ァイブスター物語 16巻分連載時感想

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ファイブスター物語 感想

13巻 14巻  15巻 17巻
18巻(予定) 19巻(予定)

変更された名称、設定
ファティマ一覧

2019年2月16日(土)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年3月号)

・NT巻頭で「デザインズ6 クロス・ジャマー」の紹介。
・単行本15巻は年内発売を目指しているらしい。
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(本編)

・星団歴3037年 春 ボォス星 ミノグシア大陸ナカカラ・クルル王国。
 2000年代のフィルモア皇帝ヨミ・ルーカ・フィルモア2の時代の詩女ナカカラの名前から取った。

・ナカカラ湖畔の都市シャルデファーでニュースを聞くラキシス。
 開戦時ナオス国からのGTM供給を断とうとする枢軸軍が半壊状態にした工業都市ホーダウンが
 再び攻撃され急行したフィルモア王国ノイエシルチスの萌葱グループによって再制圧された。
 フィルモアが再制圧するほどの拠点として重要なのかと疑問に思うラキシス。
 今のフィルモアは元老院の力が強くて皇帝と詩女の婚約も元老主導というが
 ラキシスはあの頃からとても強い意志を持っていたダイ・グが傀儡な訳がないと思っていた。

・そんなラキシスのところに光る虫のようなものがまとわりつく。
 追い払おうとすると「むし…ちがう」と語りかけてくるので拡大して見てみると
 それはセントリー・ブリッツの幼生ショウメだった。

「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・アイシャに「カステポーに手を出すな」といい(5巻)
 魔導大戦勃発時に西進するウモス主力軍他3国を灰にした(11巻)
 あのブリッツさん?とショウメに確認するラキシス。
 ショウメはすでに詩女に水を渡したから力がない。だからラキシスに守ってほしいのだという。
 その代わりショウメの一部を天照にあげる。
 この姿はこの世の依代で失うとこの世界、ジョーカー宇宙のバランスが崩れるらしい。
 スイレーもきっと手伝う。
・とここまで聞いてラキシスはショウメを見失う。ラキシスはショウメを吸い込んでいた。
 しばらくショウメはラキシスと共にいることになる。

・聖宮ラーン。
 詩女フンフトが目には見えないがショウメから命の水を受け取っていた。
 ムグミカの残した言葉をモラードと共に継げと。「タワー」をこの世に出すために。

・シーゾス国境。ヨーンとパルスエット。
 半年前にここでデコースが戦っていた。それ以後メレトレはデコースの消息は不明と言っていた。
 ストラト・ブレードを放って岩を壊すヨーン。

・フロート・テンプル朱塔玉座。
 メレトレは黒騎士の所在は判明してるがヨーンにははぐらかしているとアイシャに報告。
 ヨーンがフィルモア女王の手ほどきを受け修練を積もうと剣をもたぬかぎり黒騎士には絶対勝てない。
 そのことがわかるまでヨーンが剣を取り騎士となるまで待ちたいとアイシャはいう。

・グライス・タワー典星舎本部。
 スパークのAFクラカラインは典星舎の通信ケーブルの場所を探っていた。
 メレトレに拒否されたらアシリアをつけてダイレクトにデータを抜き取るしかないと考えている。
 クラカラインはメレトレにスパークからの書簡を渡す。
 書簡の内容は黒騎士デコースの所在を教えろというものだった。
 ミラージュ騎士の命令は陛下の命。メレトレは逆らえるわけがないと観念した顔。

 続く。
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・今回からまさかのFSSメインヒロインであるラキシスが主役らしい。
 ラキシスは3032年のツラック隊の戦いから自由都市ムンスターを経由してナカカラ王国へ移動。
 って5年間ボォス星にいるのかラキシスは?どっかの大統領も10年いなかったが。

・ラキシスの前に現れるショウメ。なんとすでに命の水を詩女フンフトに渡していた。
 ショウメ争奪戦とはショウメの命の水の争奪戦かと思われたがそうじゃなかったということか?
 ショウメを失うとこの世界のバランスが崩れるというが?
・ラキシスの相手となるとそろそろサタン達オーバーロードも出てくるかな?

・タイトル頁では新デザインのアーク・スイレーと周りに浮かぶドラゴン(セントリー)クライン。
 若返ったモラードと詩女フンフトのイメージが描かれている。
 スイレーの設定が公開された時は全能神天照大神と同格のように紹介されていたが
 後のパワーバランス表ではジョーカーより格下になっていた。が現在の設定ではどうだろう?

・ヨーンはあれからリリの修行でストラト・ブレードを習得したみたいだがまだ剣を取らない。
 アイシャもわざわざデコースとぶつからないように随分と丁寧にヨーンを育て上げようとしている。
 ヨーンにはまだこれから剣を取る大事なエピソードが必要なようだ。

・スパークのAFクラカライン久しぶりに登場。クラカラインのシンプルなデザインは昔から好きだ。

・ミラージュ騎士に引っ掻き回されてるメレトレが中間管理職じみてかわいそうになってきたな。

・スパークとデコースの間にミラージュ騎士レフト№22の剣聖ベルベッド・ワイズメルが
 3060年辺りに生まれると設定にあるのでスパークは子種でも搾りにいったのかね?
 スパークとデコースは5話以前から知り合いみたいだがスパークは現在マドラ・モイライと
 超帝國剣聖プロミネンスが混在して複雑なことになっているのでどう事が及ぶのか想像もつかないな。

2019年2月21日(木)

○「ファイブスター物語」「DESIGNS6 クロス・ジャマー」感想

・本のサイズはデザインズ1~3と同じサイズに戻った。
・内容は14巻の物語に登場したGTM、騎士、ファティマのデザイン画。
 固有名詞の新旧対応表。Z.A.Pの細部の解説。
・新公開のGTMイラストはグロアッシュ、X-4紅盾鋼(ハルシュカ)、X-8紫仙鋼(青騎士)ぐらいかな。
 バーガ・ハリBS-R、バーガ・ハリBSコブラ、ボイスオーバーGA2、ハロ・ガロなどは
 単行本14巻や連載時に初公開されてたりする。

・96ページでこの値段は高いなあと思ったがは内容は読みごたえはあったのでよかった。
 完全新公開の謎のGTMとかがあればよかったけど。
 14巻で出たGTMではアマルカルバリの全身画、デムザンバラ、カーバーゲン、エクペラハとか見たかった。
 ミラージュGTMのフォクスライヒバイテ、グリッド、ハイファ、の全身画は
 また後のデザインズでミラージュ騎士をまとめて公開するのかな。
 ミラージュとシステム・カリギュラの設定公開がどんどん後に追いやられていく。

読んで気になったところを箇条書きで書いていく。
・ミノグシア連合デプレ近衛支隊の支隊長デプレ・ビートだが実際はマドラ・モイライだという。
・ナカカラ中部連合マルコンナ隊2に何故かナイアスがいる。
・バーガ・ハリKKは14巻での活躍で魔導大戦「最強GTM」と呼ばれた。
・バーガ・ハリBSーRはメロウラに搭載されている「ホルダ型GTM」のエンジンが使われていた。
・ツバンツヒは「スプラウト・ソング」の最後のエピソードに姿を変えて出てきそう。
・作者はスパルタがモラード・ファティマなこと忘れてた模様。
 モラード・ファティマのナンバリングもされそろそろ全データを発表するかもとのこと。
・桜子のファティマ虹姫は小っちゃくて可愛い。(150cm)身長はアナンダの方が低い。(145cm)
・アイシャの参戦はセイレイ達を救出するためで「A.K.D.」の参戦ではないと不問にされた。
・最初ラ・ベルダの制作者という設定だったパローラ・ブラス博士はなんとビリジアン博士のことで
 ロッゾ南部グラウロッゾ産業都市ナーリア学術都市でラ・ベルダと住んでいたという。
 ベルダの制作者はガリュー・エトラムル博士の本名エーロッテン・ニトロゲン博士に変更された。
・カラミリティ星キーヤ大陸最南部のヘ・リー聖域はいかにも怪しいがまだ触れられない。
・ナオは主人公クラスのキャラとして作られたが物語が伸びてしまうので多くの話がカットされてるようだ。
 ナオと令令謝のエピソードでボード・ビュラードと接触していたこと、
 聖帝のところにいた令令謝をクープ博士の元に連れてきたのがマドラ・モイライだったことが明かされる。
・GTMハロ・ガロはカイゼリンと同じ設計思想にしていて外見もカイゼリンを彷彿させる見た目になっている。
・令令謝はバキンラカン帝国の聖帝ランダの元にいて謎が多くあるようだ。
 14巻の令令謝と京の豆腐をぶつけたとかいう茶番は戦いを終わらすための出来レースだった。
・バランシェ・ファティマ№18「零零(ゼロ・ゼロ)」が令令謝の正体か?
 パワーゲージ3Aが2つ、2Aが3つとすごいことになってる。
 タイフォン型ファティマ「先先(マーター・マーター)」と共にいずこに消えるというが?
・バーナー・恋・ダウドの説明でミラージュ騎士左翼№21ってあるが13の間違いだよね?
・クラーケンベールのファティマ・アンドロメーダはプラスチック・スタイルの頃と随分とイメージが変わった。
・剣聖ハリコンの説明でアルルは父がハリコンと知っているが母は知らない。
 桜子は母が詩女フンフトと知ってるが父を知らない。
 アルルの母はバランカ家王女シリセだというがこれはどういうことだ?フンフトを代理母として生まれたのか?
 バランカ家の王子マヨールがアルルの側にいたのはアルルがバランカ家の血を持つからか。
・超帝國剣聖ララファ・ジュノーンは女性だった。勝手に男だと思ってた。
 7剣聖は残るはフラーマ・アトールのみというがキーラ・ネプチューンの情報はまだないぞ。
・Z.A.P.の説明を読むとフレーム・ランチャー上部の赤いラインがデザインとして大事なとこらしい。
 2989年のコーラス戦や3960年の黒騎士戦の時は「対GTM戦闘」用にアンクルクレーンが外され
 エンジン出力も通常のGTMほどに落とされていたようだ。
・Z.A.P.全ミラージュ騎士コードレターでAが斑鳩王子とワスチャ・コーダンテ騎になってる。
・「元祖雷丸」は焔帝シュッツイェン、「その弐」はホルダー・ブリンガー(MHホーンド・ミラージュ)、
 「その四」がZ.A.P.、「その五」がマーク2、「その六」が破烈の人形、
 「その7」がΦ型(プレシジョンLEDミラージュⅡ)。
 「その参」はマイティ・シリーズのバビロンズB2のようで時期的に魔導大戦中に出てくるのでは?

