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ファイブスター物語 感想 ![]() 2025年12月12日 FSS感想 更新 |
描いたイラスト
氷の女王・カイゼリン
GTM「破烈の人形」
連載時感想
13巻 14巻
15巻 16巻 17巻
18巻 19巻(予定) 20巻(予定)
変更された名称、設定
ファティマ一覧
| 2025年12月12日(金) | |||||||
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○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2026年1月号) (ネタバレ) ・扉頁はデザイン展と近々発売される本の告知。 単行本19巻表紙イラストの一部が載っている。 _________________________________________________ (本編) 「第6話 アクト6-1 ベイジ解放戦」 ・ヨーンはアイオ・レーン侯爵、ジョルジュの親父、 ジークの妹の茄里と挨拶を交わす。 ・バルンガ参謀長の元に新たな情報が入る。 ガマッシャーン共和国のナオ党首率いるレイスル騎士団全軍がバッハトマ本国に進軍。 バッハトマに宣戦布告しメヨーヨ朝廷、コーネラ帝国と同盟を組み3国で占領すると。 さらにガマッシャーンがバッハトマを制圧してハツーダン大陸を統一した後、 詩女フンフトがミノグシア連合と停戦協定会議をラーンにて用意するという。 ・メヨーヨ大帝が丸腰で来たのはこの説明のため。 すでにメヨーヨ軍とコーネラ騎士団全軍はバッハトマ西側から帝都に進軍中。 バッハトマ南部のハプハミトン公国は全面降伏したという。 ・しかし王宮に残るバッハトマの銀月騎士団は返答なし。 マドラは人質救出のためにエフィーとベルクトを連れていく。 ・王宮の外でGTMに乗って待機するバッハトマの銀月騎士たち。 各地の友軍がほとんど降伏して本国が侵攻されてると聞いて 自分たちも降伏するなら早く決めてくれと焦っている。 ・ベイジ王宮内。 ジィッド、AFニナリス、アララギ・ハイト、他バッハトマ騎士たち数人。 人質にされたミース、AFアウクソー、三条香。 ミースと対峙するジィッドは余裕の顔を見せていた。 続く。 _________________________________________________ ・来年は「ファイブスター物語」連載40周年ということで 色々と忙しそうだったが予定通り連載再開。 〇扉頁の告知。 ・「DESIGNS 永野護デザイン展」、2025年12月19日(金)東京池袋にて開催。 後頁にグッズの宣伝なども載っていて色々と買いたいとは思っているが ファティマの絵がプリントされたプレミアムクッキーはちょっと食べにくいな。 ・「Newtype CHRONICLE ファイブスター物語 Since2013」、2026年1月7日(水)発売。 2013年以降の「月刊ニュータイプ」に掲載されたFSS関連の記事をまとめたもののようだ。 ・「FOOL for THE CITY 2025 EDITION」、2025年12月24日(水)発売。 先月表紙イラストが公開されたが現在の「ベイジ解放戦」冒頭のカラーイラストと同じ。 イラストタイトルは「Algebra Gate Girls」となっている。 ちなみに昔のカバーイラストタイトルは「ENTRANCE GATEGIRLS」。 先月号に書かれていたが永野護の著作物としては初の電子書籍化が進行しているようだ。 ニュータイプ独自の判型が電子書籍で読むのに向いているのか試してみるといったところか。 わざわざ「今のところFSSの電子書籍化は予定されておりません」と注釈されている。 