨーンが桜子やちゃあ(?)、さらに敵のアーリィにまでも惚れられるなどモテすぎ。
 まあルミナス学園のプリンスだからイケメンなんだろうけど。アイシャも「いい男になってる」と言ってたな。
 肝心のヨーンはバーシャの幻影を追いつつ、ちゃあに惹かれてる感じかな?どれも報われそうにないが。

・アーリィは今回で「開脚四手観音剣」という「母ちゃんキック」や「ねーちゃんキック」などと同じ系統の
 開いた股間に目を奪わせてその隙に攻撃するというアホな技を使いつつ
 ヨーンに一目惚れして自分で股間見せたのに責任取れなどという残念キャラ組になってしまった。
「開脚四手観音剣」は逆に隙だらけで危なそうだが剣聖のカイエン辺りには効くかもしれない。

・今回ジークが使った「無手」はデザインズ5の騎士の間合いを見ると射程がかなり長い。
 相手が負傷程度で済んだのは単純にジークが手加減したからだろう。

・前回登場した氷グループの謎の少女はやはりデザインズ5で公開されたアラン・リー・ファウトゥだった。
 「パルスエット」に出ること。3030年は子供だということ。リボンが同じということで予想したが。
 彼女も茄里と同様、光射剣を使いヨーンを驚かしてるので天位級の実力がありそう。
 腕の立つ幼い子供を狂信的な帝国主義に洗脳させた騎士団が「氷グループ」なのかな?

・ジークは「氷グループ」のことは知っていたようだが目の前の彼女が妹の茄里とは気付いてないようだ。
 何故ジークがフィルモアを去り茄里が兄である彼を殺そうとするのか。
 そろそろフィルモア帝国ブラウ王家の複雑そうなお家事情が語られるだろうか?

2018年1月13日(木)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年2月号)

・単行本14巻は2月10日(土)発売で間違いないようだ。さすがにずれないだろう。

・扉絵は14巻表紙のイラスト。描いてあるのは謎のGTMと謎のファティマシルエット。
 ミラージュマークと草色の天照家の家紋が付いてる。最初は「フォクスライヒバイテ」かと思ったが装甲が違う。
 ファティマっぽいのはシン・ファイア化したファティマとかかな?
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(本編) 「第6話 アクト4-6 トラフィックス3・パルスエット~ブラックプリンス」

・ジークと対峙する妹の茄里。
 帝国の歴史から逃げた負け犬と罵倒しジークを「サイレン」と呼ぶ。

・茄里は剣をジークに向けジークはその剣を避けずに腹で受け止める。
 無手の間合いを知ってるはずのジークが避けなかったことに動揺する茄里。
・アーリィは動揺する茄里を担ぎ作戦完了とし撤退する。

・ヨーンはパルスエットを呼ぶと彼女はすでに近くに来ていた。
 パルスエットはジークの治療を開始し自分の血をジークに輸血する。
 ジークの腕の傷を見てヨーンはかつてバーシャから聞いた騎士の少年だと察する。

・そこに現れたのはジークの母親の璃里。
 こうなるように仕向けた元老バルバロッサに対し激昂するがジークがそれを止める。
 璃里にはジークの顔がフィルモア帝国初代皇帝サイレン(トリハロン)の顔に見えていた。

・ジークは自ら出る言葉が本当に自分のものなのかと悩む。

「ブラックプリンス」終わり。
次号パルスエット3「2羽の小鳥」に続く。
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・このエピソードはメインはジークだがヨーンにしてみれば戦闘経験値を上げる美味しい話だったな。
 自分より強い騎士、騎士級に速い魔導師、変化球の忍者などが特に決着もつけずみんな撤退してくれた。

・アーリィは才能がありながら騎士を蔑み復讐に生きるヨーンに
 下らないこだわりを捨て剣を取りGTMを駆る騎士にならないとデコースに勝てないぞと言う。
 言うことはもっともだが暗殺グループの騎士にそんなこと言われたくないが。

・茄里からしてみれば本来ファイルモア帝国の重責を受け持つべき兄が逃げて
 その重責が自分に押しかかり多くの血が流れたというのでジークを恨むのも仕方がないかな。
 自分でジークを刺しておいて涙目になる茄里。本当はジークを殺す覚悟がなかったか。

・璃里は「オデットが消えたから注意してた」というがオデットとオディールはどう入れ替わっているのだろうか?
 オデットが二重人格で二人のマスターを持つのはわかっているがマスターの許可なく勝手に消えるのか。

・璃里や茄里にはジークが初代皇帝サイレンの顔に写り言葉を残している。
 ジークはその自分の言葉ではない言葉が人を動かしているせいでフィルモアを離れたようだ。
 最初はジークの血に流れる遺伝子が見せた演出かと思ったが本当にサイレンがジークに宿っているのか?
 となると最近の似た例でナオやレンダウドなど超帝國剣聖が星団の騎士にリストアされているのを思い出すが。

・さらに今回ジークが「こんな血はいらない」と思いながらパルスエットの血を輸血されていることが
 今後の状況を変えることになったりするだろうか。

2018年2月12日(月)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年3月号)

・単行本14巻の感想はまた後で書きます。

・NTはコミックス14巻発売で巻頭特集。14巻の解説、作者のインタビューが載っている。
・NT表紙はGTMマグナパレス。最初に発表された時とまたデザインが変わっている。
 頭頂部に小型宇宙艇「スクランダ」を搭載している。これにラキシスが乗って漂流するのだろうか。
 現在はまだワスチャが乗っているだろうから全身デザインが見れるのは結構後かな?

・14巻表紙は謎だったがGTMホワイトモルフォのイメージとショウメだという。
 ショウメはセントリーの幼生でその命の水の力で生まれたタワーのことか。
 GTMモルフォというとモルフォ・ザ・スルタン(MMオージェ)が浮かぶがそれかな?
 でも実際出る時はまたデザインは変わってそうだが。
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(本編) 「第6話 アクト4-7 トラフィックス3・パルスエット~二羽の小鳥」

・とある場所で璃里とAFオデット、その子供ともう一人がまだ幼い運命の三女神達と会話をしている。
 それを窓から覗くのはソープとバランシェ。
 璃里の子供に名前がないというのでクローソーが「ジークボゥ」という名前を付ける。

・ボォス星カステポー サッシャタウン郊外カントリーハウス。
 負傷したジークの別荘には医者や騎士のメイドなどがいて驚くヨーン。
・パルスエットは自分の血がジークに輸血されたことで血統に問題が出るのではないかと懸念するが
 璃里はジークは自分の血を呪っていたのでその血が薄まったことを喜ぶだろうという。
・璃里はヨーンに自分の正体がフィルモア帝国筆頭王家女王ブラウ・フィルモアと明かす。
・同席していたのはファティマ・ガーランドのスティール・クープ博士。
 パルスエットの現場での応急、生体維持の処理を褒める。

・ヨーンと璃里が別荘の外で対峙する。
 璃里はお礼代わりに自分の持つ剣技を見せるという。筋肉の動きを見せるため下着姿になる。
・璃里は「無手」の動きを見せるがヨーンは璃里の下着姿と匂いに惚ける。
・剣を持てばその射程は倍以上にもなる。剣を持たないと決めたヨーンには厳しい事実だった。
 しかし璃里は剣を持たないというヨーンを追い詰めない。
・さらに璃里はヨーンに「ストラト・ブレード(七音剣)」の動きを見せる。
 動揺するヨーンに璃里は歴代黒騎士全ての技、フィルモア、クバルカン、サヤステ家、
 剣聖剣技、古の技全てを伝えようとする。

続く。
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・最初の頁、ソープの髪の毛が前の色になっていたが14巻の解説を読むとGTMの世界になったから
 髪が黒くなったのではなくツッラク隊の時に髪と肌の色を以前と変えていたようだ。

・ジークボゥの名付け親はクローソーだった。
 璃里と一緒にいる人物は普通に考えればその夫と予想されるショー・カムだろう。
 アドラーのバランシェ邸で最後を過ごしたという。
 璃里のお腹の子供が茄里とすると茄里の名付け親はラキシス?

・パルスエットの輸血の件やはり今回で触れられた。
 別にファティマの血が輸血されたからといって血統がどうとなるとも思えないが
 自分の血を呪っていたジークにとってはわずかにも精神的な救いになるだろうか?