2019年3月10日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年4月号)

・扉絵は「がんばれmomoko(エストちゃん)」。
 今月のNT付録カレンダーにも載せられたmomokoエストの解説。

・作者はバイオハザードRE2をやり込んでいるらしい。
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・詩女フンフトとモラードはラーンの地下施設にいた。
 このアンダーゲートは詩女のスコーパーの力で開く。詩女の瞑想室として使われてきた。
 天照家の本家内宮地下にも初代ミコト様が作った禁断のゲートがあるとか。
 2020年代ナカカラ様の時代にその禁断のゲートが開かれた。
 同じ頃ここはウラニウム・バランス公の研究室として、使われその時に花の詩女ラーンから花の種を渡された。
・モラードはここで命の水をタワーの素体に吸収させセントリーの力を持つファティマを育成することに。

・旧ハスハ連合共和国 首都ベイジ。
 3030年のバハットマ侵攻と衛星軌道攻撃によって大半が瓦礫のまま。
 表向きは非占領区域になっているが実際は枢軸各国の駐留地となっていた。

・デコースの休む宿に現れる一人の女性。
 門を守っていた部下の騎士たちは気絶させられている。
 剣を取るデコースだが張り手一発で倒される。
 女性の正体は薔薇の剣聖マドラ・モイライ(スパーク)。
 お前みたいな化け物なんて知らないと怯えていうデコース。
 マドラは何度も会ってるというがスパークとの記憶が混在してるのか頭を痛める。
 マドラの胸の傷を付けた相手を思い出した。その相手こそ自分の赤ちゃんを授けてくれる方だと。
 デコースはマドラがミラージュ騎士団のスパークだと気付く。
 マドラは服を脱ぎ始めデコースを押し倒す。
 そしてマドラの中にいる超帝國剣聖アマンダ・プロミネンスの人格が語りかける。
 戦闘兵器として作られ何億もの人類を殺しいくつもの国を滅ぼした。
 そんな自分の恐怖から逃れる唯一つの叶わぬ夢が「子供を作り幸せな家庭をもつ」ことだという。

・ラーン地下施設。
 セントリーの力を持つタワーの制御はどうするのかと聞くモラード。この子の機嫌一つで人類が滅んでしまう。
 詩女フンフトの力では制御できないが考えがあるのでそれを試してみるしかないと。
 モラードはコーラス城でラキシスの言葉を聞いて以来タワーを含めその顛末を見届けねばならないと思っていた。
 ショウメがセントリーの幼生と教えた引き替えにストーイ博士(ツバンツヒ)が置いていったモノ。
 システム・カリギュラのポリメリゼーション転化技術。
 フンフトもカリギュラの技術はひととおり知っているのでお手伝いをするという。

 続く。
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・今回は色々と衝撃だったのでショウメ関連のことが吹っ飛んでしまった。

・デコースがマドラにレイプされました。
 先月号の感想で「子種でも搾りにいったのかね?」なんて冗談ぽく書いたがそのまんまだった。
 本当のところもう一回スパークの姿でデコ-スと戦ってお互い認め合ったりして意気投合し
 子供を作っちゃったりするのかなあなんて思っていたけど作者を甘く見ていたようだ。
・マドラとしては唯一自分に傷を付けた今の時代一番の騎士と子供を作りたいということだろう。
 本当は強い騎士程度のスパークと互いに傷を付けあって引き分けたくらいなのだが
 それでもデコースは剣聖を除いたら星団トップクラスの騎士なので名誉なことなのかな?
・かつて「狂乱の貴公子」を自称していたデコースが本物の狂人マドラに
 怯えドン引きしている様に笑いつつかわいそうになってきた。
 ファティマ嫌いで伴侶もいる様子のなかったデコース(1巻でソープを誘ってたな)だがこれが年貢の納め時か。
・騎士同士の子供は出来難いという設定だったと思うがこの後何度もするのだろうか。
・14巻でナオが現在マドラは半覚醒状態で不安定と言っていたが正にそんな感じで
 マドラとスパークの時の記憶が混在としていて人格が安定していない。
・子供を作り幸せな家庭を作るのが夢だというが果たしてその夢は叶うのか?
 息子のベルベッドが生まれるのが3060年でエストが天照家に入るのが3069年、つまり…?

・2020年代に花の詩女ラーンがファティマ理論を生み出したウラニウム・バランスに花の種を渡した。
 花の詩女ラーンとは映画「花の詩女 GTM」の主人公ベリン、システムV・ユニオのこと。
 星団歴全てに関わり現在も存命しているようだがどういう状態かは不明だ。

・ショウメ・タワーはセントリーの力をもち変身したり惑星一つ吹き飛ばせる力があり滅茶苦茶だ。
 そんなタワーを制御するフンフトの考えとは天照に絶対服従させることらしいのだが
 その絶対服従させるためにフンフトが仕込んだとんでもないこととは何か?

・モラードは13巻の時にツバンツヒからポリメリゼーション転化技術を貰っていた。
 ツバンツヒやマウザーは重合人間(ポリメリゼーション・キャスター)で超帝國時代のサイボーグだというが
 まだそれについては詳しく解説されてないのでどのように生まれるものかはわからない。
 その技術でモラードは延命してデザインズ5で紹介された若返った姿になるのかな?

・さらっとフンフトがシステム・カリギュラの技術はひととおり存じておりますなんて言っている。
 詩女が炎の女皇帝から歴代詩女の記憶を引き継いでいるのならそれぐらい当然のことなのかね?

2019年4月11日(木)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年5月号)

・「GTMカイゼリン」立体モデルがようやく夏から予約開始らしい。
 価格はおよそ8万円。うーん、ちょっと手が出せないかな。触って可動範囲を確認してみたいけど。

・扉絵はバキンラカン帝国筆頭旗騎GTM「グロウダイン~ホウザイロ2」の線画と解説。
 MH「ヴァイ・オ・ラ」にあたる。解説のグロウダイン1とか3ってホウザイロの間違いかな。
 ホウザイロ3・グレント(MHクルマルス・バイロン)は現在フィルモア女王リリが所有している。
 クルマルスは出るたびにデザインが違ったがホウザイロも3騎ともデザインは違うようだ。

・現在単行本15巻の準備中。「黒の招待状」までって「漆黒の誘い」のことかな?
 表紙、描き足しなど単行本作業があるが連載は止めない予定らしい。
 2016年3月号から減ページはあれど3年以上休載していない。この漫画の読者的にはうれしいことだ。

・という訳で15巻分の感想はこちらに移動→15巻分(予定)連載時感想
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・ナカカラ・クルル王国で観光を楽しむラキシスと周りを飛ぶショウメ。
 そこにグリース王立内宮高校の制服で現れるツバンツヒ。
 エレーナ・クニャジコーワの代わりにラキシスの側に付くことになったらしい。
 すっかり女子高生になってしまったツバンツヒに驚くラキシス。

・ナカカラ・クルル王国フィルモア帝国駐屯地。
 ダイ・グが護衛なしでシャルデルファーで静養していることをミヤザ長官に詰め寄るトライトン王子。
 その様子をアルカナ・ナイトであるケーニヒ、ブルーノ、ニオの3人が見守っている。
 ミヤザは何かあった時のためにクリスティンを送り込んでいるという。
 表向き工業都市ホーダウンの掃射に向かったといえばレーダー王家のクリスを休ませろという要望も満たす。
 詩女からも体調の良くないダイ・グに静養をと助言があった。
 元老がよく許可したとケーニヒが疑問に思うが元老院が以前氷グループを出撃させたことで
 元老とバルバロッサ家はブラウ家とボルガ家に気を使っている。

・一人でシャルデファーの町を歩くダイ・グ。
 買い物をしているラキシスとツバンツヒを見てダイ・グは声をかける。
 影から女子高生姿で見守るクリスティンに気付きカフェラテを渡すツバンツヒ。
 耳飾りからクリスの名前を当てツバンツヒは自らミラージュ騎士と明かす。
・ラキシスと二人で話すダイ・グ。
 ダイ・グはラキシスにフィルモア帝国の現状に星一つ統治する天照ならどうするのかと聞く。
 ラキシスはあの人なら全部おっぽっちゃって逃げますと叫び出す。
 そんな答えを聞いて笑いだすダイ・グ。責任だの立場だの言うのは自分に対しての言い訳だと。
 ダイ・グはラキシスに自分はショーカムと同じ病だと明かす。

 続く。
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・先月号の衝撃はまるでなかったかのようにラキシスの話に戻った。
 次にマドラが出てきた時デコースに「できちゃった」って言ってきてもおかしくないな。

・ショウメはラキシスの中に隠れているのかと思ったら普通に周りに飛んで会話をしている。
 ラキシスはショウメについて天照にまだ報告してないのかな。それとも報告したからツバンツヒをよこしたか。
・ラキシスがツバンツヒと会うのはベラ戦から5年ぶりかな。あまりの変わりようにあんぐりしている。
 グリース王立内宮高校の学生証はナカカラ入国通関が一発で通る万能パスのようだ。
 カリギュラ所属の時に探していたショウメが目の前にいることに気付いていない。
 そもそもカリギュラはショウメの名前をどこで知ったのか?カリギュラ所属のスコーパーが見たのかね。

・ミヤザ長官は元老院と王家、さらに詩女にまで挟まれて胃に穴が開きそう。
 元老院とバルバロッサ家は氷グループと茄里を使ってジークを暗殺しようとしたことが
 母親のブラウ・フィルモア女王にバレて萎縮しているのだろう。

・現フィルモア皇帝と天照の妻が町中二人で歓談しているとは周りの人々は夢にも思うまい。
 ダイ・グとラキシスは子供の頃2977年にバランシェ邸で会っている。
 髪の色が変わっている人間の振りをしたファティマを見てラキシスと察するのはさすがだ。
 ファティマが天照の妻を名乗っていることは異常極まりないがバランンシェ周辺の異常な環境を観たら
 そんなこともありえる話だと納得しているのだろうか。

 そんな天照の妻ラキシスにフィルモア帝国の現状を相談するダイ・グ。
 星一つの大事に関わることは彼一人が抱えるには重すぎる悩みだ。
 ラキシスの天照なら全部置いて逃げ出すというのは人外の神だからこそ出来ることだが
 そんな回答を聞いてダイ・グは命あるうちにやるべきことをやると決心したようだ。

 ダイ・グがショーカムと同じ病気なことが明言された。騎士の力を使うと一気に寿命が縮まるらしい。
 おそらく魔導大戦中に亡くなると思われるが彼がとる行動とは?

・クリスがダイ・グとくつろいでいるラキシスを見て嫉妬し動揺している。
 恋する乙女状態は13巻で詩女に叱咤されて卒業したと思ったがそんなことなかった。

・ラキシスは1巻のお披露目の時ソープが逃げ出そうとしてたことを知っていた。リトラにでも聞いたか?