正直なところFSSを単行本で読むのは好きだが文字のサイズが小さくて読むのも厳しくなり 漫画の途中で挟まれるカラー頁もNT本誌よりもくすんだ発色になっていて勿体ないと思っていたので これに続いてFSSも電子書籍化してくれたらいいなと思っている。 それはそれとして紙の単行本は買い続けるけど。 ・「ファイブスター物語」第19巻、2026年春発売予定。 「永野護デザイン展」でカバーイラスト原画を展示。 一部分だけ載っているが天照家の家紋と緑髪の女性というとアイシャだろうか? 〇各国の主役級のキャラたちによる懇親会はまだ続いていた。 ・ヨーンとアイオ・レーン侯爵の再会。 10巻で少年ヨーンが目を離した隙にファティマ・バーシャが 一般人に暴行されていたところをアイオ・レーンに助けてもらった恩がある。 ・元イオタ宇宙騎士団の団長ジョルジュ・スパンタウゼン。 現イオタ宇宙騎士団の副団長の三条香が捕まっていると聞いて 付き合いのあるミューズ法王の口添えでここに来られたようだ。 カステポーの騎士バー「ワックス・トラックス」で築いた人脈の広さは相当なものだ。 ・ヨーンとフィルモア皇太女の茄里。 15巻ではフィルモア王家のお家騒動で兄のジークの命を狙ったが 今はジークことレーダー皇帝と共に道を歩む選択をしたことにヨーンも安心したようだ。 ブラウ女王から指南されたヨーンはジークと茄里と兄妹弟子ともいえる。 ・ヨーンの師匠は私だと茄里との会話に入るアイシャ。 デコースとの決闘で見せた4連攻撃の最後の打ち上げはアイシャの掌底だったらしい。 技の名前は「どっこいしょ突き」だというが「母ちゃんキック」並みのネームセンスだ。 後世には「どっこいカウンター」と星団の剣技として名前を残すという。 ・アイシャが若手の女性騎士たちの憧れの対象ように描かれている。 彼女が剣聖を除けばトップレベルの騎士なのは確かなのだが 世間的には5巻でミラージュの新型MHがアシュラ・テンプルに敗北し クバルカンのミューズが乗る破烈の人形に助けられた話が有名。 ただ乗っていたのがアイシャだとはあまり知られてないのかな。 ミラージュ騎士団の名を汚したとティンは随分と怒っていた。 14巻ですでにマロリーに尊敬されてセイレイが「全女騎士の憧れです」と言っていたので 一流の騎士が見ればわかる実力と人を惹きつけるカリスマのおかげか。 ・ヨーンがアイシャに剣聖マドラと男の娘さん(マキシ)の紹介を頼んでいる。 マドラとマキシはミノグシア側にずっといたのでまだ会っていなかった。 〇ガマッシャーン共和国がバッハトマに宣戦布告。 ・18巻47頁からナオ・リンドー党首がボォス星の地図付きでこの流れを説明している。 ハツーダン大陸の北にバッハトマ、南にガマッシャーンその間にハプハミトン公国があり ガマッシャーンはバッハトマに侵攻されないために枢軸軍に加わり表立って戦闘をしていなかった。 だがそれは長い戦争で他の枢軸国が消耗するタイミングを狙っていたものだった。 3073年にメヨーヨ朝廷はヨーンとデコースの決闘直前に離反した。 そのメヨーヨ朝廷と共同訓練をしていたコーネラ帝国、3国が同盟を組みバッハトマ本国を占領するという。 さらにナオは18巻で色々なところを回り聖宮ラーンにいる詩女フンフトと会って ハツーダン大陸を統一した後にミノグシア連合と停戦協定会議を行う根回しまでしていた。 ・クリスはメヨーヨ大帝からナオ・リンドー党首の伝言を聞く。 亡きダイ・グ陛下のご遺志に賛同しレーダー皇帝と会談したいと。 ナオはダイ・グが初代皇帝サイレンと詩女ラーンの約束と理想を受け継いでいるなら ハツーダン大陸もカラミティやフィルモアの受け皿になろうとまで言っていた。 クリスが愛したダイ・グが多くの人の心動かしたのだと聞くと彼女は涙を流す。 ・なんの返答もないバッハトマ側にしびれを切らせマドラを人質救出に向かわせることに。 マドラはもう騎士相手に剣は取らないと誓ったので一応木刀は置いていった。 以前(16巻)も単身でベイジに向かいバッハトマ騎士たちをなぎ倒してデコースを襲ったことから 超帝國剣聖の実力なら楽勝だと思われるがきっと何かヤバいことが起きるのだろう。 ・ミースの救出に行くことを聞いたマキシはマドラに「お母さんをお願い」と意外と普通の返答。 マドラに「ガ・マ・ン」と念押しされたがこれは我慢できず突っ込む前振りか? 〇ついにバッハトマ側の状況が描かれた。 ・バギィ団長はノウランで投降したらしい。とりあえず生きていてよかった。 ノウランってどこだっけ?と読み返したらハスハントの西部で 13巻冒頭GTMダッカスが率いるバッハトマ騎士団によって占領された土地だ。 ・バッハトマ銀月騎士団の騎士たちからすれば 友軍も降伏し同盟国の3国も本国に侵攻していると聞いて どうせ負けるならジィッド団長にはさっさと降伏してくれと思っているようだ。 個人判断で勝手に戦闘放棄して逃げ出したら次の士官に響くらしい。 ・しかしそのジィッドはアウクソーの懐園剣を片手に余裕の表情。 さすがにジィッドでも剣聖のファティマ・アウクソーを自分のパートナーにして GTMデムザンバラに乗れば逆転できるとは思っていないだろう。 となると思いつくのはアウクソーの中のフォーカスライトが持つリブートプラグラムを動かして 王宮周辺の全GTMの一時的無力化などを企んでいるのだろうか? ・アララギ・ハイトは17巻でジィッドに聞かされた「騎士再生プロジェクト」に参加して ヨーグンの人造騎士のようになっていたらどうしようかと思ったが無事のようだ。 ただし惚れたミースのために命を投げ出しそうで心配だ。 ・電気が流れる拘束具で動けない三条香。 これは4巻で反政府ゲリラに捕まったカイエンに付けられたパラライズワームみたいなものかな? 彼女が「44分間の奇蹟」を目の当たりするということはかなり以前から示唆されていた。 17巻でかつてラーン教導学院に通っていた三条香はヘアード神官長のマグダル捜索を手伝うため カイエンの双子に詳しいというミースにAF大門のメンテのついでに聞いてくると言っていた。 18巻3069年のファティマ・リレーの時はボォス星の聖宮ラーンでドヌーブと一緒にいた。 この後イースト・ハスハのバランシェ邸へ行きミースとアウクソーの拉致に巻き込まれたのだろう。 ・2日前に具体的に何があったのかは来月を期待して待とう。
2025年10月10日(金) |
| ○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2025年11月号) ・漫画の連載は先月に引き続き休載中。 ・NT付録はファティマ・エストのクリアファイル。 ・「がんばれエストちゃん」 内宮高校の制服を着たエストが今後の予定を告知している。 来年が「F.S.S.40周年」ということで色々企画が進行していて忙しいらしい。 ・「永野護 デザイン展」が2025年12月19日から2026年1月12日まで東京・池袋にて開催。 作者は19巻表紙の展示を間に合わしたいと意気込んでいる。 自分が以前に行った埼玉・所沢よりアクセスしやすいのでまた観に行こうかなと思っている。 ・「フール・フォー・ザ・シティ」新装版。 新装版用のデジタルイラストも描いているようだ。 ・「NTクロニクルF.S.S.(仮)」・「F.S.S.関連ガイド」。 昔出していた「クロニクル」と「エピソードガイド」の最新版みたいなものかな。 ・「F.S.S.リブート」8、9巻。 13巻以降はあまり目立った連載の書き直しはなかったので 当時の扉絵や解説に作者の最新の補足が付くくらいだろうか? 以前はニュータイプのサイズで出したいとも言っていたが。 ・連載の再開は12月発売の月刊ニュータイプ2026年1月号になりそうだ。 「ベイジ解放戦」ではウルトラド派手なGTMが登場するみたいなので楽しみにしてます。