・ヨーンはジークの母親の名前を聞いてすぐ強天位騎士だとわかるんだな。
 現在、強天位はヒートサイが引退と共に璃里が引き継ぎ、イオタのジャコーの二人だけ。

・璃里はヨーンの剣を持たない姿勢をジークのことがあったからだろうが否定しないし追い詰めない。
 ただしっかり悩んで後悔しない道を選ぶように諭す。
 ヨーンがデコースのことを追っていることを知ってか「七音剣」の動きを見せてくれた。
 何故璃里が歴代黒騎士の技を知っているのか。
 以前グラードの元にいたエストと会ってるからその時聞いたのかな。
 ともあれヨーンには最高の師匠がついた。
 ヨーンではデコースの相手は厳しいのでは?と思っていたがここまでお膳立てされると
 何としてもデコースに勝ってもらわないといった感じだが。

2018年2月16日(金)

○「ファイブスター物語」14巻 感想

14巻分連載時の感想はこちら。

・13巻から2年半ぶりの新刊発売。
・NT2016年10月号に作者が「連載を休載しないでそのまま単行本を出す」と言っていて
 自分も含め多くの読者が半信半疑だっただろうけど本当に休載せずに発売してくれた。
 作者の筆が乗っているのだろうか?

・表紙はGTMホワイトモルフォのイメージとショウメ。

・連載時と比べて書き下ろしなどは特にない。細かい説明文が省略されてたりする。
・53Pの3コマ4コマ目にGTMの戦闘の悲惨さのナレーションが追加されてる。
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・13巻はいきなり設定やロボットのMHがGTMに変更され膨大な新設定の解説と
 複数のエピソードで伏線を張る巻だったので覚えることだけでいっぱいいっぱいだったが
 14巻はツラック隊のエピソードで一貫してるので読み終わった時の満足感は大きい。

・FSS全体の主人公で語り部のソープとヒロインのラキシスが珍しく活躍しており
 過去に登場したキャラも多く参戦しオールスター感が強い話だった。

・ワンダン・ハレーが騎士を廃業した後にビルドを娶って復帰することは6話冒頭で読者はわかっていたが
 その復帰のドラマをちゃんと丁寧に描いてくれてよかった。

・特にツバンツヒはツラック隊に入ってから色々な人間に関わり多くの影響を受けていく様が描かれ
 ミラージュ騎士団入りしてからのエピローグも用意されてるし彼女が今巻の主人公だったかな。

・今回これだけの大戦闘が行われたのにネームドキャラクターが全く死んでいない。
 これから活躍する沢山のキャラとGTMのデザイン公開するためのエピソードだったともいえる。
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・登場人物紹介ページで初出しキャラ絵とGTMが結構ある。
・GTMではバーガ・ハリBS-R、ハロ・ガロ、ボイスオーバーGA2。
 特にボイスオーバーは連載時はカラーリングがわからなかったがカラー絵で見ると中々格好良い。

・ハロ・ガロは「ゴーゴン型ラミアス(MHファントム)」の一騎でフィルモアでは「ハロ・ガロ・エリュアレ」、
 剣聖慧茄とマドラが使用してるのが「フゥアー・インマー・メドゥーサ」、
 ナイアスが使用してるのは「イー・ズィー・イー・ステンノ」と呼ばれる。

・ミラージュ・ファティマも多く公開されたがまだGTMになってからの
 ミラージュ騎士、ミラージュGTMの設定が載っているデザインズがまだ出ていない。
 デザインズ6は「ツラック隊」関連のようだし。カリギュラ関連も早く出してほしい。

・ラキシスが着ている「ダブル・アライメント・スーツ」がパルスエットのエピソードで
 シアン夫人が言っていた「ファティマとバレないように作られた」スーツ。
 二着しか存在せずもう一着は現在パルスエットが着ている。

・さてデザインズ6「クロス・ジャマー」はいつ出るかな。

2018年3月11日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年4月号)

・NTのカレンダーイラストを描くクリエーターのインタビューで永野護氏が答えている。
 GTMのシルエットが似通っているのは意識的に描いているようだ。
 ロボットのシルエットがみんな違う方がいいという流れが気になっていたらしい。
 似たロボットばかりのところに異形なデザインのZ.A.Pが現れることに意味があるということかな。
 マグナパレスもそんな先じゃないタイミングで見れるらしい。
 現在制作中のデザインズ6でZ.A.Pについて踏み込んで記述されるようだ。

・扉絵はリリの解説。
 とにかく肩書が多く色々な年齢と立場の時のイラストが6種も用意されている。
 作者のお気に入りのキャラなのだろうか?
 円卓の騎士は現在リリしか判明してないが他に騎士でない者もいるらしい。

・現在「デザインズ6 クロス・ジャマー」制作中で減ページ、休載もあるかもとのこと。
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(本編) 「第6話 アクト4-8 トラフィックス3・パルスエット~二羽の小鳥」

・フィルモア帝国アルケイン。
 お館様はアラン・リーに茄里が手にかけたジークが生きていると伝える。

・茄里はジークを刺した時の感触が消えなくて塞ぎこんでいる。
 TVでクリスティンのニュースを見て彼女も上級生を殴り殺した時の感触が残っているのかと疑問に思う。
 するとそこに和魂(にきたま)の詩女ライヒ・ナカカラが突然現れる。
 自分のしたことをクリスに話せばいい。会えなくても考えてわかろうと思うだけでいい。と言う。

・ヨーンはリリとの修行で傷だらけ。体が覚えるまで毎日やるらしい。
 クープはリリにジークの体の心配はないという。リリは遺伝性の病気の心配をしていた。
 ジークの父親はガーランドでも治療不可能な神経が反応しなくなる病気で若くして亡くなった。

・星団歴2972年 聖宮ラーン東宮ラーン教導学院。
 若いリリは自習時間中にパフェを食べて規律を守れと先生に怒られている。
 パフェを投げつけるとそれが男子学生のショー・カムの足に当たる。
 ショー・カムは自己責任とは義務を放棄して逃げることかとリリに言う。
・それからも自由に振る舞うリリにショー・カムは絡んでいき喧嘩になる。
・それを止めるのは沈黙の詩女ナトリウム・フンフト。

続く。
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・まず最初に貫禄のある老婆のお館様とは誰だろう?ポーラ・ボルガ・レーダー王女辺りか?
 レーダー8世と我らの失策とは2989年のコーラス・ハグーダ戦争でのことだろう。
 我らが主君ルーカ様とは2000年代初頭の皇帝ヨミ・ルーカ・レーダー・フィルモア2で
 ルーカの支えであったあの方は後で出てくる和魂の詩女ナカカラかな。
 フィルモアの家系図を見ると入り乱れてて読んでいて頭が痛くなる。

・アラン・リーはケンタウリ家の出身だった。
 ケンタウリ家の汚名というとコーラス3世をファルモアMHサイレンで殺すが作戦失敗したことかな。
 さらにV家の凶状騒ぎと続きレーダー王家の発言力が低下しファルモアのバランスが崩れたと。

・茄里はジークを刺した時の感触に怯えていた。強気の発言が多かったがまだ子供だったということだ。
・そんな彼女の前に現れる和魂の詩女ナカカラ。13巻ではクリスティンの前にも現れた。
 彼女は歴代詩女の中でも目立っている。2000年代の「東宮西宮の乱」やアマテラスの誕生を知り
 当時のフィルモア皇帝ヨミとは恋物語もあったとか。

・ショー・カムがデザインズ5でのキャラ絵と説明文を見た時病弱で気弱そうなイメージだったが
 結構な皮肉屋で嫌味な奴といった感じで驚いた。これからどうリリと関係を深めていくのか。

・詩女フンフトは2961年にコーラス王朝ピアノ公爵と不倫の末桜子を産み詩女は剥奪されている。
 と思ったら別頁に2974年に桜子誕生と書いてあるな。どっちが正解だ?
 後者が正解なら2972年時はお腹に桜子がいる状態かな。

・もう15巻分に入ってから8回目。そろそろロボット分が不足してきたので新GTMを登場させてほしい。

2018年4月10日(火)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年5月号)

・扉頁では「がんばれエストちゃん」と新旧名称対応表が載せられた。
 作者が自分でも訳がわからなくなったようだが正確な情報を出してくれたのはうれしい。
 しかし過去に発表した新設定の名称がもう変わってたり追加されてたりして混乱する。
 とりあえずこの作品では最新設定が正解なのでこれからはこの設定を参考に読んでいくかね。

・セントリーに別称が追加。
・C型コールドアイ・ブリンガーがキャメラートブリンガーに変更。
・F型ファンダウン・ブリンガーの名前が消えフルトリム・ブリンガーに変更。
・F2型はフルトリム(ファルトリム)からフォックス(フォクスライヒバイテ)に変更。
・旧設定のF2型ハカランダ・ミラージュというのがアイシャが魔導大戦で使う予定だった
 MHフレイム・ハカランダだと思われる。

変更された名称、設定←少し修正した。

・先月のお館様はどうやらジェイン・ボルガ・フィルモア女王だったらしく
 姉というのはポーラ・ボルガ・レーダー王女だったらしい。
 デザインズ4にはジェインがモーズの妹となっていたがそれは間違いでジェインはポーラの妹。
 読んでてなんか変だと思ってたよ。設定本での間違いは極力なくしてほしいな。
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(本編) 「第6話 アクト4-9 トラフィックス3・パルスエット~二羽の小鳥」