2019年5月10日(金)

○FSSの商標トラブルの噂について。

・FSSでMHからGTMになり名前が変更されたのは商標登録のトラブルだったと
 ネットで一部噂になっていたが明確なソースが無かったので取り上げなかった。
 だが先日亡くなられたライターの大塚ギチ氏のインタビューでその噂が本当のように答えていた。
 それに対して永野護作品公式アカウントで作者がはっきり否定をした。なのでこの件は終わり。

・大塚ギチ氏といえば「FSS エピソードガイド」に寄稿していたが
 自分の中では月刊ニュータイプ誌上で小説版「機動戦士ガンダム」を再構築?した
 「フォー・ザ・バレル」という作品の連載が印象に深かった。

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年6月号)

・扉絵はコーネラ帝国の新型GTM「デモール」の線画と解説。
 前エピソードでの戦いの教訓からファティマ搭載型のGTM「デモール・タンジェリン」を生産。
 同じバルター・ヒュードラー博士が開発したガマッシャーン国GTM「エクペラハ」も
 「エクペラハ・タンジェリン」として改装していく。
 3000年代中盤からファティマとエトラムルどちらも搭載可能な「SBB-03」が登場。
 アマテラス侵攻後の世界でメヨーヨ朝廷のGTM「ホウライ」と共に最も多く生産されるGTMとなった。
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・ラキシスに自分の病を告白したダイ・グは気持ちがすっきりした様子。
・ツバンツヒは二人の話が終わったのを見ると隠れて護衛していたクリスを連れ出す。
・ダイ・グは気分もよくなり今回の静養は終わりナカカラに戻る。だからクリスの任務も終わりだという。
・クリスはダイ・グと一緒にラキシス達とカフェでランチをすることになる。
・自分の元にクリスをよこしたのはリリだと察するダイ・グ。
 リリであれば「サクリファイス」の名のもとジーク暗殺未遂事件の黒幕のバルバロッサを処刑もできたはず。
 それを止めたのはジークことサイレンであろうと。
・それを遠くから監視するカリギュラの一員がいた。

・3030年(3010年の誤植?)のボスヤスフォートの浮遊城襲撃は
 デモンストレーションだけが目的だったのかと疑問に思うマウザー教授。
・EV-3(エフィー・ドライ)はツバンツヒ失踪の調査範囲を天照関連全てに広げ区民センターの広告誌の
 学園祭模擬店コンテストで大賞を受賞した内宮高等学校調理クラブの写真の中にツバンツヒの姿を見つける。
・ツバンツヒのあまりの変わりように洗脳されたのかと疑うマウザー教授。
・現在ナカカラのシャルデファーに滞在中でBO-6(ボー・ゼクス)が追跡中。
 そのボーからの最新の映像にはツバンツヒと一緒にフィルモア皇帝とクリスティン・V、謎の少女がいた。
・色々と繋がってきたと面白がりこの件に付き合うか?とエフィーを誘うマウザー。
 懐園剣の謎を追うことが目的のエフィーだが所在はわかっているのでボーと共にお供するという。

・ラキシス達と別れるダイ・グとクリス。
 そこに現れる少女。クリスが警戒する。その正体は茄里。
 茄里はクリスと話をしたいようだがダイ・グが離れようとすると「側にいてくれダイ・グ兄様」という。
 クリスと会話する茄里。クリスのことは慧茄から色々聞かされていた。しかし言いたいことが言えない。
 クリスは茄里が親しい人を傷つけたのかと言い当てる。
 茄里は人を剣で貫いた感触が消えない、どうしたら消えるのかと聞く。
 一生消えないというクリス。絶対に消えてはいけない。これが私の生きている証だと。
 茄里はダイ・グに自分がしたことを知って怒ってるでしょと問い詰める。
 ダイ・グは優しい顔で怒っていないという。傷つけてわかったこともある。
 クリスのように忘れないようしてして考えていけばきっといい未来につながると。
 ダイ・グの答えに茄里はサイレンの言葉を思い出す。

 続く。
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・今回はダイ・グ達メインの静かなエピソード。

・クリスはツバンツヒに禁断の報われない恋をしている仲間認定されたかな?

・リリはやろうと思えばサクリファイスの権限でバルバロッサを処刑することはできたようだ。
 しかしそれをやればフィルモア帝国内部でさらに血が多く流れるようになる。
 だからジークの中のサイレンが止めたのだろう。

・ボスヤスフォートの浮遊城襲撃(3030年は誤植?)の真意はマウザーにも疑問だったらしい。
 自国と列強各国に対するデモンストレーションであったのも確かだが、さらに神である天照にちょっかいを出して
 結果それを無視するならこれから自分達が起こす事も無視するだろうという確認作業だったようだが。
・ツバンツヒの現在の姿を見て変顔をするマウザー。
 マウザーはラキシスが誰かわからなかったようだがラキシスの世間的知名度ってどれだけだろうか?
 ラキシスが天照の后になっていることは正式には公表されていないらしいが。
・EV-3(エフィー)は無限のパワーを持つ懐園剣の謎を追うことをメインの目的にしているようだ。
 現在懐園剣(雄)はアルル、懐園剣(雌)はミース預かりのアウクソーが持っている。

・ジークを刺した感覚が残って塞ぎこんでいた茄里は人を殴り殺したクリスにも同じ感触が残っているのかと
 疑問に思っていたがそれを和魂の詩女ナカカラに聞いてみなよと言われ本当に直接聞きに来たようだ。
・茄里とダイ・グが会うのはいつぶりなのだろうか?バルバロッサに引き取られてからは会ってないのかな?
・茄里としてはバルバロッサからの皇女として教育され皇位から逃げた裏切り者として
 実の兄ジークを殺そうとしたことを自分の頭の中でも整理できてないようだ。
・そんな茄里を諭すダイ・グの顔は優しい。
 自分の死期を悟りラキシスと会話して自分のやるべきことを決めた人間だからこそ言える言葉だろうか。

・これからラキシス(ショウメ)とツバンツヒの前にカリギュラの面々が現れる展開になるかな。

2019年6月10日(月)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年7月号)

・扉は7月6日から予約開始される「GTMカイゼリン」立体モデル(予価税別8万円)。
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・茄里はジークの言葉は正しいのかとダイ・グに問う。
 ダイ・グは正しいかどうかなんてわからないが彼と考えは同じだ思うという。
 流れる血を少しでも減らす。これがダイ・グの選んだ生きる道。

・ダイ・グの前に姿を現し頭を下げるアラン・リー・ファウトゥ。
 茄里はアランと暗殺と諜報を専門とする氷グループを率いてジーク暗殺を謀った。
 失敗を知ったバルバロッサ家は茄里をボルガ・レーダー家に預ける。
 あの事件は茄里と氷グループの暴走と断定しバルバロッサと元老院は不関与の立場を取る。
 バシル・バルバロッサ大王はクリスを帝国を滅ぼす魔女として失脚させる企てを立てている。
 さらにアドー王とティルバー女王はナカカラ制圧の大義を得るためバハットマとの密約を計画中。
 その目的を言おうとするアランの口を止めるダイ・グ。
 それ以上言えば帝国を乱す謀反人として処刑しなければならない。

・ダイ・グはアランに双頭竜の紋章の指輪を渡す。
 それはジーク暗殺未遂事件の後ブラウ女王がダイ・グに預けたもの。
 皇女が引き継げるにふさわしき時までアランが預かり皇女を支えよという。

・茄里はクリスとダイ・グの話を聞いて強い心をもちたい、学びたいと思うようになった。
 クリスを「姉様」と呼び自らを「茄里・ボルガ・レーダー」「フィルモア帝国皇女」と名乗る。

・旧王都ベイジ。
 アマテラスのエイリアスである東の君がスパーク(マドラ)を発見する。
・薔薇の剣聖マドラ・モイライがデコース目的に部下の騎士達を倒したのは
 戦勝気分が抜けないバハットマの騎士達を鍛えるべくデコース団長が呼んだことになっていた。
 現在デコースはその騎士と毎日想像を絶する手合いを繰り返している。
 連日聞こえるデコースの叫び声。エストはマスターはお幸せそうと助ける気はない。

・デルタ・ベルン フロートテンプル。
 ミラージュ騎士レフト№13バーナー・恋ダウドを呼びつけるアマテラス。
 アマテラスは君の体が必要だと言ってレンダウドに変な誤解をさせる。
 そしてアマテラスの履いていたサイズの大きいサンダルと靴下を彼女に持たす。

・噴水で釣りをするスペクターとAFポーター。
 暇そうなスペクター達にアマテラスはシャルデファーのラキシスのところに行くよう仕事を与える。
 ナカカラにはアマテラスが行くはずだったが行けなくなった。
 アマテラスが行っちゃいけないところなんて行きたくないとスペクターとポーターは愚痴るが
 アマテラスが「ジョーカー」と呼ぶとスペクターはふざけるのを止める。
 ポーターにも「いかなる犠牲を払ってもラキシスを守れ」「頼んだよA.R.C.H(スイレイ)」と呼ぶ。
 「イエス。アワ・プロビデンス(天主)」と答えるポーター。

 続く。
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・今月はGTMは出てこなかったけど結構衝撃的な事実が判明した。

・茄里は心のつっかえが取れダイ・グ兄様とクリス姉様を見習って色々学んでいくようだ。
 強い心を持つ言われたダイ・グやクリスがずっと悩み続けていた様を見ている読者としては
 こうやって次世代に心が繋がっていくのかと感慨にふける。

・アラン・リーから帝国の現状が語られたがフィルモア帝国のナカカラ制圧の大義を得るために
 システム・カリギュラだけでなくバハットマとの密約もあるようだ。目的はダイ・グにさえぎられたが。
・アランもケンタウリ家の汚名をそそぐために皇子暗殺をさせられるとかかわいそうな身の上だな。
・ダイグがアランに渡した双頭竜の紋章の指輪は13巻のリリと映画のラストのジークがしていたものと同じかな?
・「帝国を変えるのはそなたら少年少女だ」と自分も若いのに死期を悟ったダイ・グの台詞が悲しい。

・衝撃その1。デコースはあれから毎日マドラの相手をさせられて叫び声を上げていた。
 妊娠するまで続けるのだろうか?エストも助けてくれない。これはかわいそう。

・オージェは以前のNT記事でショウメのエピソードでマグナパレスを駆ると作者が言ってたがこの事かな。
 サイズの大きいサンダルをあげたのは本来の身長2m30cmに成長するからかも。
 しかしミラージュ女子はちょっとアマテラスに呼ばれるとすぐ夜の相手をしようとするな。

・衝撃その2。ポーターの正体はアーク・スイレイだった?
 ポーターがジョーカーのせいで神様的存在になってたのはわかっていたがスイレイとは思わなかった。
 新しい設定を振り返ると(トレーサー1のユニオVの解説から)全能神天照大神が作ったジョーカー宇宙の
 ジョーカー星団の神がジョーカーでそのジョーカーが作った分身がセントリーを統べるアーク・スイレーらしい。
 7巻52頁にポーターのところに行くジョーカーのコマにスイレーが浮かんでいるが
 ポーターにスイレーの命(?)でも取り込ませたのだろうか?

・さて問題はこれからアマテラスが行けない場所があって
 そこにジョーカーとスイレイを行かせないとラキシスがやばいってことだ。
 となるとやはりオーバーロードとサタンが関わってきそうな感じだが?
 さらに帝騎マグナパレスを駆る超帝國剣聖オージェと薔薇の剣聖マドラ、
 ツバンツヒやシステム・カリギュラも合流するとなると凄い戦いになりそうで期待してしまうぞ。

2019年7月10日(水)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年8月号)

・扉絵はバスターランチャー・ラピデア・カノンとBO-6(ボー・ゼクス)の解説。
・バスターランチャーはマグナパレスに装備されるもので3連射ができる。
・ボーはシオの門番の指揮官クラスで映画「花の詩女」にも出てたようだ。

・単行本15巻のカラーセルと描き直し作業が終わり現在カバーイラストを描いてるらしい。
 連載も並行して続けて近いうちに発売日もお知らせできるという。
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・シャルデファー。ショウメと会話するラキシス。
 ツバンツヒはカリギュラ時代の目的であるショウメについてはどうでもよくなっていた。
・ラキシスを訪ねて現れたのはマドラ・モイライことスパーク。
 誰かわからず戸惑うラキシスにマドラは自分の素性と二重人格であることを明かす。
 マドラとして逃走してたが典星舎に見つかり東の君に制裁され姫の護衛を任された。
・ソープが来ないことに寂しがるラキシス。

・草原で山菜を取るラキシス達3人。
・後ろから怪しい二つの何かが現れる。
・さらに3人の前にシステム・カリギュラのマウザーとボーとエフィーが立ちふさがる。
 マウザーはラキシスの素性を聞くと礼儀ある対応。隣にいるマドラが剣聖であると気づく。
・マウザーの目的は裏切り者のツバンツヒの処刑。
 マウザーは騎士としてツバンツヒと一対一の決闘をする。
・二人は互角の戦いを繰り広げるがマウザーの剣が折れ止めをさそうとするツバンツヒ。
 しかしラキシスの後ろから何かが迫るのを見て隙ができマウザーの変形した腕で腹を刺される。

 続く。
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・扉絵でGTMマグナパレスのバスターランチャーの説明があったのは近々登場する前フリだったらいいな。

・ツバンツヒがショウメの存在に気付いてるか気になってたがすでに彼女の中ではどうでもよくなっていた。
 さらにラキシスもショウメが何しに彼女の元に来たのか聞こえてなかった。

・マドラがラキシスの元に来たが現在の人格はスパークのようだ。
 会話がちゃんと成立しているので第3の人格か?と思ったがスパークもまともにしゃべる時はしゃべるか。
 スパークはマドラ人格の時何をやっていたのか自覚がない。スパークの服も処分された。
 67頁途中でスパークからマドラに人格が変わっているように見えるがコロコロ人格変わるのかな。
・ツラック隊の副官カーツ大佐はマドラが元AP騎士団のスキーン隊の支隊長をやっていた時の部下だった。
・マドラとしてデコースと連日やりまくっていたがさすがにまだ妊娠とかしてないよね?