2025年8月12日(火) |
| ○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2025年9月号) ・アワートレジャー社から発売予定の立体モデル「バーガ・ハリBS-R」の紹介。 ・扉絵は「ホントにがんばれエストちゃん」の絵。 _________________________________________________ (本編) 「第6話 アクト6-1 ベイジ解放戦」 ・ベイジ王都解放のために集まるミノグシア連合の騎士たち。 各国のGTMが博覧会のように並ぶ。 ・ベイジ王宮突撃の先鋒はデプレ隊。 国内外に対し納得できるように誰が旧王都を解放したのかが大事だという。 ただしバランシェ博士の人質交渉は返答なしで全く進展してない。 各国のGTMを集めて枢軸側に圧力をかけて王都無血解放が狙い。 ・大戦の英雄ヨーンがエストを連れて騎士たちの前に現れる。 クリスはフィルモア皇帝ではなく親友ジークの言葉をヨーンに伝えて笑う。 続く。 _________________________________________________ ・GTM「バーガ・ハリBS-R」のレジンキット。原型は谷明氏。 元々ヤーボ・ビートが騎乗し騎士に復帰したワンダン・ハレーに与えられた駆逐型GTM。 淡い色合いが多めなGTMの中で真紅のカラーが目立つ派手なデザインのGTMだが 14巻のベラ戦ではAFビルドがアークホストに徹していたので戦闘の印象は少ない。 今回のベイジ解放戦でもハレーとビルドが参戦しているので活躍の場面はあるか? ・「ホントにがんばれエストちゃん」。 歴戦のファティマスーツをアマテラスの開発用ファティマから取り上げられそうなエスト。 ファティマスーツのデザインが一番多いであろうエストだがさらに新品で12着用意しているらしい。 たしか連載扉の4コマでアマテラスが廃棄になったファティマスーツをコレクションしていたな。 〇ミノグシア連合の騎士たち。 ・今回はまるで各エピソードの主役級のキャラたちによる懇親会のようだった。 すでに戦争など終わり戦後の事後処理だけといった雰囲気だが この後にとてつもないことが起きそうな予感。 ・クバルカン法国 ノンナ・ストラウス政神官長。 ノンナは戦争の裏で各国にお金を貸し付け経済的支配を目論んでいたが フィルモア新皇帝に変わったことでバシル王との連携が取れなくなり 各国の反発を恐れ戦費の利息を軽減せざるを得なくなった。 結果的に「慈悲のノンナ」の名と法王の徳のメンツは立つことになったという。 ただし過去に因縁のあるナイアスに対しては感情剝きだしになってしまうようだ。 イゾルデが円卓の騎士になったのは「持っていかれた」という認識なんだな。 ・フィルモア帝国 円卓の騎士 ナイアス・ブリュンヒルデ。 ナイアスは元老によるダイ・グ暗殺の陰謀の口封じのために死刑を宣告されていたが 茄里の要望により助命、名誉回復された。 アランと共にフィルモア帝国の裏の顔を知る騎士として円卓に入った。 かつてヨーンをスカウトしていた者としては彼が騎士になり活躍したのはうれしいだろう。 ・バキンラカン帝国 ママドア・ユーゾッタ騎士団長。 クリスとは10巻のバキンラカン帝国のハイランダー授与の時からの因縁で 剣聖カイエンとの手合いに生き残った同年代の女性騎士として意識していた。 15巻ではクリスと比べて戦争での活躍に差が出てしまい焦りの感情を見せる。 