・喧嘩をするリリとショー・カムを止める詩女フンフト。
 挑発したショー・カムは詩女に怒られ反省しリリに謝罪する。
・それから二人は仲良くなる。
 ショー・カムの家は権力欲と支配欲にまみれた最低な奴らで
 そういう奴らをきちっと裁くため法律家を目指しているのだという。

・その惹かれあう二人を遠くから眺めるフンフト。
 彼女の前に現れたのはカモン・ピアノ・メロディ。その正体は剣聖ハリコン・メロディ。
 元々ピアノ・メロディは存在せず妹のフォルテが兄のハリコンを自分の子としてメロディ家3代目にすり替えた。
 ハリコンのAFタイ・フォンはもういない。いまはAFユリケンヌが側にいる。
 カモンは懐園剣とGTMアハメス(MHエンゲージSR1)がフンフトを守るという。

・サタンを巡る事態は超帝國剣聖、セントリーの力がなければ対抗できないが
 セントリーライブは力が弱まりその後はカラットがリダクションをしてブリッツも力を失う。
 ハリコンとフンフトが封印した後もプロミネンスが継いでくれればいいがまだ子供で目覚めてない。

・フンフトにはすでに子供を妊娠しており先に産む子供はフォルテッシモ、次の子はシングと名付けようとする。
 予定どおりフンフトは不祥事で任を降ろされ「あの地」へと。
 後はムグミカに任せて子供たちはハリコンの見た未来「エンドレス」の元へ導くという。

・2974年。
 詩女フンフトが子供を産み送還されたとニュースになる。
 そんなリリとショー・カムの二人もすでに子供を産んでいた。
 グローバー神官(ヘアードの母親)がフンフトからの手紙を持ってくる。
 手紙には「もうラーンでは守れないから逃げろ」「子供をつれてここに行け」と書いてある。
・子供を連れた二人が向かった先はバランシェ邸。
 ショー・カムを見て「その男が研究素体だな?」と言って現れるバランシェ。

続く。
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・今回驚いたのは詩女フンフトの不倫相手と言われたピアノ・メロディの正体が
 剣聖ハリコン・メロディだったことだろう。
 それも以前発表されていたキャラクター絵よりも成長した姿で現れた。
 剣聖ハリコンが公式に亡くなったとされるのは星団歴2619年。
 おそらくこの時に光のタイフォンと共にモナーク・セイクレッドに行き若い姿のまま星団に戻ってきた。
 しかし3032年時点でハリコンの中にいる超帝國剣聖ララファはコーラス4世に宿っている。
 つまり2974年以降に詩女フンフトとサタン達の封印をした時に剣聖ハリコンは消滅したということか?

・先月号のお館様が言っていたカモン殿というのはこのカモン・ピアノ・メロディのことだろう。
 (エルガイムの主人公カモン・マイロード繋がりでコーラスの誰かかなと思ってたが。)

・今回で歴代詩女と超帝國剣聖、セントリー達でサタンの侵入を阻止してきたことがわかった。
 12巻冒頭でナインがドラゴン(セントリー)と交わした契約とは
 サタンの侵入阻止を協力する代わりに人類はボォス星を借りたということだろうか?

・サタン達は詩女を触媒にこの世に穴を開けるという。
・ライブ(LED)の後にカラット(フェザー)、その後ブリッツ(サンダー)がいなくなることは
 すでにわかっているようでこれは詩女の予言で知ったのかな。
・73頁でハリコンの頭を撫でているのが超帝國剣聖ララファ、次のコマにいるのが剣聖プロミネンスか?
・あの方は何故か無関心というのは天照ことかね。
 6巻でフロートテンプルのヘル・タワーからサタン達が沢山出てきたけどあそこにも「穴」があるのだろうか。
・ナインの超帝國剣聖を星団にリストア、ログナーやセントリー、詩女の存在、天照のZ.A.Pの製造などが
 対サタン(オーバーロード)に集約されている。
・となると詩女の存在を許さず詩女に存在を許されていないボスヤスフォートはサタン側の人間?と想像したりする。
・ただサタン達との戦いは3200年代のスタント遊星攻防戦まで続きそうだ。

・詩女フンフトはすでにの懐妊していてその子供の名はフォルティシモとシングと付けるという。
 つまりアルルと桜子は剣聖ハリコンと詩女フンフトの間に生まれた子供で姉妹?
・この不祥事が詩女フンフトと剣聖ハリコンの予定通りだとすると
 自分を生んだせいで母親が追放されたと思い傷ついている桜子がかわいそうだな。
 桜子は何気に詩女と剣聖の子供でダイバーパワーを持つガーランドと結構な重要人物な気がしてきたぞ。

・ショー・カムの遺伝病にバランシェが挑むようだがその病気に何か大きな謎があるのかな?
 結局ショー・カムは若くして亡くなってしまうのだが。
 先月号のお館様が誰か悩んでいたが今回作者の指摘からショー・カムがバシル・バロバロッサ大王の息子、
 モーズ・ボルガ・レーダー王ってことでよさそう。それならばバシルが孫の茄里を手元に置く権利はあるだろう。

・色々と謎が繋がってきたようでさらに謎の深まる回だった。

2018年5月12日(土)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年6月号)

・扉絵は沈黙の詩女ナトリウム・フンフト。
 説明文を読むと先月号でアルルと桜子が姉妹のように語られたがそう単純な話ではないようだ。
 実の子と別の受精卵を同時に持って胚の発生を遅延化させてバラバラに産むとか。
 何故フンフトはそんな面倒臭いことをしなければならなかったのか?

・さらに金剛様の名前がダイヤモンド・クラック・ニュートラルとクラックの名前が付いたが
 まさかミラージュ騎士団左翼No.21のワスペン・クラックになったりするのかね?
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(本編) 「第6話 アクト4-10 トラフィックス3・パルスエット~二羽の小鳥」

・バランシェ邸でバランシェに会うリリとショーカム。
 バランシェに滞在を許された二人はオデットと運命の三姉妹に出会う。
・ショーカムの病気は神経反応減退症。AD世紀の人体改造の負の遺産。
・夫の病気を知るも気丈に振る舞うリリにバランシェはAFオデットをもらってくれないか?という。
 オデットは前のマスターのダンチヒ公がウモスの内情で内密に引退していて公にしない方がいい。
・リリはショーカムのことを知っていてくれるファティマがジークにいてくれたらと思っていたが
 オデットはリリもジークもお腹の中にいる子も3人マスターと認めるという。

・ショーカムはリリに自分の秘密を語る。
 彼はリリがブラウ・フィルモア女王だと知っていた。
 帝国はブラウ・フィルモア正王家とボルガ・レーダー太陽王国正王家、
 そしてバルバロッサ王家の3つでバランスを取ってきた。
 ショーカムの母は太陽王国筆頭王家ポーラ・ボルガ・レーダー女王。元皇位1位。父はバシル・バルバロッサ。
 ボルガ家不祥事の子としてショーカムはバルバロッサ家に移され
 その事実を知ったリリの父ブラウ・コーネル・フィルモアを陥れ亡き者にしたのもバシル。
 ポーラは自分を責め病みこの世を去った。
 ショーカムの命が長くないと知ったバシルはバルバロッサ家の王子モーズをボルガ家に養子に送り込んだ。
 それでやっとショーカムは自由になりラーンに行ったがそこでリリに出会ってしまった。
 ショーカムの本当の名はワイプ・ボルガ・レーダー。ただひとりのフィルモア帝国皇太子。
 皇位1位のフィルモア帝国皇子。
 ショーカムはリリに3大王家直系全ての血をもつ「三色の皇子」ジークを生ませてしまった。

・バランシェ邸に剣聖慧茄とダイ・グがワイプ皇子の密勅で訪れる。
 ショーカムは王家の均衡を正すためダイ・グ王子を次期皇帝に推挙し子供達の保護を願い出る。

・場面は現代に戻る。クープ博士はリリに伝えたいことがあるという。
 ジークの父の病気は100年に一度、まれにしか現れないはずだが決して出てはいけない方に発症したようだ。

・肩の調子が悪いダイ・グ。それをらしからぬ眼で見つめるAFチャンダナ。

「パルスエット~二羽の小鳥」終わり。
続く。
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・今月もデザインズ4のフィルモア王家家系図を見ながらでないと混乱しそう。
・前回の感想でショーカムの正体はモーズだと予想したがモーズはボルガ家に出した養子で彼はワイプだという。
 しかしデザインズ4のモーズの説明だとポーラとバシルの間に生まれた二重の青い血を持つというのは
 やはりショーカムのことだろうから設定変更か意図的にワイプを隠したかな?
 