・ラキシスはソープが来てくれなくて残念そうだがソープとしては最初は行く予定だったが行けなくなってしまった。
 何故行けなくなったのかはサタン達が出てくると神様の力を使わざるをえなくなり
 それが神様のルール違反になるからかなあ?と勝手に想像する。

・思ってたより早くマウザー達が登場。それもイメチェンして。マドラを一瞥して剣聖レベルと判断してすごい。
 ラキシスの素性を知っても馬鹿にせずちゃんと礼儀を持って対応したりと好感度が上がってきたぞ。
 マドラが言うに騎士としてはツバンツヒとマウザーは互角らしい。

・ツバンツヒは腹を刺されたくらいで死なないだろう。それよりラキシスに迫る謎の存在の方がやばい。
 正体はサタン達と予想するが、だとしたらマウザーとカリギュラ達はどう対応するのだろうか?
 次回がとても気になる。後15巻発売日も。

2019年8月10日(土)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年9月号)

・扉は京都アニメーションの放火事件での亡くなられた方々へのお悔やみの言葉。
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・ラキシスの後ろから襲いかかる黒い影のようなモノ達。
 マドラは頭が壊れるように痛み気絶する。
 エフィーとボーが黒いモノを切りつけると物理攻撃が通った。
 ボーがこれは幻覚かとマウザーに問うがマウザーはすでにここは元にいた場所ではないという。

・さらに別の黒い大きな個体達が現れるが後ろに引いていく。
 ラキシスに付いてるショウメが早くここから脱出するようにと声をみんなの頭に直接響かせる。
 ラキシスは最近居候しているセントリー・ブリッツの幼生ショウメを紹介する。
 ショウメはみんなにも見える大きさになり謎の黒いモノ達の説明をする。
 こいつらははるか昔から存在するこの世とは別のもの。
 彼らが求めるのは次元を超えるエネルギー。さらなる進化へと上げるもの。
 セントリーが転化(リダクション)する時に生まれる「命の水」。
 この前(6巻)は何かが狂ってライブの転化時に浮遊城に出現したがセントリー・カラットが追い払った。
 命の水はもう使われてないのに何故今回出るのか疑問に思うショウメ。

・ここからどう脱出するのかショウメに問うマウザー。
・最初に出てきたのが「スレイヴ」、大きいのが「ソルジャー」、本体ではなく「触媒」。
 この世界でいうガスや煙のようなもの。命のない物質。
 先行して時空特性を変化させる役目。「あいつら」が来るための下準備。
 「ヴィーキュル」、「ライフ・ウォッチング・オーバーロード」、「ヴィーキュル・コマンダー」
 あなた達が「悪魔」と呼んでいるものたち。
 出現してからしばらくは時空に安定させるため実体化しない。今のうち倒せば時空は戻る。
 実体化する前のコマンダーを守るためスレイヴとソルジャーが攻撃を仕掛けてくる

・そんな悪魔達が続々と出現していくのを呆然と見るマウザー。
 ツバンツヒの名を呼ぶと彼女の胸を剣で貫く。
 これで気がすんだ。どうせ死ぬなら悔いは残しちゃいけないと笑う。

・実体化する「ヴィーキュル・コマンダー」。
 しかしその姿を見てショウメは今までと姿が違うと驚く。

 続く。
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・予想通りサタン達オーバーロードが襲撃してきた。

・マドラが強い頭痛で気絶したがおそらく超帝國剣聖アマンダ・プロミネンスが出てくれるのではないだろうか。

・ショウメが詳しく悪魔達の説明をしてくれた。
 「ヴィーキュル」、「ライフ・ウォッチング・オーバーロード」、「悪魔(サタン)」と呼ばれている者たち。
 彼らの目的は命の水とラキシスらしい。
・命の水は今回ショウメが次元を超えるエネルギーでさらなる進化へと上げるから求めていると言っているが
 ラキシスを狙うのはどういう目的だろう?
・サタンは太剛神モイキュードの作ったバスター宇宙からの侵略者(デザインズ1より)らしいのだが
 ラキシスが後々敵になるカレンを産むことになるからその邪魔をするためだろうか?
 6巻でも天照の力がなくなった時に浮遊城に別働隊が現れてラキシスを狙うがカレンとユライヒに阻まれた。

・ツバンツヒがマウザーに受けた一撃は致命傷に思えるがまあ死なないだろう。
 むしろマウザーがどうせ死ぬなら悔いは残さないようにとツバンツヒを刺したのが違和感があった。
 物理攻撃効くのに諦めるの早くない?と。ツバンツヒへの攻撃も何かの策だといいなあ。

・最後に出てきた「ヴィーキュル・コマンダー」にショウメが今までと違うと驚いてた。
 新型なのか「オーピー・クル」や「タンツミンレ」のような名のある「ジェネリック・オーバーロード」なのか?

・次回はNTがFSS表紙・巻頭特集なので単行本15巻の情報など期待してる。

2019年9月10日(火)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年10月号)

・今月のNTはFSS表紙・巻頭特集。表紙絵は「SBBデモール」。
 コミックス15巻は年内発売を想定して鋭意制作中。
 15巻収録分のエピソードを2Pで解説。ホウザイロとデモールのカラーデザインが初公開されてる。
・マウザー役の三木眞一郎に最新刊を読んでもらいインタビュー。
・声優川村万梨阿が立体モデル「カイゼリン」を組み立てる動画収録の密着記事。

・扉絵はAFオーロラ。
・デザインズ7についての説明。登場キャラが超ド級の大物ばかりなのでデザインズ4のように大きくなるそうだ。
・ボークス社のカイゼリン半完成組み立てキットは通常商品で限定商品や特別販売ではないとのこと。
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・ラキシス達に襲ってくるソルジャー達。
 マウザーはラキシスを下がらせソルジャーを斬りはらう。
 気絶したマドラにもソルジャーが襲いかかるがマウザーに心臓を貫かれたツバンツヒが立ち上がり斬る。
・マウザーは自分の生体エネルギーをツバンツヒの心臓に送り込み傷を治しエネルギーを補充した。
・何故だと問うツバンツヒだがショウメを守ることが最重要だとマウザー。
 だがツバンツヒは許さない。オレをハブってこんな面白いことやってるのが許せない。
 ラキシスにあんたの手下に何でもなるからオレも混ぜろと言う。

・ヴィーキュル・コマンダーが実体化する。やっぱり今までのと違うと疑問を持つショウメ。

・ツバンツヒがまるでGTMのような姿に変身する。
 超帝國剣聖の力を得ることがカリギュラの目標のひとつだったが
 超帝國剣聖たちの体のつくりが基本的に異なり別の形でその目的を果たすため
 生体サイボーグ・ポリメゼーション・キャスターになった。
 この姿は対戦艦や対GTM用だがエネルギー消費が激しい。
 マウザーが可能な限りエネルギーを回してくれたが10分持つかわからない。
・俺達は人間だった頃の記憶を持つだけの半有機生命体だとマウザー。
 色々言われるカリギュラだが美点があるとすれば何に対しても偏見がないことだと。
 偏見がなさすぎてマウザーはパートナーのベルダがどっちが主かわからない関係だとボーが言う。

・ツバンツヒがパワーランチャーでヴィーキュル・コマンダーの腕を吹き飛ばす。
・何も動く気がないラキシスに疑問を持つマウザー。ラキシスはヴィーキュル達と戦う気はない。
 ヴィーキュル達はショウメを無傷で入手するために総攻撃できないようだ。

・マウザーの攻撃も簡単に弾かれるようになりツバンツヒのエネルギーも少ない。
 そこにダムド・ストロークがヴィーキュル・コマンダーに放たれる。
・気絶してたマドラが目覚める。
 マドラの中の人格、狂気のスパーク、超帝國剣聖プロミネンス、もう一人のマドラは消え去った。
 ネッド・スバースの血と願いを継ぐ剣聖マドラが覚醒する。

 続く。
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・GTMSBBデモールのカラーはMHカンのイメージ通りだったが
 GTMホウザイロ2はMHヴァイ・オ・ラとは全然違う。緑色の宝石が散らばってるイメージ。

・先月のマウザーのとち狂った行動にちゃんとした思惑があって安心した。マウザーが好きになってるな自分。
 マウザーが怒ってたのはツバンツヒが自分抜きでこんな面白いことやってたからとか。
 今回簡単にラキシスの手下になるとか言っちゃったがこれでマウザーもカリギュラの裏切りになるのでは?
 エフィーとボーはどう対応するのかな。

・ツバンツヒがロボットに変身。
 デザインズ6で意味深な説明があったので変身するとは思ってたが想像してたよりロボットだった。
 カリギュラは超帝國から派生した組織だけど超帝國剣聖の力の再現は難しいようだ。
 知識欲のためなら何でもやる悪の組織的なイメージのカリギュラだが
 いままでのマウザーやビリジアン博士のファティマへの偏見のない応対を見ると憎めない。

・ラキシスは一応剣聖以上に強い設定だったと思うので戦力になると思うのだが戦う気がないようだ。
 ヴィーキュル達が相当なリスクをかけてまでやって来てることに慮ってる?
 マウザー達や守ってほしいショウメからしたらやる気を出してほしいところだけど。

・覚醒するマドラ。
 これでスパークとプロミネンスとマドラの人格が統合されたということだろうか?
 単行本11巻冒頭のマドラがこの人格なのかな。

2019年10月10日(木)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年11月号)

・ファイブスター物語15巻は12月10日(火)に発売決定。
・扉絵は15巻のカバー絵の一部と思われるが先月号の扉に載ってたAFオーロラかな?
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・覚醒した剣聖マドラでもヴィーキュルを止めるのが精いっぱい。
 すると空から「ぶき?ほしい?」と赤子の声がする。
 空に第1太陽系イースターが現れ太陽が惑星を吸い込んで収縮しマドラの前に落ちてくる。
 それはミスト・ブレーカー、懐園剣。さやが外れて柄の中心に太陽系が浮かんでいる。

・マドラが剣をつかむと剣のもつ記憶が流れ込んでくる。
 今の時代より未来、スキーンズが息子の名前を付けたこの剣でジェネラル「ノストスパスムス」と戦い、
 千年前にログナーが「タンツミンレ」を倒し、遥かな時空でララファが「カリストチェル」を討ち払った。
 そして超古代、数式生命アズデビュート大帝が「ダリスドゥバーズ」を討伐し
 さらにその前モナークの素子姫アイエッタが「オピクル」と戦いジョーカー星団を守った。
 その時代時代のヴィーキュルの支配者「ジェネラル」の名前をあげていく。