GTM戦で黒騎士デコースに完敗してミューズに助けられてからは 自らの未熟さを自覚したのかクリスに対して素直に賞賛している。 ・ミノグシア連合 ナルミ・アイデルマ支隊長。 14巻のベラ攻防戦でツラック隊支隊長を務めあげた彼女は (多分にソープやツバンツヒの協力があったおかげとは言え) この魔導大戦の最強の騎士団長として名があがるようになる。 またツラック隊が使用していたGTM「バーガ・ハリKK」は劣悪な環境ながら ベラ攻防戦で枢軸軍と戦い耐え抜き勝利したことで魔導大戦「最強GTM」と呼ばれる。 騎士としての実力はメインキャラと比べれば並みの実力で 隊長として感情的な言動もあるがそれが人々を前向きに動かしていく。 そんな彼女をメヨーヨ大帝は戦局を長期的に見れる人物として教授してもらおうとしていた。 ・アイシャ・ルーマー女王とミューズ・ヴァン・レイバック法王。 ミューズから笑顔で挨拶をされて気まずそうな顔のアイシャ。 アイシャは1巻で恋焦がれたアマテラスの妃の座をファティマのラキシスに取られ 傷心旅行なのか3話でミューズと出会いナイトグルーピーの真似事をして一夜を共にした。 さらにアイシャの命の危機にミューズのMH破烈の人形で助けてもらった恩もある。 もしアイシャとミューズの間に子供ができていたらどうなったのか?とか色々考えてしまう。 女系血統の天照家王女という絶大な権力を持つアイシャは子を産み血を残す義務があるが アマテラス以外の男と夜を共にしても子供は作りたくないというのが譲れない一線か。 7月号でアイシャはミラージュ騎士退団、ルーマー女王解雇、全てをはく奪されて 「従帝大宮」となったがソープがいうには色々あるからしばらく内緒らしい。 なのでまだ世間的にはルーマー王国女王扱いのようだ。 ・クリスとアイシャ。 クリスは16巻でのラキシスの計らいでダイ・グと良い思い出ができたと感謝の言葉を告げ アイシャも18巻でレーダー新陛下(ジーク)に一喝されて救われたと礼を言う。 たまに漫画を読んでてアイシャが全然老けてくれないのでクリスと見間違えそうになる。 目を見れば違うのだが並んで描かれると分かるが髪の描き方がそっくりだ。 ・メヨーヨ朝廷 クラーケンベール・メヨーヨ大帝。 クリスとメヨーヨ大帝は11巻でフィルモア軍とメヨーヨ軍として互いにMHで集団戦をした仲だ。 大帝はフィルモア王家マーカス家の跡取りの母から生まれた。 メヨーヨ側からしたら彼もフィルモアの皇位継承権を持っているので いつかフィルモア側に寝返るのではないかと朝廷内で問題に挙がっていた。 だがフィルモアとの初戦で全力で戦ったことで信頼を得ることになったという。 13巻で交わしたワスチャとジークとの「ネギうどん友好締結」はこれからも有効らしい。 今回彼が部下も連れずに来たのは別の理由があるようだが? ・ミラージュ騎士 ヨーン・バインツェルとクリス。 この二人が仲良く会話する光景が見られるとは思わなかった。 やはりヨーンがフィルモア新皇帝の親友だというのは大きい。 ヨーンにジークの言葉を伝えながら声を上げて笑うクリス。 そんな彼女を見て騎士になって初めて笑うのを見たと涙するファティマ町。 クリスが子供の頃にいじめてきた同級生を殴り殺して騎士(ハイランダー)になったのが 10巻の2998年なのでそれから70年以上笑ったことがないということか。 ヨーンは各国の騎士たちから今大戦の英雄とまで言われている。 それだけ星団中の騎士たちが映像で見たデコースとの決闘の影響力が大きかったのだろう。 ・ヨーンとミューズ。 10巻でミューズはバーシャを連れたヨーンと出会い彼をクバルカンに誘ったが断られた。 あの時エストが静の前で記憶を失ったバーシャのふりをしていたと思うと 確かに静の言う通り「恐ろしいファティマ」だといえる。 ・バランシェ博士(ミース)が王宮で人質になっているが交渉に進展はないという。 いまだバッハトマ側の情報がないので何でこんなことになっているか想像するしかないが バッハトマ魔法帝国総騎士団長のデコースが決闘で負けた時点でもう騎士団はボロボロだろう。 さらに黒豹騎士団長のトモエが副団長のアーリィの裏切りにより殺された。 これにジィッドが焦ってGTMデムザンバラに相応しいファティマとして アウクソーを求めてミース邸を襲撃したとかはありそう。 さらに17巻でアウクソーの中にいるフォーカスライトが 全てのGTMを強制リブート(再起動)できるという恐ろしい特性を 持っていることが明かされたのでそれも関連しているだろうか? 後はミースに惚れていたアララギ・ハイトがペールによって改造されてないか心配だ。
2025年7月13日(日) |
| ○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2025年8月号) ・扉絵は謎のファティマと作者から今後のお知らせ。 _________________________________________________ (本編) 「第6話 アクト6-1 ベイジ解放戦」 ・星団暦3074年。 マキシが城に突入しようとするがデプレ皇子が止める。 マドラはデプレ皇子の言うことを聞けば正式に「剣聖」の称号を渡すという。 ・AP騎士団総団長マイケル・ギラの元に クバルカン法国法王ミューズとノンナ・ストラウス政神官長が挨拶に来る。 その後ろにはジャスタカーク公国のアイオ・レーン侯爵。 ・フィルモア帝国総騎士団長クリスティン・Vと円卓の騎士たちも到着。 フィルモア帝国はミノグシア軍と共にあるという大義のもとに参上した。 続く。 _________________________________________________ ・扉頁の青髪のファティマは誰だろうか?単純に新キャラなのか。 話の流れ的に「素子姫イエッタ」の真の姿と予想。 ・作者からのお知らせで先月号の「トラフィックス~ターミナル」までが19巻に収録。 今月の「ベイジ解放戦」から20巻に収録される。19巻は来年初頭を予定。 今までは連載と単行本作業は同時進行していたが 今年は体力的に頁削減、休載をせざる負えないそうだ。 〇「神々の世界」 ・11巻10~11頁で描かれた未来のイメージが漫画本編で全て再現された。 沢山の「涙」とはジョーカー宇宙の人間(ファティマ)たちの記録のことかな。 それを素子姫の殲滅兵器が消す前に「44分間の奇蹟」を起こそう的な意味か? ・「エントランス・ゲートガード」 漫画「フール・フォー・ザ・シティ」の表紙のイラストでお馴染みの姿。 超高次元の揺らぎ。デザインズ1では「ゲートキーパー(門神)」と呼ばれた神々の門番。 クローソーとアトロポスの神の姿でインペリューンとマンティコアのイメージを受け継いでいる。 星団暦4100年にアトロポスの願いでセントリー・ライブがデルタ・ベルン星を焼き払ったときに 二人はライブに吸収されたがその後に神になったのだろうか。 ・「アルジェブラ・ウェポン」 次元転移した非物質。「世界創成式」を持つ恒星系殲滅量子兵器。 NT4月号の扉頁でバクスチュアルが言っていたモナークの素子姫イエッタのことだと思われる。 連載56~57頁の「追想の門番」の間にいる神様的存在が誰なのか悩んだが 「量子が描いた娘(イエッタ)」が「赤方のゆらぎ」を放とうとしてるとこか? 〇「ベイジ解放戦」 ・本編でベイジ解放戦に入ったらおそらく11巻冒頭の未来の回想シーンが 改めて描かれるだろうと予想してたがコマ割りまで合わせてくるとは思わなかった。 11巻と見比べながらどこが変わったのか読むと面白いかも。 ・GTM「B4ヒノヒメ」 MH「B4デストニアス暁姫」に相当。搭乗者はマキシとS.S.L.。 17巻に登場したが頭部のベンダー・ウィグが戦闘待機状態なのか広がっている。 戦闘状態になるとさらに大きく展開しそう。 ・GTM「カイゼリン」 MH「ジ・エンプレス」に相当。搭乗者はデプレとコンコード。 初期はアマテラスのスーパー・イレーザーエンジンに匹敵する AD世紀のマシンメサイア「焔星」のエンジンを積んだ一点物のロボットだったが 変更後は旧ドナウ帝国で4騎作られたカイゼリン型GTMの1番騎となり メロウラ(MHネプチューン)やウィリーズ(MHプロミネンス)とは兄弟騎となっている。 ・GTM「ラミアス・メデューサ」 MH「ファントム」に相当。搭乗者はエフィーとレイルゥー。 MHの頃は「黒」はマドラ、「白」はナイアス、「赤」は剣聖慧茄が使用していた。 GTMではラミアスの先行試作型が3種作られ 14巻に登場した「ラミアス・エリュアレ(ハロ・ガロ)」がナオ。 18巻に登場した「ラミアス・ステンノ」がナイアス。 そして今回登場した「ラミアス・メデューサ」が2騎作られマドラと慧茄に渡ったが マドラは16巻で「騎士相手に戦わない」とラキシスに誓ったので 代わりにミラージュ騎士のエフィーが乗ることになったようだ。 この戦いの後フィルモア帝国に返却するらしい。 「メデューサ」らしく頭部の複数の角が蛇のような眼を付けて後ろに伸びている。 ・マキシの「母のミースとアウクソーが死んでも問題ない」発言。 17巻から登場したマキシは暴走したら危険だが ミースに歪んだ愛情を持ちアウクソーにも懐いていたようなので この台詞は変更されるかなと思っていたが変わっていない。 これはミースやアウクソーは好きだけど戦場で死んじゃうのは仕方がないと 割り切ってしまうファティマ特有の冷徹な判断から来るものだろうか? ・60頁5コマ目のファティマたちは 上からコンコード(デプレ)、スパリチューダ(バルンガ)、ベルクト(マドラ)、レイルゥー(エフィー)。 エフィーのファティマ・レイルゥーが初登場。モラード・ファティマ。 ・薔薇の剣聖マドラは11巻ではミラージュナンバー「10」を付けていたが変更後は「A」。 11巻の「45年前と逆」が「44年前と逆」に変更。単純に「44分間の奇蹟」と合わせた? ベイジ解放戦は「3075年」のはずだったが「3074年」に変わっている。 今回の解放戦ではなくマグダルとボスヤスフォートの決着が「3075年」になるのだろうか。 マキシに対し「犯しても」が「襲っても」に変わってる。これは単純にコンプラ的な変更か? ・マキシは17巻でアマテラスからのお仕置き中に言われた 「好き勝手にやってると自分の居場所がなくなるよ」という言葉が結構響いているようだ。 後にスタント遊星攻防戦で戦死したマキシはタイカの女神シル・ミラーによって ジョーカー宇宙からタイカ宇宙に再構築され新しい居場所を見つけることになる。 ・クリスティン・Vと円卓の騎士たち。 円卓の騎士は茄里とアラン・リーとナイアス。ジャスタカーク公国のアイオ・レーンも入ってる。 ファティマたちはマスターの後ろにいないのでどれが誰か混乱した。 右から町(クリス)、ジゼル(ナイアス)、トゥト(アラン)、ポワトニア(茄里)。 茄理のファティマ・ポワトニアが初登場。モラード・ファティマ。 アラン・リーのファティマ・トゥトも初登場。スティール・クープ・ファティマ。 クリスたちはベイジ解放戦が終わった後の「カーマントー解放戦」まで出番はないと思っていた。 ベイジ解放戦にこれだけ強力な戦力が集まって果たしてバッハトマ側は対抗できるのだろうか? _ | |
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