・AFオデットについて説明がされた。
 ファティマ以前のガス生命体シン・ファイアは行動をデータ化して記録として残す。これが輪波理論。
 これを多層レイヤー化して組み込めばリリとジークと茄里を3人同時にマスターと認める。
 その結果、二重人格的な性格が現れる。それがオデットとオディールだ。

・バシル・バルバロッサは帝国のパワーバランスを自分の手に置くために色々と画策していた。
 その力を押さえる手段と生きた証としてショーカムはリリに近づきジークを産ませたのだが
 それは結局自分のエゴで父バシルと同じことをやったのではと悩んでいた。

・ジークは剣聖慧茄とダイ・グと一緒にエラルド島に一時保護されるのだがカイエンとの野試合をした後、
 リリは茄里がバシルに強引に奪われて狂気の目で剣聖慧茄に3度目の立ち合いをする。
 そんなリリを見てジークが母の元を去ったという流れかな。

・ジークの正体はサイレンの名前を継ぐ皇位1位の皇子。
 おそらくダイ・グの後のフィルモア皇帝レーダー9となるだろう。

・そのダイ・グが若くして亡くなるだろうことは前から伏線を張っていた気がするがついにその兆候が見え始めた。
・本来ダイ・グからすればサイレンの名を継ぐジークを守るべき対象として見てきたのだが
 結果自分がジークの父ショーカムと同じ病気で亡くなってしまうとしたら皮肉な話だ。
 これをクリスが知ったらどう行動するだろうか?

・茄里をあやすバランシェがおじいちゃんっぽくなっててかわいいやら悲しいやら。

2018年6月10日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年7月号)

・月刊ニュータイプは通巻400号スペシャル。
・表紙はツァラトウストラ・アプターブリンガー。B2ポスター付き。
・FSS巻頭特集ではコミック14巻のWebアンケートの結果が発表されている。
・GTM1位はZ.A.P。特に活躍してないが見開きカラーとアンクル・クレーンのインパクトが強かったか。
 キャラ1位はツバンツヒ。作中の活躍からすれば納得かな。ファティマ1位が令令謝なのは意外だった。
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(本編) 「第6話 アクト4-0 トラフィックス3・パルスエット~プロローグ」

・ボォス星ナン大陸南端コーネラ帝国 重産業都市ビス・コーネラ。
 (ヨーンがシーブルに向かう少し前)
・GTM SBB-00 デモール・ゾロ カナル・コード・エリアナイン。
 エトラムル型ファティマを搭載する新型GTM。
・それを眺めるビリジアン博士とバルター・ヒュードラー博士。後ろにはマヨール・レーベンハイト。
 ビリジアンはダイアモンド博士のことが話題になりマウザー教授に聞く。
 ダイアモンドは長い間空間のひずみに捕まっていたがスタント遊星のバスターの出現で押し出され
 たまたまマーク2で調査中だったマウザーが拾った。
 記憶がないとか色々ぶっ壊れていて面白かったからマウザーの騎士の名を貸したという。
・デモールの実戦のモニターにはマウザーのAFベルダに任せる。
 マウザーもGTM X-13(ボルドックス)「カンポデルテンシェロ」で補助に回る。
 ザームラント騎士団がマウザーの配下として待機していて3騎のデモールはそこに編入する。
・ビリジアン博士は騎士として行くマウザー教授に「クラック(ぶっこわれ)」と呼ぶ。
・マヨールが「実戦か」と自分のエトラムル型ファティマの名を呼ぶと笑うロンド・ヘアライン。

「パルスエット~プロローグ」終わり。

「第6話 アクト4 ステージ2-1 スプラウト・ソング~ショウメ」

・星団歴3036年ミノグシア南部 ギーレル王国王宮。
 ファティマ静の持つサンダードラゴンから貰ったドラゴンドロップの光が消えていく。
・カステポーではセントリーのブラウ・ブリッツ(サンダー・ドラゴン)が弾ける。
・聖宮ラーンでは詩女フンフトと楊貴がそれを感じ取りハリコンの名前を呼ぶ。
・ウエスタ太陽系惑星アンスリノ付近でセントリーのパルサー・フローラ(ジェット・ドラゴン)が現れる。
・ナン大陸東センターシーにもセントリーのマグマ・バイブレーション(アース・ドラゴン)が現れる。
・カステポー旧北部マグダル跡には旅をするアトロポスとすえぞう。
 静、フンフト、アトロポス、そしてクーンが空を眺める。
・とある場所でセントリー・ブリッツの新幼生ショウメが誕生する。

続く。
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・今月は増ページかつ大ゴマ、カラー見開きを使いショウメ誕生を神秘的に描いていてよかった。
 話も新展開に入りこれからショウメと命の水奪還に戦いが入り乱れると思うとワクワクしてくる。

・コーネラのくだりはパルスエットのエピローグじゃなくてプロローグなのか?
・GTMデモール・ゾロ(旧設定のMHカン)だがカナルコード・エリア・ナインの名前はそのまま残っている。
 黒色2本角な所はカンっぽいがまだネイキッド状態のため戦闘用装甲が付けられたらまた印象が変わりそう。

・デザインズ1に紹介され以前から名前の出ていたビリジアン博士が初登場。
 先月バランシェが言っていた輪波理論で名を残しヘリオスを繊維にしてアシリア、流体コートを作った。

・前回ダイアモンド・クラックという名前から金剛がミラージュ騎士団に入るのかと思ったが
 なんとダイアモンドを助けたのはマウザーでクラックの名前は彼の騎士としての名前でそれを貸したのだという。
 ミラージュ騎士団のクラックはザームラント騎士団に所属するAFベルダ持ちの騎士という設定なので
 マウザーがミラージュ騎士になるのか?まあ金剛がミラージュ入りするよりそちらの方が自然な気もするが。

・何気にAFベルダが本編初登場。以前はミラージュ騎士のティンのパートナーだったが出番がなかった。
・ロンド・ヘアラインも初登場。バランシェが作った珍しいエトラムル・ファティマ。

・ついにセントリーの幼生ショウメが姿を現した。
 13巻のモラードが言うにはブリッツの新幼生はいままでの幼生とは全く異なるらしい。
 ドラゴンの幼生は羽根の生えた恐竜型が多かったが今回は翼の生えた人型の少女のような幼生だ。
 その絵は過去キャラクターズ3ウォータードラゴンで発表されたイラストに似ている。
 モラードは命の水をどのように使ってファティマタワーを作るのかね。

2018年7月11日(水)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年8月号)

・扉絵はミラージュ騎士レフト№21のワスペン・ナンダ・クラックとZ.A.P.の騎体数字表。

・先月号でマウザー教授の騎士としての名前がクラックと判明し今回の絵でミラージュ入り確定でいいだろう。
 何故か変なマスクしてるけど誰かに顔を隠してるのかな。ツバンツヒ辺り?
 今のところカリギュラ所属でバハットマにも協力してる敵キャラだが入団は魔導大戦後だろうか?

・ツァラトウストラ・アプター・ブリンガーのテールコード(騎体数字)が公開された。
 レッド・ミラージュと同じようにミラージュナンバーと騎体のシリアルナンバーは無関係なので混乱する。
・スペクターが出撃前に転んで大破した設定はまだ生きてたんだ。壊したのはポーターのせいになってる。
・ログナーは自分の乗る騎体全てに「雷丸」と付けてるらしい。
 Z.A.P.が「雷丸その四」、マーク2が「雷丸その五」、破烈の人形は「雷丸その六」だとか。
 ダイアモンドに作らせたマイティ・シリーズの一騎とナインの元にいた頃の群青のシュッツィエン、
 それ以前に1騎「雷丸」がいるのだろうか?
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(本編) 「第6話 アクト4 ステージ2-2 スプラウト・ソング~漆黒の誘い」

・セントリー・ブリッツから生まれた新幼生ショウメ。
 空を飛んでどこかに行ってしまう。

・ミノグシア連合南部 シーゾス王国首都スクワルト。
 オードラ北部で枢軸の三つ星傭兵騎士団、ザームラント騎士団の動きがあるので
 バキン・ラカン帝国ママドア・ユーゾッタ騎士団長に動きを封じてもらいたいと要請。
・ユーゾッタは戦果をあげるクリスややっかい払いばかりさせられる自分たちに町の中で憤る。
 そんなユーゾッタに一人の老人が戦の話を大声でするのは市民が怯えるのでひかえてくれるように忠告する。
 忠告に感謝するユーゾッタが立ち去った後、老人はミマスの名を口にする。

・ミノグシア連合本部 スバース市。
 マギー・コーター博士がバーガ・ハリ・スクリティ12騎を特殊装備から汎用GTMに改装。
 ランドはアイシャからベラでの戦いでの顛末を聞く。
 バルンガはアイシャにアイデルマ支隊長の処遇について相談する。
 連合のナルミの扱いが低すぎるとベラから不満の声が出ている。
 ベラだけでなく北部ミノグシア、A.K.D.やコーラスとも繋がりを持ったナルミが
 英雄視されて政治の邪魔になり国家に殺されるのを恐れているようだ。