・懐園剣は制御装置であるさやが外れてこの世のものではなくなった。
 太陽系ひとつがこの形に収縮した質量兵器。
 この剣のひと振りは星ひとつ衝突するのと同じ破壊力がある。
 炎の女皇帝はこれを遊星兵器「プラネタリ・ウェポン」と定義付けた。
 形はあれど質量も重さもない。物質世界の影響を受けない時空を無視して出現する高次元存在。
 マドラは自分も「式神オフェロス様」同様しもべのひとりだという。

・ツバンツヒはエネルギーが切れロボット形態から人型の裸に戻ってしまう。

・ヴィーキュルの雑魚たちが吸い込まれて消えていく。すると3体の白いヴィーキュルが現れる。
 それはジェネラルではなく「センチュリオ(親衛隊)」。
・ショウメの違和感の正体はこいつらが女性でヴィーキュルの支配種だと気付く。

・マドラはスピンドル・キャノンというGTMの装甲を破壊する剣技を放つがセンチュリオの持つ盾に防がれる。
 さらにマキシマム・バスター・タイフォンを放つとセンチュリオの盾を破壊し貫通するがすぐに再生してしまう。
 もう一度剣を振るうとバリアが張られ弾かれる。
 センチュリオのうしろにもっと大きなものが現れる。ショウメはあれを見ちゃダメと叫ぶ。
 ヴィーキュルのジェネラルをも部下に従える女魔帝「サタネス・ゴリリダルリハ」が現れる。

 続く。
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・急に話のスケールが大きくなったぞ。さらに新らしい名前がいくつも出てきた。

・まずはミスト・ブレーカー、懐園剣。
 第1太陽系イースターが収縮して質量兵器なったというが具体的にどういうことかわからないぞ。
 さすがに現実の太陽系がジョーカー宇宙から無くなったらやばいが
 いまラキシス達やヴィーキュル達がいるところが時空を無視した異界だからできることか?
 ひと振りは星ひとつ衝突する破壊力というが異界で悪魔相手のせいかこの戦闘描写ではわからないな。

・懐園剣を呼んだ赤子の声はカレンかマキシかな?懐園剣はカレンが天照を守るために作ったモノ。
 現在雄剣はアルル、雌剣はミースが持ってたはずだが急にアルルの手元から消えたのだろうか?
 懐園剣の名前の由来ってダグラス・カイエンそのままだったの?
 いやこの剣は現在、過去、未来自由に行き来するのでどっちが先かわからないが。

・歴代の懐園剣の所有者と戦ったジェネラルの名前を上げるマドラ。
 昔の連載の扉絵で懐園剣の設定と年表が載ってたが結構変わってるかな。
 スキーンズがノストスパスムスと戦ったのはAD6000年頃のはずが今より未来になってる?
 千年前にログナーがタンツミンレを倒した(負けた?)というのは2020年天照誕生の時。
 遥かな時空でララファがカリストチェルと戦ったのは剣聖ハリコン・メロディの時か?
 モナークの素子姫アイエッタがオピクルと戦った話は6巻のおとぎ話ウォータードラゴンの元ネタかな。

・「式神オフェロス」って誰やねん。いきなり名前が出て来たぞ。
 マドラのいう懐園剣の本来の主はこれから生まれる剣聖マキシだろう。
 あなた同様しもべの一人というと天照のしもべ、天照が作った神の一人か?

・そろそろサタンの長ジェネラルが出てくるかな?と思ったらさらに上の女魔帝が出てきた。
 こいつが現状の悪魔達のトップでいいのかな?というかもう出てきていいのか。
 どうやらヴィーキュル達は女性が支配層らしい。まあこの漫画でも強い女性ばかりだけど。
 こうなってくると作者はヴィーキュル達の世界の構造や歴史とか公開してきそうだ。

・そもそも人間側がショウメの言う通り攻撃してるだけでヴィーキュル側からまともな攻撃を受けていない。
 やっと会話ができそうな女魔帝が出てきたので戦う素振りを見せないラキシスと対話するのだろうか?

2019年11月10日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2019年12月号)

・15巻に収録されるショウメのカラーイラストが掲載。
・15巻の表紙イラストが公開された。ファティマ・オーロラとセントリーのブリッツかな?

・扉絵は「マウザー教授のGTM特別講義」。
 カラーの漫画でミラージュ騎士の服を着たマウザーがGTMの動かし方を解説している。
 GTMは子供でも老人でもファティマ無しで簡単に動かせる。
 だが騎士とファティマの駆るGTMには見る前に刈られてしまう。

・懐園剣の時間的所在についてだがすべての時空で同時存在が可能でタイムパラドックスは起きえないらしい。
 現在マドラの手元にあるがアルルの持っている懐園剣は「物語上の現在」3037年にちゃんといる。
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(本編)
「第6話 アクト4 スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」

・ラキシス達の前に現れる女魔帝「サタネス・ゴリリダルリハ」。
 ショウメは彼女の目を見ると魂が吸われたみたいに体が動かなくなるので見ちゃダメと叫ぶ。
 しかしツバンツヒとマウザー、エフィーとボーは思考が散漫となり動けなくなる。
 マドラは懐園剣のおかげで女魔帝の視線を防げたがラキシスは何故か平気。

・センチュリオが攻撃を仕掛けてくる。
 マドラは動けなくなったツバンツヒ達を守るため攻撃を弾くがその隙にラキシスが女魔帝の手に捕らわれる。

「五つの星の物語 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・女魔帝はラキシスにそのセントリーの幼生を渡ししてもらえないかと言う。
 ラキシスは渡せないと拒否する。セントリーたちはジョーカー宇宙のすべての根源。
 それを渡すということは世界のすべてを失うことと同じ。
・ヴィーキュル達が幾多の時間を超えてセントリーの次元物質を求める理由はただひとつ。
 モンソロンの時代アズデビュート数式生命帝が人々と星のため
 自らを式崩壊させ解を得たモナーク・セイクレッドの世界創世式。
 その禁断の解はヴィーキュル達の頂点に君臨する「大君主バフォメート」様も知ってるはず。
 何故その掟に抗するのか?とラキシスは女魔帝に問う。
・「大君主バフォメート」の名前を出し意識を保ち目を閉じさせるラキシスに動揺する女魔帝。

・マドラの持つ懐園剣が輝きそのまま剣を振るうと女魔帝の腕を吹き飛ばしラキシスを助ける。
 まだ女魔帝は頭と手だけだが完全体になられたらもう私たちは危ないとショウメ。
 「下がれ!プロミネンス」と声がして女魔帝にGTMの大口径ビーム砲「ヴィーベロック」が放たれる。
 ラキシス達の前に現れたGTMにマウザーが叫ぶ。

 「黄金の電気騎士?」「ナイト・オブ・ゴールド!」

・GTM「マグナパレス」にファティマなしで乗るのは元超帝國剣聖ミキータ・オージェ。
 超帝國剣聖はGTMをある程度制御する同調神経をもっている。
 自分の脊髄をアンテナにGTMとリンクさせファティマ程ではないがGTMと感応し制御できる。

・ラキシスはヴィーキュル達と戦うことを躊躇してるが天照がオージェに命じたのは「可能な限り時間を稼げ」。
 オージェはかなり前からこの空間にいたが今やっと実体化して動けるようになった。
 マグナパレスはこの場で最大パワーを発揮するから後はお任せくださいという。

 続く。
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・ナイト・オブ・ゴールドが久々の登場。一巻の登場シーンを踏襲してるのが良いね。

・女魔帝の視線で心奪われるツバンツヒ達。
 これは6巻の全能神が出現してサッチャー達が魂を抜かれたのと同じ理屈かな。
 エフィーは甘いお菓子が好きでボーはショウメがかわいくて研究したいそうだ。
 マウザーはラキシス姫の手下になったしバハットマはポイだとか。
 ヴィーキュル達の関節がなんでツインスイングなんだ?と疑問に思っているが
 もしかしてGTMがヴィーキュルを参考にして作ったとか又はその逆とかそういうことか?

・タイトルのラキシス7444。ラキシスが色んな宇宙に放浪してから数えて星団歴7444年で55億年後の話?
 天照とフォーチュンで再会するのは星団歴7777年の56億7千万年後なのでまだ先の話だ。

・女魔帝はラキシスにセントリーの幼生を要求してるがまだラキシス狙いな訳ではなかったようだ。
 ラキシスは女魔帝の視線が効かず目を閉じさせセントリーやこのジョーカー宇宙の事情、
 さらにヴィーキュル達の頂点にいる大君主バフォメートの名前まで何故か知っている。
 この藍色髪オペラ・スーツの状態のラキシスはもう神様レベルの視点にまで上がっている。
 正直ラキシスが何を言ってるのかわからない。とりあえず女魔帝は宇宙の掟破りなことをしてるのかな?
 女魔帝がラキシスを手に乗せているカットは単行本3巻149頁のイメージシーンのところだろうか。

・「大君主バフォメート」
 「大君主」という言葉は久々に聞いた。
 連載5話冒頭の天界で天照大御神が大君主に呼び掛けていて第2章のタイトルも「大君主の調葎」だった。
 キャラクターズ9の説明ではスタント遊星攻防戦で死んだマキシをタイカに生存させたのが大君主。
 エピソードガイドの説明だと天照大御神以上のなんだかよくわからないモノみたいな説明で
 名前が結構変わってビヨンド・クラスファー・オーバーマテリアル(大神望)という設定になっていると思う。
 これがFSS世界の頂点なのかな?と思ってたら大君主バフォメートの名前が出て驚いている。
 大君主ってそれぞれの宇宙ごとにいるのかね?
 いままでの悪魔達の名前はユニークだったがバフォメートは有名な山羊の頭の悪魔の名前そのままだ。

・GTM「帝騎マグナパレス」登場。バスターランチャーもちゃんと装備している。
 このGTMもZ.A.P.と同じでアンクル・クレーンが付いてるはずだが次回辺り全体像が見れるかな?
 ちゃあが3031年にルミナス・ミラージュで経験を積んでいたがもう天照に返したってことか。

・マグナパレスに乗っているのは小学生の姿から成長した元超帝國剣聖ミキータ・オージェ。
 重合人間のツバンツヒが身長変えられるのはわかるが超帝國剣聖の身長が伸びるのはどういう理屈だろうか?
 デザインズ5のキャラクター絵だと怖いお姉さんみたいな感じだったが中々美人じゃないか。
・ファティマなしでGTMが制御できるならファティマいらないんじゃ?
 となりそうだがファティマほどの制御能力ではないらしい。
・天照の下した命令は「時間を稼げ」。これはジョーカーとスイレイが来るまでってことかな?