・ギーレル王国。
 国王ローマ・ギーと会談するアルル王女。
 ギーレル王国は詩女を中心とした国家で旧ハスハントの傘下ではない。
 しかし現在詩女とラーンはフィルモアの支配下にある。
 コーラスがベラに介入したことでアルル王女の名誉も回復した。
 国王はスクリティ隊駐留を許可しハスハント・シーゾス国境に変な動きがあることを伝える。
 アルルは旧ハスハ分裂にギーレル王は準備していてフィルモアとクバルカンに何か密約があったのではと疑う。
・そんなアルルの前に現れる桜子。
 自分たちが姉妹(?)と知らず桜子は気さくに自己紹介してアルルのユリケンヌを診てあげるという。
 アルルは桜子が生まれる前に会っているという。
 魔剣に支配された自分と超帝國剣聖ララファ様から逃れられないコーラス王朝。
 この呪いを解けるのは詩女様だけだと父ハリコンはアルルに言ったという。

・レイバック枢機卿に言伝を頼みに静の前に現れる老人。老人を見て驚き嬉しそうな顔をする静。

・ハスハント南部シーゾス国境付近。
 ホルダ31ユーレイがいることに驚くビリジアン教授とヒュードラー博士。
 マウザーが輸出型ホルダ31-Kを開戦前に3騎買っておいたという。

続く。
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・新幼生ショウメは言葉にならない声を発し空を飛んでどっかに行ってしまった。
 幼生の場所は詩女やスコーパーの力があればわかりそうだが誰が最初に接触するのか。

・ママドア・ユーゾッタが久しぶりに登場。クリスが活躍していて焦っているようだ。
 周りの評価や戦果ばかり気にしているところはまだまだ未熟か。

・スクリティは索敵・密偵能力に特化されていたが大戦用に汎用GTMに改装された。
 14巻に登場したものより少し装甲が変更されている。そろそろ全身の絵が見たい。

・15巻分の原稿が結構溜まってきたけどアイシャの出番がまだないなと思ってたら自然に出てきた。
 アマテラスは感情で動く人間には理解を示されるというアイシャ。
 普通なら逆で感情で動く人間の方が厳しく処罰されそうだが。
 アイシャとランドは自分が大戦に参加してるからだしシャーリーもクローソーが止めなければ殺されていた。
 そもそもこのアイシャのアマテラス評は合っているのだろうか?

・アルル・フォルティシモ・メロディ王女とナトリウム・シング・桜子の出会い。
 桜子は知らないようだがアルルは自分たちが同じ母親フンフトから生まれた姉妹と知っているようだ。
 自らが持つ神剣懐園剣を魔剣と呼びララファから逃れられないコーラス王朝を呪いと呼んでいることに驚いた。
 確かに自分も元ある人格を無視してリストアされてくる超帝國剣聖達は迷惑だなと思ってたけど。
 この呪いを解けるのは詩女様だけだと父ハリコンはアルルに言ったようだが
 これはララファとハリコンは別人格として確立しているってことかな?

・前聖帝ミマスと繋がりを持つような謎の老人。静が老人を見ると驚きすごく嬉しそうな顔をしている。
 バランシェやソープ以外でこんな顔をするとなるとこの老人の正体は静の前のマスター、
 剣聖ヘリデ・サヤステの子孫で静と破烈の人形でMHバッシュとエストを倒したというアルテン・サヤステかな。

・マウザーが買っていた輸出型ホルダ31-K。フィルモアは自国の主力GTMを輸出してるのか。
 見た目もユーレイそのものなのでフィルモア帝国と間違われそうだが。

・アオリ文を読むとそろそろGTM破烈の人形が出てくれるかな?

2018年8月11日(土)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年9月号)

・扉絵はファティマ・マドリガルとロッゾ帝国筆頭騎士団ヴーグラ AFアシリア・セパレート(S型)。
 ページのネタが尽きてきたのでデザインズ6「クロス・ジャマー」からのイラスト。

・「クロス・ジャマー」はベラ攻防戦のキャラとGTMのデザインと
 連載中の「パルスエット」、「スプラウト・ソング」からのデザイン画を準備中らしい。
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(本編) 「第6話 アクト4 スプラウト・ソング」

・ハスハント南部シーゾス国境付近。
 輸出型のホルダ31ーKを見て驚くヒュードラー博士。
・マウザー教授に毎年支払われる軍事ロイヤリティーは小国の軍事予算並み。
 マウザーはボルドックスや多くのGTMのエンジン、フレームのパテントや売り上げ。
 ビリジアンもアシリア繊維やGTMの制御システム、ファティマやエトラムルの売り上げがある。
・今回のデモールのテストはホルダ31とボルドックスと同じ戦場で戦うことでで基本設計の洗い出しをする。
・ザームラント騎士団はブーレイ騎士の選抜したプロ。
・戦力はボルドックス・ジェーム6騎、ホルダ31K3騎、デモール・ゾロ1騎、デモール・バイプス2騎。
・ヒュードラー博士はかけ出しの自分に何故これだけ尽くしてくれるのかと聞くと
 ビリジアンは「若きGTMガーランドとその可能性」と言う。

・コンシール・キャノピーを張りデモール・ゾロがフル装甲で出撃。
 測定管2本を頭部にもつのがデモール・ゾロSBB-00で他の2騎と情報をリンクする。
・相手のシーゾス国家騎士団でテストになるのかとビリジアンが聞くと
 マウザーは満足するデータを取るために情報を流しまくったらしい。
 自分達が枢軸の先鋒でシーゾス、ギーレルを北から攻めると。ロッゾにも動くフリをしてもらった。
 おかげでスバース隊の一部とラカン騎士団がここに向かっている。
・バハットマの考えはベラ戦以後停止した全戦線の活性化。ハスハントを休ませてはならない。

・デモールを眺めるマヨール・レーベンハイト。
 バランシェのエトラムル型AF「ロンド・ヘアライン」と
 ビリジアンがデモールのために開発したエトラムル「ブラス・シャーレ型」。
 エトラムル型はファティマより性能は劣り外見で避ける騎士は多い。
 だがデモールの登場はその偏見を変えるかもしれない。
・ファティマの欠点。騎士の数だけ作られてもそれが均等に騎士には行き渡らない。
 GTMとの信号会話に使われる輪波理論はかつてのシン・ファイアに
 近いロジックを持つエトラムルの方が処理は早い。
 問題はファティマと騎士の相性による直感的な選択反応の圧倒的な差。

・このままデモールと共にエトラムルが進化すれば戦力が安定化しメンド臭いコミュニケーションも不要だ。
 とマウザーが言うと「エトラムル型に乗り換えられますか?」とベルダが静かに怒る。
 ベルダのご機嫌取りのためにマウザーがカリギュラの調達部隊にかき氷のマンゴー雪月花を注文。
・実戦テストに不安なヒュードラー博士にマウザー教授はエサに釣られて
 面白いものが来たらこっちも面白いものを用意してあるから心配するなという。

・コンシールされた戦場を肉眼で眺める騎士とファティマ。(おそらくマエッセンとプーウラ)
 最高機密コードの送受信を確認するが内容はかき氷200人前とか謎の暗号なため様子見をする。

続く。
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・今月は10ページ。マウザー教授、ビリジアン博士、ヒュードラー博士による
 エトラムル型ファティマに対する見解みたいなものが語られた。

・この漫画のエトラムル型ファティマの扱いは1巻でソープに「動きに優雅さがない」なんて
 言われてしまっているが兵器として考えるとコストが高く騎士を選び精神の安定性がない
 人型ファティマの方が扱いに困るだろう。
 そういう意味ではヒュードラー博士達の試みは間違ってなく今後3900年代から人型ファティマが減少し
 エトラムル型ファティマが主流となるという年表の事実からわかる。

・ビリジアン博士が思いのほかまともでマウザー教授に対する突っ込み役みたいな立ち回り。
 そして眼鏡を取ると意外にかっこいい。ヒュードラー博士がときめいている。
 彼がマウザーやツバンツヒのように重合人間という設定はないが何歳なのだろうか?

・マウザーのファティマ・ベルダはフローレスだった?
 前のマスターはミラージュ騎士レフトのティンだったしまともなファティマじゃダメか。
 作ったのはエーロッテン・ニトロゲン博士だがマイナーだな。
 他のファティマはヴーグラ騎士団総騎士団長ダックナード・ボア・ジィのAFネロスなど。
 いまだフローレス・ファティマの基準がわからないな。
 ちょっといかれた騎士にも付き合える精神性を持つファティマだろうか?

・最後に出てきたのはおそらくミラージュ騎士団入りしたビット・マエッセンとそのAFプーウラと思われる。
 8巻でルンの乗るシュペルターに負けてからアイシャに拾われたらしい。
 それから生死をさまよい10年後リハビリをし復帰。
 デザインズ5ではグリース王立内宮高等学校出身でアイシャの後輩とわかる。
 正直現在の化け物揃いのミラージュ騎士団の中では普通の騎士といった感じだが大丈夫だろうか?
 ルンに負けた経験が生かされて強くなったりしてるのかな。博士号も持っているのでリィの代わりとか。

2018年9月11日(火)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年10月号)

・扉絵はフローレス・ファティマたちの紹介と解説。
 フローレスになれるのが生い立ちや活躍などの「評価」ならわかるのだが
 生まれ持ってフローレス扱いされてるメガエラとかはどういう基準かわからないな。

・先月判明したベルダは「ラ・ダンディライオン・ベルダ ~たんぽぽのベルダ」と言われる。
 フローレスの理由がガリュー・エトラムルが作った最高レベルのファティマだからだという。

・さらに町が「サイレン・ザ・アイス・カイゼリン ~氷壁のファティマ町」と後年フローレスになるようだ。
 クリスティンと町がGTMカイゼリンに乗ることが後々ありそう。
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(本編) 「第6話 アクト4 スプラウト・ソング」

・戦場を監視するミラージュ騎士レフト№17のエィブロゥ・ビット・マエッセン男爵。
 パイドパイパー規模のカンクルッペでも50名程度なのに
 確認できるGTM8騎に対して200人と多いことが気になっている。

・そのマエッセンを遠くから見つける御隠居と呼ばれる老人。
 彼を始末しますかと提案するクバルカン法国ローテ騎士団バレフィラ副団長とAFイグリド。
 御隠居はマエッセンはローテ騎士団とゆかりのある人物で前騎士団長オドリやノンナも悲しむという。

・マエッセンからの報告を受ける天照家典星舎中納言のメレトレ。
 枢軸バハットマがらみならヨーンを回したいところだが
 現在フィルモアの女王のところにいるため天照のご意向を仰がねば判断できない。
 それよりマエッセンが自分と幼馴染みだからといって「ちゃん」づけで呼ばれるのがつらいようだ。

・シーゾス・オードラ。
 シーゾス国家騎士団のGTMハーミトンを眺めるママドア・ユーゾッタ。
 この数日で戦闘が3回、5騎やられた。敵はボルドックス・ジェームでこの国家騎士団では手に余る。
 南西部ではハスハントのスバース隊が移動している。北の戦闘が陽動であった場合の保険だろうと。

・バキン・ラカン騎士団が移動してきたと報告を受けるマウザー達。
 かき氷の話題で話をするビリジアン博士とAFラ・ベルダ。
 ベルダが前のマスターのティンを失ったとき精神的に追い詰められて
 ビリジアンのところにお世話になりたいと言ったという。
 ビリジアン博士はベルダの父エーロッテン・ニトロゲンと古い付き合い。
 だがよくミラージュ騎士団がベルダを引き渡してくれたとビリジアンは意外に思う。
 ベルダは天照陛下は私たちファティマの望んだことを絶対に反故にしない方だという。
 そこでマウザーがふさぎ込んでいたベルダにかき氷を出してくれた。
 マウザーはそれまでシン・ファイア搭載GTMしか乗らなかった。
 コーネラのGTMを手伝えとやって来たが実はベルダにも興味があったのだ。
 ベルダはエトラムル型ファティマを最も知るファティマだから。
 エトラムルを作ったのはガリュー・エトラムル。だが彼はその比較に最高レベルのファティマを作った。
 それがロッゾ総騎士団長ダックナード卿のAFネロスとAFベルダ。
 AFガーランドのエーロッテン・ニトロゲンはガリュー・エトラムルの本名。
 ベルダはそのファティマとエトラムルの決定的な差がこの戦いで出てしまうかもしれないという。
 同じバランシェ公のエトラムル「ロンドヘアライン」と
 ラカン騎士団旗騎GTMホウザイロのオーロラが戦えばよりはっきりと。
 バルター博士には酷だがマウザーはその差をあぶり出すつもりだ。

・戦闘に出るバキン・ラカン騎士団。
 ママドア・ユーゾッタが乗るのはGTMホウザイロⅡ(MHクルマルス2 ヴァイ・オ・ラ)。
 オーロラはGTMボルドックスに混じる別のGTMの音の中にホルダ31ユーレイを発見する。
 フィルモアが何故ここにいるのかと焦るユーゾッタ。
 オーロラは輸出型ユーレイの可能性があると進言するがユーゾッタは混乱してしまう。
 そこに現れる新型GTMデモール・ゾロ。

・ラカン騎士団がホルダ31型と謎のGTMと交戦中で援護要請が来ていると報告を受けるゾンタ・クルーエル。
 マルコンナ隊は開戦時裏切られて半数がナカカラに逃げた。残されたものは西から攻められ危機になった。
 あの時のように二度と首都は手薄にはしない。マルコンナ隊は北に向けない。スバース隊も動かさない。

続く。
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・今回の話はマウザー側が主役な感じがしてきた。
 あとエトラムル型ファティマの性能や行末についてとかがメインかな。

・御隠居(アルテン・サヤステ?)はマエッセンのことをよく知っているようだが
 クバルカン関連で何か接点あったっけ?

・天照家典星舎中納言のメレトレちゃんとマエッセンは幼馴染。
 まあこちらはマエッセンがグリース出身なのでありえた話だが。
 軍司令と同等のメレトレだがミラージュ騎士は天照の代理としての絶大な権力を持っているので逆らえない。

・ママドア・ユーゾッタは一応天位騎士なのだが精神的未熟なところが強調されてる。
 まだ発展途上なんだろうけどもう少し騎士としていいところが見てみたいな。
 AFであるオーロラはしばらく苦労しそう。

・早速スカート姿になっているバルター博士。あれ?なんだか可愛らしく見えてきたぞ。

・かき氷話からベルダとマウザーの出会い、そしてエーロッテン・ニトロゲン博士の話になる。
 なんとベルダを作ったエーロッテン・ニトロゲンはガリュー・エトラムルの本名だった。
 先月の感想でマイナーと言ってすいません。しかし最近キャラの別名で出るの多すぎじゃない?

・マウザーはベルダを娶るまでシン・ファイア搭載のGTMしか乗らなかったらしいが
 やはり性能的にはファティマ>エトラムル>シン・ファイアになるのだろうか?
 マスターを失って落ち込んでるベルダにかき氷を差し出すマウザーっていいシーンじゃないか。

・今回でた新GTMはバキン・ラカン騎士団旗騎GTMホウザイロⅡかな。丸い曲線の多いGTM。
 旧設定の7巻で登場したMHクルマルス2(ヴァイ・オ・ラ)だと思われる。

・いまのところラカン騎士団が混乱してマウザー側が優勢に見えるが
 ファティマとエトラムルの間にあるという決定的な差がどれだけ戦闘に影響を与えるのか?

2018年10月11日(木)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年11月号)

・扉は映画「花の詩女」の再上映ということもあって
 音響監督・坂口由洋氏とリレコーディングディレクター・佐藤忠治氏のエピソードが語られている。
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(本編) 「第6話 アクト4 スプラウト・ソング」

・GTMホウザイロ・グロウダインとGTMデモール・ゾロが戦闘になる。
 ラカン騎士団団長のユーゾッタはユーレイと新型GTMの登場に動揺し指示を出せなくなる。
・ユーゾッタのAFオーロラはマスターにいつまでウソくさい騎士団長ごっこをやっているのかと発破をかける。
 これで負けたらユーゾッタの履いてるくまちゃんパンツが星団中に晒されますよと。
・オーロラのおかげでユーゾッタは普段の調子を取り戻しデモールに応戦する。
 部下達にはここで負けても援軍をよこさないマルコンナ隊に責任を押し付けるので
 安心して私を守り抜いて死んでくださいといつもの身勝手で性格の悪い団長に戻る。
・ユーゾッタは正面6騎全て止めて部下たちには右翼のGTMを叩いて穴を開けて脱出しろと指示する。

・そこにスバース隊のGTMバーガ・ハリBSとBS・コブラが加勢にくる。
 乗るのはアード・ゼニヤッタとAFエベレスト、ヒン・モンダッタとAFカプリコーン。
 マルコンナ隊が全く動かないので自分たちの判断で来たという。
 ランドはマルコンナ隊に代わりに第2大隊を回すとウソを伝える。
 今は数的に有利だが先程から南部戦線全域におかしな動きがあるので気を抜くなと。

・スバース隊が来たことがビリジアン博士達にも伝わる。
 バーガ・ハリBSコブラが2騎、バーガ・ハリBSが18騎。
 ビリジアンはマウザーにデモールを退かせろというがマウザーは最高のデータが取れると聞かない。

・ラカン騎士団の形勢は有利となるがユーゾッタはスバース隊に手柄を取られたら
 「麗しき美人騎士団長」のニュースが消えると角なしのデモールを壊し捕獲しようとする。
・ホウザイロの攻撃でデモールの002号の左腕スイングが損傷するとそのエトラムルが怖がる。
・GTMデモールのファティマがエトラムルだと気付くオーロラ。

続く。
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・今回の戦いではユーゾッタはあまり良いところ見れないかな?と思ったら
 オーロラが彼女の動揺を払い天位騎士としての実力を取り戻させてくれた。
 この辺の対処の自由さはバランシェ・ファティマならではだろう。
 まだスカートの中に剣(ガット・ブロウ)をぶら下げられていたのか。意味あるのか?