・話がどんどん膨れ上がってきたが次回のマグナパレスの活躍に期待。

2019年12月10日(火)

○「ファイブスター物語」15巻 感想

15巻分連載時の感想はこちら。
 単行本の連載時の感想は古い方を上に順番を入れ替えました。

・14巻から1年10ヶ月ぶりの新刊発売。これは今までの発売ペースと比べても早い。
 そしてなんと連載はNT2016年3月号から3年以上休載していない。
 すでに11回分ストックがあるので16巻の発売も早そう?(希望)

・表紙はファティマ・オーロラとセントリー・ブリッツ。
 オーロラは今巻での捨て身の行動が表紙カバーの座を射止めたらしい。

・「パルスエット プロローグ」は連載時は「二羽の小鳥」の後に描かれたが単行本では巻頭に入れられた。
・NT10月号表紙になったカラーイラストのGTMデモールと
 NT12月号に載ったショウメのカラーイラストが連載頁と差し替え。
・見開きカラーイラストのデモールが入ったのでデモール公開頁の代わりに
 コーネラ帝国皇帝ルーパート2世がしゃべるシーンが1頁書き下ろされている。

・「漆黒の誘い」だったタイトルが「黒の招待状」に変更。
・パルスエットの髪の色が黒く描き込まれた。
・後は細かいトーンや誤植の直し、解説の文字が大きくなっている。

・登場人物紹介ページで初出しの絵がある。
・GTMダルマス・破烈の人形の全体イラスト公開。本編とまた頭部のカーブが違う。
 いかにも主役騎的デザインで1騎のみの設定になったのもやむなしか。
 元々MH破烈の人形みたいな主役騎が複数生産されていることが疑問だったが。
・アラン・リーの子供絵はこれが初かな。デザインズ5では大人絵があった。
・バルター・ヒュードラー博士のスカート姿。
・アルテン・サヤステ先太閤の若き姿。
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・15巻の内容は「パルスエット~二人の小鳥」と「スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦 黒の招待状」。

・パルスエットのエピソードはヨーンの修行をしつつジークの周りのフィルモア王家のいざこざが描かれる。

・ヨーンに関してはさっさと剣を取ってGTMに乗ってほしいところだけどデコースとの決着まで持ち越しかな。

・ジークと茄里、リリとショーカムについては簡単でもフィルモア王家の家系図の解説がほしかった。
 デザインズ4にも載っているが細かいところ作者のチェックミスで間違えてるようだから。
・簡単に整理するとファルモア帝国にはブラウ王家、レーダー王家、バルバロッサ王家の3つがある。
 本来この3つの王家でバランスを取っていたがショーカムの父、バシル・バルバロッサ大王が
 107頁に登場したジェイン・ボルガ・フィルモア女王の姉であるポーラ・ボルガ・レーダーと子供を作り
 2色の血を持つ皇太子ワイプ・ボルガ・レーダー(ショーカム)が生まれた。
 そのショーカムがブラウ王家のリリと子供を作って生まれたのが3色の血を持つジークと茄里だ。
 そのジークには初代皇帝サイレン(映画の主人公トリハロン)の意識が宿っている(?)せいか
 母であるリリは息子に恋をして彼の前ではオドオドしている。
 茄里が生まれショーカムが亡くなった後なんらかの取引があり茄里はバシルに引き取られる。
 それからのリリは狂気をはらみ剣聖慧茄に3度目の戦い(13巻)を挑みジークは母の元を去る。
 そのせいで皇位1位になった茄里はバシルに洗脳され邪魔なジークの暗殺を企てる。といった感じか?

・ピアノ・メロディ3が実は剣聖ハリコン・メロディだったと判明したがこれも面倒臭いことになっている。
 まずハリコンとフンフトの間に生まれたのが桜子でハリコンとバランカ家の王女シリセとの間に出来た子供を
 フンフトに代理出産させて生まれたのがアルルだ。
 同じ母親から生まれた異母姉妹であるアルルと桜子のお互いの認識の違いも混乱する。
 アルルは自分の父親がハリコンと知っているが母親は知らない。桜子が姉妹と知っている。
 桜子は自分の母親が詩女フンフトと知っているが父親は知らない。アルルが姉妹と知らない。
 さらにバランカ家王子マヨール・レーベンハイトがアルルと異父姉弟と明かされた。つまり彼の母はシリセか。
 こちらもアルルとマヨールのお互いの認識が気になる。うーんグチャグチャしてきた。

・「黒の招待状」はGTMデモールが主役騎かと思えば黒騎士vs破烈の人形に美味しいところ取られちゃった感じ。
 まあこのエピソードがあって、さらにファティマが減っていった後に必要なGTMとなるのだろう。
・この回は3大GTMである「バーガ・ハリ」「ユーレイ」「ルッセンフリード」が揃う貴重な戦いだったともいえる。

・マウザーは自分のファティマのご機嫌を取ったり、ビリジアン博士は若きガーランドに可能性を見出したりと
 このエピソード辺りでシステム・カリギュラの裏で暗躍する悪役的イメージが減ってきた。

・魔導士の剣聖なんて言われるル・ゾラとフ・リエだがまだキャラが掴めない。
 どうやら6話のエンディングエピソードで活躍するようだが。

・巻末のララファ・ジュノーンの説明では彼女は超帝國騎士団でも特別な使命があるらしい。

・全体を見返すとこの巻はマウザー教授の面白リアクションキャラを立てる巻でもあったな。

2019年12月11日(水)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年1月号)

・NT付録に15巻カバーイラストB2ポスター。
・15巻が発売されたことで本誌でもGTM「ザ・ダルマス・破烈の人形」の全体イラストが解禁。

・扉絵はオペラ・スーツのラキシス。
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(本編)
「第6話 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・元超帝國剣聖ミキータ・オージェはGTM「マグナパレス」のバスターランチャーを展開。
 ラキシスに遠隔制御をお願いする。

・襲ってくるヴィーキュル達にマドラが分身からの複合剣聖剣技、紫電雨(プラズマ・フォール)と真空光輪を放つ。

・ラキシスはマグナパレスの全エネルギーをバスター砲に集中させラピデア・カノン3連射の準備をする。
 オージェは相手への距離が照準マーカーでは100m先か100km先かわからないという。
 彼らはあって無いようなもので電子、電波照準は役に立たない。肉眼の照準でなければ駄目。

・エネルギーチャンバーの充電が完了し照準もOK。
 GTM「マグナパレス」がバスターランチャー・ラピデアカノン3連射を放つ。

・大爆発を起こしヴィーキュル達が散り散りになるが前より早く再生を始める。
・マグナパレスの予備エネルギーでバスター砲の再チャージをするには2分以上かかる。
・しかし再生した女魔帝の手がショウメとラキシスに襲いかかる。

・その手を破壊して現れたのはスペクターのファティマ・ポーター(アーク・スイレイ)。

・ポーターはオージェとマグナパレスをここに飛ばすのに手間取ってラキシスの守りが遅くなったという。
 不思議がるラキシス達に説明をするポーター。
 この空間は55億年後のボォス星シャルデファーがあった場所。
 ジョーカー星団が寿命で消滅する時代、もうボォス星は赤色巨星と化したウェスタ太陽の熱で蒸発し始めてる。
 懐園剣がさっきイースター太陽系をのみ込んだのは本当の出来事。
 次元船「ザ・ウィル」のカウンターでは星団歴7444年。
 ツインスイングのヴィーキュルの姿だが転移する時にジョーカーの歴史や科学技術を同化させて出現した。
 マスターであるスペクター(ジョーカー)はジェネラルより上位のサタネスが来るのを知ってて逃げちゃった。
 ヴィーキュル達は再生しているのではなく自分が破壊されたら破壊される前の時空から体を引っ張ってきてる。
 彼らはこの時空の創成と自分たちの転移に多大なエネルギーを持ち込んでいてそれを奪う必要がある。

・そんな説明をしている後ろで女魔帝「サタネス・ゴリリダルリハ」が完全に実体化する。

・さっきのバスター砲で奴らの滞在エネルギーはほとんど奪い取れた。
 あとはちょっとオマケに軽く一発かますだけの簡単なお仕事とポーターはいう。
 それはライブがかつてデルタ・ベルン星を灰にしたものとは比較にならない規模の
 「超新星爆発(ノヴァフレーム)」。

 続く。
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・GTM「帝騎マグナパレス」がバスター砲を放つ。
 1巻と同じように黒いコンタクトが「シャッ」って下がるのがいいね。
 マグナパレスはZ.A.P.と同じアンクルクレーンを装着できるがフレームランチャーを使わないのでまず付けない。
 代わりにサイドクレーンと呼ばれるパーツがバスター砲展開時に支持架と排熱を行う。
 68頁でマグナパレスを支えてる虫の後ろ足のような部分がサイドクレーンかな。

・アーク・スイレイことポーター登場。
 今年の7月号でポーターがセントリーを造った創造者スイレイと明かされた。
 元々モラード博士の造ったファティマであったが戦争で死んでいたところジョーカーに蘇らせられた。
 その過程でジョーカーのしもべアーク・スイレイと合体でもしたのだろうか?
 神に再組成されてるので死ぬことがなくセントリ-以上に強く素手で星を破壊できる最強の「ラキシス・ガード」。
 そんな神の僕でもこの場所にオージェとマグナパレスを飛ばすのには苦労したようだ。
 いまラキシス達がいる空間は55億年後、次元船のカウンターだと星団歴7444年のボォス星だという。
 これはラキシス達がヴィーキュル達に襲われた時に飛ばされたのだろうか。
 さらに懐園剣がイースター太陽系を飲み込んだのも事実だと。あれ?55億年後にデルタ・ベルン星あったっけ?
 マウザーがヴィーキュル達が何故ツインスイング関節なのか?と疑問を思っていたがその思考も読まれていた。
 後ろに危険な相手がいる時に泣いたと思ったら嘘泣きでしたとか癖のある性格であのマウザーも呆れてる。

・ポーターの前でショウメがラキシスのうしろで怒られないように隠れている。母親に怯えているようなものか?

・なんとスペクターはポーターに丸投げして逃げた。普段役に立たないんだからこういう時はがんばれよ。
 しかしヴィーキュル達のジェネラルよりさらに上のサタネスが来ることは
 ジョーカー太陽星団を作った神であるジョーカーが逃げるほどの相手だったのか?
 ちょっとまだ相手のパワーバランスがわからないな。

・女魔帝の全身が実体化したが背中に羽のような触手のようなものが大きく伸びてて大きい。
 今回の事で彼女の標的にショウメだけでなくラキシスも加わったようだ。

・こいつらを追い出すには銀河系をまるごとぶつけるレベルの超新星爆発が必要だというが
 マグナパレスも停止しちゃったしポーターがやってくれるのだろうか?