・ユーゾッタは子供時代に比べて落ち着いたものだなと思っていたがやはり無理をしていたようだ。
 出撃前にカイエンに会った時のくまちゃんパンツに履き替えて剣聖の力にすがるくらいに。
 柄でもないのに部下を守ることや騎士団の地位のことだの考えて本領を発揮できなかった。
 いつもの調子に戻ってから喋り方も子供みたいなお嬢様言葉に戻っている。
 本当は身勝手で性格の悪い団長だったようだ。

・ユーゾッタの乗るGTMはゼビア・コーター公のライオンフレームGTMで
 かつて剣聖スバースが使ったといわれる「ホウザイロ・グロウダイン(MHクルマルス2 ヴァイ・オ・ラ)」
 今回で全身が見えて丸みがあって中々まとまったデザインで好き。ヴァイ・オ・ラの面影はないけど。

・スバース隊の援軍として来たアード・ゼニヤッタとヒン・モンダッタ。
 単行本9巻で初登場した時は子供だったがやっと騎士として戦場に立つようになったと感慨深い。
 AFはどちらもモラード・ファティマのエベレストとカプリコーン。
 パワーゲージも2AやAが多く入っていてさすがといったところか。

・GTMデモール002号のエトラムル「ブラス・シャーレ型」が子供のように怖がっている。
  恐らく初陣だからと思われるがすぐにオーロラは相手がエトラムルだと気付いた。
 今月のオーロラのマスターに対する緊急時の対応力、相互性の差もあると思うが
 これからAFとエトラムルの決定的な差が描かれるのだろうか?

2018年11月11日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2018年12月号)

・扉絵はミノグシア連合 スバース隊GTM バーガ・ハリBSコブラ。
 肩のアイドラ・フライヤーが蛇のコブラの形に見えるのが印象的。
 カラーリングのせいか他のGTMと比べてMHのA・トールのイメージが強く残っている。

・「デザインズ6 クロス・ジャマー」の作者の作業が終わり近いうち発売日が知らせられるようだ。
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(本編) 「第6話 アクト4 スプラウト・ソング」

・ユーゾッタのGTMホウザイロがGTMデモール002号を捕獲のため左腕を攻撃すると
 デモールから「コワイ」という声が発せられる。
・エトラムルが怖がっているのかとマウザーが疑問に思うと
 ベルダが攻撃を受けたデモール002号の感情が表に出ているという。
・ビリジアンが言うファティマとエトラムルの決定的な差とは
 ファティマはGTMの「母」となれるがエトラムルにはなれないこと。

・スバース隊のGTMバーガ・ハリBSコブラとザームラント騎士団のホルダ31Kがぶつかる。

・後退するデモールを追いかけようとするユーゾッタ。
 しかし突然の右からの攻撃でGTMホウザイロはコクピット近くをダメージを受ける。
 後退しようとするオーロラだが指を負傷したユーゾッタは2撃目に備え止める。

・現れたのは黒騎士デコース・ワイズメルとAFエストが乗るGTMダッカス・ザ・ブラックナイト。
 さらにバハットマ黒騎士団のGTMカーバーゲン。合わせて36騎。
 疾風のカエシと雲竜のケサギのカーバーゲンはプロト・ブランデンGで他と違う。
・デコースはダッカスのメンテナンスが終わってから試運転としてデモールの護衛作戦に乗ってくれた。

・後退、合流を進言するオーロラだがユーゾッタは黒騎士と1対1で対峙して逃げるなどできないという。
・さらに攻撃するダッカスにホウザイロはなんとかしのぐ。しかしユーゾッタの指の負傷のせいで動きが鈍い。

・そこに空からダッカスにめがけて攻撃が飛んでくる。
 爆音を乗せて謎の飛行体が現れる。

続く。
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・まさかの黒騎士デコース・ワイズメル登場。
 フルオーバーホールのメンテナンス後だが特にデザインは変わってないかな。
 ただ作者のGTMの描き方がこなれてきたのか13巻の初登場の頃より格好良く見える。

・前回「コワイ」と怖がっているのはエトラムルかと思われたが
 攻撃を受けたデモール002の感情が表に出てきたものだという。
 本来ファティマとGTMだけが交わす言葉が表に出ていて周りに聞こえている。
 それをロンドヘアラインが「コワクナイヨ」と子供にあやすように語りかけている。
 シン・ファイアがあっという間にファティマに代わった理由。
 ファティマはGTMの「母」になれる。がエトラムルにはなれないのだという。

・よくこの作品では騎士が父でファティマは母、ロボットが子供という関係性で現してきた。
 特にMHヤクト・ミラージュの初陣ではパルテノをママといいシャフトをパパと言っていた。
 またクローソーとジュノーンや京とアパッチなどよくファティマとMHが会話をしているシーンがある。
 ただロボットの母になれるということが具体的にどういう意味かわかりかねるな。
 MH/GTMには幼児程度の知能はあるようで今回のように初陣などで怖がる描写がある。 
 それを上手くあやして制御させるというのが「母」であるファティマの役目だろうか? 

・バハットマ黒騎士団で久しぶりにカエシとケサギが出てきた。
 どちらも強力な騎士のはずだが間抜けなシーンが多いので今回活躍できるだろうか?
・黒騎士副団長の名前は「ゴーン」のはずだが「ブーフ」って写植間違えた?

・ユーゾッタは天位騎士だがそれでもまだ実力的にはデコースに敵うレベルではないようだ。
 先月号でユーゾッタのターンが始まったと思ったらデコースの相手をさせられて可哀そう。

・ラスト爆音と共に出てきた謎の飛行体。最初はセントリーかショウメかと思ったが
 これはGTM「マーク3・リッタージェット 破烈の人形」かな。
 オーロラが「シ…Z(静)」といいそれに妹である静が「姉さま」と応えている。
 搭乗者はミューズでいいのだろうか?まさかアルテン・サヤステが乗ってないよな。

・過去にアルテンと静が乗るMHバングと初代黒騎士ツーリー・パイドルとエストが乗るMHバッシュが
 対決してバッシュが負けて初代黒騎士が亡くなっている。まさに因縁の対決ともいえる。
 騎士としてミューズとデコースを比べるとまだデコースの方が一枚上手に感じるがどうかな?

・マウザーが変顔で驚いているが映画「花の詩女」の時はツバンツヒと一緒にいたからよく知ってるはず。
 「まさかこんなところにマーク3が?」という驚きかな。

・そういえばこれでこの戦場に3大GTMが揃ったといえるかな。
 ユーレイ、バーガ・ハリ、破烈の人形(は一騎のみでザ・ルッセンフリードに変更されたけど)。

・次回破烈の人形がどう変形、活躍してくれるか楽しみ。

2018年12月11日(火)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年1月号)

・扉絵は映画「花の詩女 ゴティックメード」期間限定上映決定の宣伝をする令令謝。

・作品集「デザインズ6 クロス・ジャマー」2019年発売らしいのだが時期はまだ未定。
・先月号の感想で指摘したがやはり「ゴーン・ホー」を「バギィ・ブーフ」と間違えたようだ。
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(本編) 「第6話 アクト4 スプラウト・ソング」

・戦場に現れた謎の戦闘機を撃ち落とそうとするカエシとケサギ。
 しかし全弾はじき返される。

・謎の飛行体は飛びながら装甲が溶けて別の形に変形する。
 モーフィング装甲でそれを開発したのはビリジアン博士。

・クバルカンのGTM「破烈の人形」が現れる。

・破烈の人形はいきなりマヨール・レーベンハイトのGTMデモール・ゾロに攻撃。右腕を大破。
 テスト機をやられたらメンツ丸つぶれだとデコースのGTMダッカスが援護に入りデモールを離脱させる。
・いまの破烈の人形の攻撃はディストーション・ブレード・ブロウ(D・B・B)。
 まともに食らったらどんなGTMも終わりだとマウザー教授。
・ヒンにユーゾッタのホウザイロの回収をさせる。

・黒騎士と対峙する破烈の人形。
 静はエストに40年前のバーシャの時と100年前の黒騎士と対決した時のことを思う。
 破烈の人形に乗る騎士はミューズ・ヴァン・レイバック。
 あの方(アルテン・サヤステ?)のカンでここに来たようだ。

・デコースはエストにD・B・Bの説明をさせる。
 この地形ではデコースの足技を使えないのでまず地形を吹っ飛ばして相手を揺さぶろうとする。
・静はミューズに間合いを3倍以上にもたせる。
・速い動きで動きまわる破烈の人形にうれしそうに戦うデコース。

続く。
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・今月は予想通り変形して現れるGTM「破烈の人形」と黒騎士との対決が描かれた。

・GTM「マーク3 破烈の人形」の初登場は2012年の映画「花の詩女 ゴティックメード」。
 GTM形態は2015年のNT表紙が初お披露目だったが本編登場に時間がかかったな。
 NT表紙の時と頭頂部デザインが違うがそもそもモーフィング装甲で変形パターンが数種類あるらしい。
 さすがに今回はバスター砲「ラピデア・カノン」は装備していない。
 代わりにディストーション・ブレード・ブロウを装備。
 これはMH時代の「エネルギーソード」に相当するものと思われる。

・モーフィング装甲を開発したのはビリジアン博士だったのか。ストーイ・ワーナー博士(ツバンツヒ)かと。
 ビリジアンはシン・ファイアの行動をデータ化した輪波理論で有名らしいが
 ヘリオスを繊維にしてアシリアを作り他にも流体コートやデモール用のエトラムルを作ったりと色々すごい。

・破烈の人形に乗るのは当然ミューズとAF静。
 静とエストは40年前にバーシャとして少年ヨーンを連れた時に会い
 さらに100年前、元マスターのアルテン・サヤステとGTM破烈の人形で
 初代黒騎士ツーリー・パイドルとエストの乗るGTMダッカスと対決し勝利している。因縁深い相手だ。

・ミューズはこの戦場に現れたのはあの方(おそらく老人のアルテン・サヤステ)のカンらしい。
 クバルカン法国ではGTMをロボーターと呼称する。コーラスのGTMハイレオンもロボーターと呼ばれていたが。

・ディストーション・ブレード・ブロウはあり余るエネルギーを刀身に乗せ発生するプラズマで電磁崩壊させる武器。
 だが放電のチャージに0.3秒、そのエネルギーを刀身に乗せられる時間は1秒と短い。
 さらに1秒を超えるとそのエネルギーで刀身が溶け本体もオーバーフローで止まる諸刃の剣。

・正直この二人の対決はどちらが勝つかわからないな。
 騎士としてはまだデコースの方が格上に感じる。
 ファティマとしてもダッカス搭乗時パワーゲージが2ランクもアップするエスト。
 それでも前回AF静が勝ったのはデザインズ3で詳細が書かれているが
 当時の破烈の人形のファティマ制御システムに関わったバランシェ公と静の差だというが今はないらしい。
 そもそもデコースもミューズもこの戦いでは死なないだろうから痛み分け程度で終わるかな?
 デコースが楽しそうに戦ってるのはなにより。

2019年1月10日(木)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年2月号)

・扉絵はクバルカン法国筆頭騎士団 ルーン騎士団 ローテ騎士団 制服。
 彼らの駆る星団3大GTM「ルッセンフリード」はツバンツヒの設計で破烈の人形同様変形をする。
 しかし破烈の人形と違いモーフィングしないマーク2同様の変形方法だ。

・「FSS デザインズ6 クロス・ジャマー」は2月9日(土)発売。想像してたより早かったな。
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(本編) 「第6話 アクト4 スプラウト・ソング」

・「黒騎士」対「破烈の人形」。
 超短期決戦型の破烈の人形は発熱がすごく移動させ続ければパワーダウンする。
 だが打ち込みに剣技(大技)を使うとD・B・Bのチャージ時間を与えてしまう。
 互いに打ち合う破烈の人形と黒騎士。
 エストの機転で普段は張らないバリアを展開させ破烈の人形の剣からのプラズマを弾く。

・東の空に飛行物体。クバルカンのGTM「ルッセンフリード 白の婦人(レディ・ホワイト)」24騎。
 さらに西から戦艦がGTMを降下。スバース隊の本軍が来る。
 ルーン騎士団とスバース隊本軍と戦う戦力はないと悔しがりながらデコースは黒騎士団を撤退。
 マウザー教授にコーネラとザームラントを撤収させるように言う。

・枢軸軍の撤退を観測し戦場のデータを取るマエッセンとプーウラ。
 そこに現れた老人にマエッセンは「アルテン・サヤステ大おじ様」と呼ぶ。
 マエッセンは前ローテ騎士団長オドリの息子。アルテンの弟の孫。
 母親のオドリはA.K.Dのルーマー王国の王女だった。現在のルーマー王国の女王はアイシャ。

・バルター博士は現在のエトラムル型では最強クラスのGTMには及ばないと理解する。
 デモールは3大GTMに負けないと思い上がっていた。自分の作るGTMだけが特別ではないと。
 ビリジアン博士はシャーレ型が発したGTMの感情、あれこそが我々が目指すもののヒントになるという。

・クバルカン法国のミューズ・ヴァン・レイバックとランド支隊長が互いに挨拶。
 怪我をしたユーゾッタはミューズを見てルーン騎士団出撃がユーゾッタ本家サヤステ家の意向だったと察する。
 依頼したのはクバルカン法国騎士顧問にして破烈の人形の前ロボーター・プーラー、アルテン・サヤステ太閤。
 ユーゾッタは黒騎士に負け破烈の人形に救われた屈辱と感謝を頭に焼きつけて気絶する。

・破烈の人形の3000年を経ても変わらない強さに驚くマウザーとビリジアン。
 ツバンツヒはGTMガーランドとしてアマテラスにご執心だった。
 ミラージュ騎士団のGTMは誰が作っているかという謎。
 天照家には超帝國ガーランドの血を引く亜奈美・ヘンシェルの家系がある。
 だがミラージュのGTMはアマテラス本人が設計しているという噂が絶えず出てくる。
 それが本当ならアマテラスは破烈の人形の設計者を簡単に殺すか?という疑問がマウザーに浮かぶ。
 全てを察したマウザーの次の目的は裏切者の処刑。

「スプラウト・ソング プロローグ~漆黒の誘い」終わり。

続く。
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・「黒騎士」対「破烈の人形」はお互い少し剣を打ち合うだけで終わってしまった。もう少し見たかったな。
 破烈の人形の剣がプラズマを帯びてるため普通なら使わないバリアをエストが機転を利かせて使い防御する。
 それに対してデコースがエストを素直に褒め反省している。エストはうれしそう。
 ルーン騎士団が来たところでデコースは戦闘が続けられなくて本当に悔しそうだった。

・やっと出た3大GTM「ルッセンフリード」。
 ミューズの乗る「破烈の人形」が一騎のみという設定になったため
 3大MH「破烈の人形」の位置に収まったのがこのGTM「ルッセンフリード」。
 なんと破烈の人形と同様に飛行形態からGTM形態に変形する様を見せてくれた。モーフィング変形はなし。
 破烈の人形を参考に作られたからか当然デザインも似ていて「破烈の人形・量産型」といった感じ。

・マエッセンと老人の正体と関係。
 謎の老人はまあ予想通り静の前マスターのアルテン・サヤステ。
 マエッセンはなんと彼の弟の孫にあたりヴァンブロウ・サヤステ家出身であった。
 母親は前ローテ騎士団長オドリでA.K.Dのルーマー王国の王女。だからアイシャは彼を助けたのか?

・現在のエトラムル型では最強クラスのGTMにはかなわない。
 だがまだビリジアンやマウザーの協力でエトラムル型の進化は続くだろう。
 バルター・ヒュードラー博士はすっかりしおらしくなってしまったな。

・ミューズとランドとユーゾッタが一緒に会話しているのは新鮮な光景だ。
 バランシェ・ファティマも静とティスホーン、オーロラと世代の離れた姉妹が揃っている。

・マウザー教授はツバンツヒがアマテラスに消されたことが引っかかってたようだがやっと察したようだ。
 しかしこれもマウザーがアマテラスのミラージュに取り込まれるフラグでしかないように思える。

・アマテラスがGTMガーランドであることって噂レベルだったんだな。ソープと同じか。
 天照家には超帝國ガーランドの血を引く亜奈美・ヘンシェル・アトワイトの家系がある。
 デザインズ4によるとGTMモルフォ・ザ・スルタン(MMオージェ)を作ったガーランドで
 後の天照王朝アトワイト家になる。ミラージュ騎士のリィとパナールがその家系だ。

・「スプラウト・ソング」はまだ「プロローグ」だったようだ。
・最後の頁に「デコース絶対絶命!」「ショウメは意外な人物に?」と予告されて次回がとても気になる。

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