2020年1月10日(金)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年2月号)

・NT付録に単行本第15巻連動クリアファイル。

・扉絵は出番がないことに不満そうなログナーとエストのイラスト。
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(本編)
「第6話 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・女魔帝サタネス・ゴリリダルリハの攻撃を片手で受け止めるポーター。
 「アクト・リジット・オーバーロード(太剛神)モイキュード」の残し言葉、「物理と精神の世界を超えよ」。
 その言葉が長き時を経て妄信となったか?とポーターは女魔帝に問う。

・現世の世界では対処できぬ事象を処理し悪魔達を含む常世からの干渉を阻止し
 この宇宙すべての力、セントリー、そのセントリーすべてを従えしもの。
 我は「アーク・オブ・ユニバース・スイレイ」。

・ポーターがスイレイとしての姿を現し女魔帝と対峙する。

・スイレイは「我が右腕目覚めよ」というと五つのクラインから白のクラインが輝き
 銀河の中心スターバーストからセントリー・ライブが現れる。
・運命の女神であるアトロポスとクローソーも来てくれた。

・「セントリー・ライブ~ゴッド・オブ・ファイブスターストーリーズ~」
 全長:22万光年、重さ・質量:0(ゼロ)、出力:大型銀河系の物質、非物質、空間存在すべて。
 星団歴4100年にデルタ・ベルン星を焼き払った際アトロポスとクローソーを吸収している。

・超新星爆発級の「ノヴァ・フレーム」を女魔帝に放つ。
 大爆発を起こし地面と時空が吹き飛ばされる。
 なんでオレたちが生きてるのか疑問に思うマウザー教授。
 爆発の対象になる時空は55億年後、先のバスター砲で無事だったのも対象時空が未来だったから。
 マウザー達は55億光年先の「ノヴァ・フレーム」を見ているだけ。

・消え去る女魔帝だが「またいずれ会う」と空間の隙間から念波を送ってくる。
 その時は我らが母神アスタロ…様、大君主バフォメート様、ヴィクト…様の謁見の時までと言葉を残して消える。

・お仕事は終わりとポーター。ショウメにラキシス姫がいなかったら吸い込まれてたと叱る。
・帝騎マグナパレスからオージェが出てきてプロミネンスの記憶を持つマドラ先輩と会う。
・マウザーとツバンツヒ達はいま起きた出来事に衝撃を受けすぎて頭の整理ができない。

・ポーターはマドラの持つ懐園剣がまださやが取れたままで時空がシャルデファーに戻らないことに疑問に思う。
 サタネス、ヴィーキュルは次元は違えど私たちと同じ宇宙世界の住人でしたという。
 ここから先はもう私の力ではどうすることもできない神々の世界。
 何かがもう来ている。

 続く。
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・ついに宇宙スケールの神様大戦になってしまった。
 見開きを使ってスイレイ、ライブを登場させ大ゴマで超新星爆発級の攻撃をして女魔帝も消え去ったし
 これでこのエピソードも終わりかなと思ったら、まだ前半戦で登場予定キャラが4割しか出ていないだと?
 話のスケールがインフレしてきた。後半戦は神々だらけになってしまうのか?

・やっと本編で出てきた太剛神モイキュードの名前。
 デザインズ1ではバスター宇宙からサタンを送り続ける神の名前として出てきた。
 大君主バフォメートや他の天照を含む多くの神々はそれぞれどれくらい格が違うのだろう?
 女魔帝は少なくともアーク・スイレイに向けて攻撃できるくらいの神級のパワーはあるんだな。

・ポーターがアーク・スイレイとしての姿を現す。
 6巻のエピソードでも姿が描かれているがデザインが違うのはGTM世界になったからだろうけど
 以前の姿も人間用に形を慌てて作ったものらしく自分の姿なんて簡単に変えられるだろう。

・銀河の中心スターバーストから現れるセントリー・ライブ。
 もうドラゴンというより二本の螺旋状に絡まった蛇のようなデザインだな。
 これぐらいのスケールならデルタ・ベルン星を焼き払うなんて簡単だろう。
・9巻32頁のLEDドラゴンの翼にアトロポスとクローソーの姿が見えているのは
 すえぞうに吸収保護されてジョーカー星団を見守ってますということらしい。
 ラキシスはそんな55億年後の未来の姉妹の姿を見てどう思うのだろうか?

・前回のマグナパレスのバスター砲3連射の衝撃波でラキシス達は大丈夫なのか?と疑問に思ったが
 ラキシス達のいる異空間と女魔帝のいる55億年後のジョーカー宇宙の空間とは別らしい?
 だからセントリー・ライブのノヴァ・フレームで対象時空が吹き飛んでも大丈夫だと。

・女魔帝が残した言葉。
 「母神アスタロ…様」はバフォメートと有名な悪魔の名前が出たのでアスタロトか?
 そういえば炎の女皇帝の衛兵にサタンのアスタローテって奴がいたな。
 「ヴィクト…」だけ聞くとミラージュ騎士団№34の宇宙人ヴィクトリーが頭に浮かんだが? 

・神に近いラキシスやヴィーキュル達と戦ってきた超帝國剣聖と違いカリギュラ達には
 目の前で起きたことのスケールが滅茶苦茶すぎて人生観が変わりそうなレベルだが
 ジョーカー太陽星団の人間達の戦争なんてどうでもよくなったりしないだろうか?

・この後ポーターにもどうすることもできない神々の世界となると宇宙の外の天界とかに場面は移るのかね。

2020年2月10日(月)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年3月号)

・扉絵はファティマ・クーン アシリア・セパレート。
 14巻で描かれたようにクーンはライブに2つに分離されファティマとしてはダイアモンドの元に
 精神体はセントリーの転生時などに姿を現している。ある程度意識を共有してるらしい。
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(本編)
「第6話 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・サタネスとヴィーキュル達を退散させたポーターだが時空が元のシャルデファーに戻らない。
 懐園剣、バスターランチャー、ノヴァフレーム、とてつもないエネルギーが消費された虚無空間。
 この感じをラキシスは以前の浮遊城の動乱の時に覚えているはず。
 ポーターはショウメに別の宇宙から干渉されるのでラキシスの中に姿を消すように言う。
 すると空間が別の景色に変わる。

・星がひとつ創造される。
 いままでポーター達がいた時間と空間を無視する高次元の世界を下位の三次元空間に作り変えた。
 誰かが他の神々にどの宇宙のどの空間なのか、時間軸、座標をすぐに特定されないために新たに創ったいう。

・すると長い触手のようなものが現れポーターの体を切断する。
 さらにエフィーの頭が砕かれボーの体が両断されツバンツヒの体が弾ける。
 マウザーは自分の血が黒い霧に変わるのを頭を飛ばされながら見る。
・マグナパレスが岩に埋まりオージェは子供の姿に戻って意識がない。
・マドラの右腕も吹き飛ばされるが左腕で懐園剣を持ち替え謎の敵の攻撃を弾く。
 しかし後ろの黒い影にマドラも吹き飛ばされてしまう。
・バラバラになったポーターだが一瞬で再生する。ポーターは死ぬことも消滅することもない。
 敵が笑っているようだがポーターの力ではどうしようもない。ラキシスを守れない。

・黒い触手がラキシスの胸を貫く。
 ラキシスは微動だにせず今この星を創った者に語りかける。
 無力な者たちを笑って壊す行為が面白いのかと問う。
 宇宙を、世界を創造した者たち、神々と呼ばれる者、
 節理、真理、法則すべてが作ったものであっても私たちの世界への干渉は全力で阻止する。
 たとえそれがジョーカー宇宙の創造神、全能神アマテラス大御神であっても。
 ラキシスが藍色の髪の姿になると謎の敵を吹き飛ばす。
 魑魅魍魎ども姿を見せろとラキシスが言うと黒く醜い化け物たちが姿を現す。

 続く。
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・神様クラス以下のキャラは全員バラバラに惨殺されてしまった。
 まあ恐らく6巻の時のように事が終わったら神様の力で記憶を消されて蘇生させられそう。
 このクラスの戦いになるとGTMマグナパレスも役に立たないか。

・ポーターがラキシスにこの感じ覚えてますよね?といったのは6巻の浮遊城動乱の時
 悪魔達や他の神々が現れた時のことだろう。
 あの時はサタン、ユライヒ、カレン、如来(千手観音又はカーリー神)、
 ドラゴン、アーク・スイレー、ルシファ・センタイマと人外が盛沢山だった。

・いきなり星ひとつ創造されて驚いたが敵は全能神クラスだろうか?
 太剛神モイキュードと大君主バフォメートくらいしか浮かばないが。
 他の神々にばれたくないのは神様たちのルールに抵触するからかな。

・懐園剣を持ったマドラが右腕を斬られるシーンは11巻冒頭で描かれていて
 いまの話でそろそろやるかなと思ってたが斬られてすぐ全身吹き飛ばされるとは思わなかった。

・ラキシスは神々の自分たちの世界への干渉を全力で阻止する、というが
 ここでアマテラス大御神の名前も挙がるとは思わなかった。
 そもそも天照大御神って光の神の天照帝とラキシスが融合した姿だと思ったけどどういうことだろう?
 この自分を産んだ宇宙を創った全能神にも抗う気概こそが天照の妻に相応しいってことかな。

・6話冒頭で「44分間の奇跡」という神々の干渉が入ることは決定してる訳だけど
 天照大御神はジョーカー宇宙の天照とラキシスにはバレないよう気にしていた。
 5巻を読み返すと天照大御神がタイカ宇宙に干渉してシルヴィス助けてるけどいいのかな?

・最後に出てきた魑魅魍魎たち。目玉がいっぱい付いててヴィーキュルたちとは別種の化け物が出てきた。
 サタネスを退散させたポーターの力があってもどうしようもないほど強いみたいだが神なのかな?
 ラキシスにやられた奴の描写が6巻のルシファ・センタイマみたいだったけど。アンカーとか?
 7巻で赤子の天照に召喚されたお友達のグレーター・デーモンもルシファーという異次元の騎士と
 エピソードガイドに書いてあるがセンタイマとは別物らしい。何故同じ名前を付けた。

・謎の敵とラキシスが使う謎の言語も絶対法則があると思うがわからん。

・そろそろジョーカーさん来てくれませんかね?

2020年3月11日(水)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年4月号)

・NT別冊付録のスクールカレンダーにスペクターとポーターのイラスト。

・扉絵はファティマ・ポーターとモラード・ファティマのシリアルナンバー(前半)の解説。
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(本編)
「第6話 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・ラキシスの前に現れた化け物たちが攻撃をしかけてくる。
 ポーターにも見えない敵の攻撃をラキシスはかわし分身からのM・B・T連射を素手で放つ。
 さらに懐園剣を浮かび上がらせ「射て」というと剣から弾丸のようなモノが放たれる。
 それでも襲いかかる敵にラキシスは岩に埋まっていたマグナパレスを起動させ
 「焼き払え」というとサテライト・ポリフォニック・ビーム(流星砲)という都市壊滅兵器で敵を燃やすが
 それにも耐えた敵をセブンス・フォール(次元回廊)で別次元に転移させる。

・さらに奥から3体の敵が現れラキシスと会話が通じるようになる。
 奇子体(ヴァンク)すべてを壊したラキシスの力を見ようと敵が衝撃波のようなモノを放つと
 ラキシスの動きが止まりポーターと共に触手に捕らわれる。
 敵はラキシスをそっちの宇宙の至高の逸品なのだろうと評し壊したり分解するよりも
 ラキシスと我らを混ぜると何ができるのかと触手で受粉させようとする。

・触手が弾けてラキシスとポーターを助け現れるジョーカー宇宙の神ジョーカー。
 ジョーカーはポーターに強制的に脱出口を作るように命令する。
 出現した136億年前だろうがフォーチュンが生まれる56億7千万年後であろうが
 宇宙の果てでもブラックホールの中でもジョーカー宇宙ならどこでもいいと。

・敵が触手から攻撃を放つとジョーカーはラキシスを庇うように防ぐがパワーの次元が違いすぎる。
 ジョーカーの力が吸われ窮地になったところで謎の大きな7本指の腕が現れ攻撃を防ぐ。
 マグナパレスの少女にわずかな時間でも稼げと言われ来たようだが。

 続く。
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・扉頁でモラード・ファティマのシリアルナンバーがやっと公開された。
 39番目のザ・タワーまでが前半。タワー以後は別のモラードが作ったものになるらしい。
 モラードがエストを作ると対抗してバランシェがティータを作りさらに対抗してウリクルを作ったというが
 エストは6番目でウリクルは27番目とかなり離れてる。
 モラード・ファティマの設定を調べると最初のNT付録設定資料集にすでに
 ウラム、クエスーラ(クエスラ)、レイルゥ(レィールゥ)の名前が載っていた。
・初出の名前はマニケッツ、アリエ、リンラン・メー、ポワトニア、スラート、
 ガスレイビー、トートマー、デルタベルン・パッチデータ(極秘)と多い。
・ミロンは13巻冒頭でGTMに攻撃を受けたファティマのことかな。
・マスターで気になるのはトートマのマグダル・エイリアス。
 現在行方不明中のマグダルのエイリアスが騎士として活躍するということか?
・ポワトニアのマスターが茄里になっていてオデット(オディール)はジークの元にいったかな?
・デルタベルン・パッチデータ(極秘)はあからさまに怪しい。
 アウクソーを再構成し半エトラムル型にしてMHジュノーンに積まれる設定のデルダベルンそのものか。
・アイジェルンは11巻の巻末でモラードの高スペックファティマとして名前が載っていた。
 ポーターの存在を知りセントリーと関わりのあるファティマらしいので只者ではないだろう。
・まだバランシェ・ファティマも全員出ていないのにこんなに沢山設定出しちゃって
 果たしてどれだけ本編に登場してくれるだろうか?

・ラキシスが分身からのM・B・T連射にポーターが驚いているが
 もうすでに超新星爆発級のノヴァフレームを描写してるのであまり凄さがわからない。

・敵の触手がラキシスの股に伸び受粉させるというのはエロ漫画みたいな展開だが永野絵なのでエロくはない。
 魔太子ルシファもシルヴィスに処女を捧げる前にわしの子を産めとか下種なこと言ってたな。

・ジョーカー宇宙の神ジョーカーがついに登場。
 ジョーカーの見た目は以前の連載時の姿(リブート5巻)からZ.A.P要素を足したような感じ。
 これで解決かなと思ったらそれでも敵のパワーの次元が違いすぎるという。

・現れた魑魅魍魎たちが奇子体と明かされたのでやはり敵は5巻に登場したアンカーなのか?
 アンカーってタイカ宇宙のシルヴィスの敵対勢力程度にしか思ってなかったのでそんなに強いのかと驚く。
 魔太子ルシファ・センタイマを撃退するのに天照大御神が介入したのもこれでうなずけるかな?

・最後に出てきた謎の7本指は誰だろうか?
 旧設定だと6本指を人間以上の存在として描いていたが新設定ではヴィーキュル達がすでに7本指だ。
 味方になりそうなサタンというとアスタローテかミラージュ騎士になるヴィクトリーとかかね?

・注釈で同じジョーカー宇宙にある地球は約2億年前の状態だという。
 つまり星団歴3037年時点でジョーカー宇宙のどこかに2億年前の地球があるのか?
 ラキシス外伝で1945年の地球にラキシスが行くのはわかっていたがそれは別の宇宙のことだと思っていた。
 ジョーカー宇宙に我々人類の地球があったのか。

2020年4月11日(土)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年5月号)

・扉絵は元AP騎士団支隊長オロダムド・ハルとモラード・ファティマ・アリエの解説。
 アリエは宇宙用のプラスチック・スタイルで9巻のファティマ・コンコードが着ていたものとほぼ同じ。

・今回の「ショウメ争奪戦」はあと数回で終わり、次は星団歴3060年代の
 「カーマントーの灯火」という視覚と聴覚を失ったカーマントー星のマグダルの話になるという。
 つまり単行本16巻の内容は「ショウメ争奪戦」までになりそう。
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(本編)
「第6話 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・ラキシスを守るジョーカーへの敵の攻撃を防ぐ大きな7本指の腕だがすぐに貫かれる。
 ジョーカーは攻撃を受け中身のスペクターがボロボロの姿で出てくる。

・ラキシスが敵の触手に捕まるがすぐに破壊される。丸いシールドのようなもので守られる。
・そこに現れたのは十曜の大権使「シルヴィス」。
 ジョーカーたちが時間を稼いでくれて助かった。時空が入り乱れシルヴィスですら来るのに時間がかかった。

・敵がお化けの姿は誰も怖がってくれないからと正体を現す。
 両脇の二人は女性の泰華人で泰華の杖、スピニングプライアーを持つ熾権使。
 彼女たちがプライアーソングという誉れの雅楽を唄うと敵の首領と思われる人物が機械に包み込まれる。
 「あの謡物(しらべ)は私たちの詠泰(コンサート)」と驚くシルヴィス。

・敵にMMT(マジカルミューテーション)デモン・ダ・インプレッション(外神の印象)が印象転化された。
 なぜあいつがデモンを?と驚くスペクター。

・泰華宇宙の支配者であった我ら闇華(アンカー)亜族と十曜亜族。
 シルヴィスも私も人であった太古ではこれを使うことはなかったが
 大権使が外神である詠泰兵器(コンサート・ウェポン)を使えるのは当然だと。

・MMTデモンが剣でシルヴィスに攻撃をしかける。
 シルヴィスは攻撃をはじくだけで精いっぱいだが敵も印象転化に慣れていない。
 そこでシルヴィスはラキシスの未来のしもべの力を借りる。
 
・ラキシスの胸から機械生命体マンティコアが出現。
 マンティコアの攻撃でデモンが止まる。

・動こうとするマグナパレスに注意するように現れる天照とラキシスの娘カレン。
 デモン・ダ・インプレッションを先に使われたらバイナス・レス・センチメンターを印象転化できない。
 バイナスはデモンと対の外神だからデモンと戦えない。
・カレンの出現に驚くポーター。

 続く。
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・7本指の腕の人の正体はまだわからず。ジョーカーに最初からついてきたようだが?

・シルヴィス・レィス・ビーナス登場。11巻冒頭の神界にいる場面以来かな。
 あそこには一緒にファーンドームの星王と呼ばれる夫のマキシと娘(?)のシルビス・ミラーがいた。
 シルビス・ミラーはカレンがもってきたクフィル・インペリューンを操るというので出てきてもおかしくない。
・ジョーカー宇宙の神であるスペクターがシルヴィスに様付けで呼んでるってことは彼女の方が格上なのだろうか?

・敵の首領の正体はおそらくアンカーの魔太子ルシファ・センタイマと思われる。
 シルヴィスと同じ太古、人であったと言っているので神化したのだろう。

・MMTデモン・ダ・インプレッションの登場。それも敵のアンカー側が使ってきた。
 最初に本編で出たのは5巻でカレンがデモンに乗ってクーンに会っている。
 6巻ではデモンにユライヒが乗りカレンがヴィーナス(バイナス)に乗ってラキシスを助けた。
 5巻を読むとMMTは泰華宇宙の超人類クエーサー人が作ったもので
 デモンはユライヒ用に作られたもののはずだが泰華宇宙に住む大権使なら勝手に奪って使えるのか?

・機械生命体マンティコアの登場。なんとシルヴィスはラキシスの未来のしもべまで呼び出した。
 マンティコアは連載の扉絵(リブート2巻)に載っている。
 ラキシスが放浪してから星団歴6787年に惑星オリンポスで出会ったサイボーグ兵器。
 かなり昔のデザインなので新しいデザインにリメイクされている。顔がMHファントムみたいだ。
 攻撃を一発デモンにしたらすぐにシルヴィスに戻らされたけど。

・ラキシスの危機に勝手に動き出そうとするマグナパレスを6巻の時のように窘めて現れるカレン。
 本来カレンがMMTバイナス・レス・センチメンターに印象転化して戦うところなのだろうが
 敵に先にデモンを使われてしまったので対の外神であるバイナスでは戦えないようだ。

・今回MMTとマンティコアが出てくるのは予想外だった。
 作者がためこんだ設定とデザインを一気に出してきている気がする。
 次に出るのを予想するなら泰華宇宙の全能神ユライヒかマキシ、クフィルを操るシルビス・ミラーとかかな?

2020年5月10日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年6月号)

・扉絵は謝罪するラキシス、赤子のカレンとその乳母をするファティマ聖聖(ホーリー・ホーリー)。

・漫画本編はコロナウイルスによる緊急事態宣言を受け休載。
 代わりに「デザインズ」が12頁載せられた。
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〇シルヴィス・レス・ヴィーナス
 神へと昇華したシルヴィスの姿。タイカの神杖は懐園剣のモチーフ。

〇ボーグ・ジェネレート「陸神マンティコア」
 クラウン銀河とは別の「セリウム大銀河」にあるオリンポス星系の機械生命体。
 他に「空神クフィル・インペリューン」「式神ビュランコート」がいる。

〇泰華世界のジュウヨウ(十曜)とアンカー(闇華)
 ジョーカー宇宙とは全く別のタイカ宇宙と呼ばれる世界の人類たち。
 ジュウヨウ亜族とアンカー亜族が10万年にわたって世界の覇権をかけて戦っている。
 ヴィーキュルとアンカーの間につながりはない。
 全能神である「オバケ」がヴィーキュルの作った異次元空間のひずみを利用して割り込んだ。
 目的はカレンを生み出したラキシスを取り込むため。

〇闇華・大権使シルミラー
 5巻のシルヴィスたちのはるか未来のアンカーの大権使。
 ジュウヨウの大権使「光の使者」ユライヒからタイカ世界を守るため戦っている。
 懐園剣・雌剣の正式な所有者。「ショウメ争奪戦」ラストで懐園剣・雌剣と懐園剣・雄剣が戦うことになる。

〇闇華・熾権使ヴォージュ・トーとウーリィ・ラー
 アンカーの双子の最高神官。「オバケ」に召喚される。
 本来「オバケ」の手下ではなくシルミラーの部下。
 後ろ帯のマークは「ファーンドームの星王(マキシ)」のミラージュ・マーク。

〇闇華・モノノフ「ジョーニン(上忍)」「ブショー(武将)」「ツワモノ(強者)」
 アンカーの武士。ジョーカー星団の騎士に相当。
 ラキシスを襲撃した奇怪な化け物の正体。「オバケ」の幻惑と加護のおかげで姿の見えない速さで襲った。
 通常ならツバンツヒらと同等の強さ。目玉のようなものは頭脳に直接情報を送るスキャナー。

〇スケダチ・別名「ハイレグの美少女」
 ショウメ・タワー。タイカ世界に「散歩」しアンカーの「スケダチ」をする。

〇ライフ・ウォッチング・オーバーロード ヴィーキュル・ハイ・コマンダー
 男性型を「コマンダー」、女性型を「ハイ・コマンダー」と呼ぶ。
 彼らの目的は「高次元存在セントリーの高次元物質」。
 「女魔帝ゴリリダルリハ」は「ジェネラル・オピクル」の娘に相当すると推測される。

〇スタント遊星攻防戦
 星団歴3225年にスタント遊星が再飛来し惑星バスターが出現。
 ヴィーキュルの王「ラドナリスリビオン」が指揮するヴィーキュル軍が総進撃し
 天照のミラージュ騎士団と炎の女皇帝の「セブン・ソード」剣聖騎士団が迎え撃つ。
 この時マキシが死亡し、すくい上げたのがアンカーの大権使「女神・シルミラー」。

〇レディ・スペクター オーバーローデス「ビーネンクリーガン」モナーク=アスタローテ=
 ミラージュ騎士団№35。単行本3巻表紙の下で支えているサイボーグ。
 ヴィーキュルの最高存在。「サタネス」や「ジェネラル」を生み出した張本人。
 クラウン銀河のベストラル星系で失われた生命の探索中に炎の女皇帝と出会い
 モナーク・セイクレッドに興味を持ち行動を共にする。
 9巻に登場した時は巨大な甲冑とマスクをし足に見えたのは尻尾。

〇ファティマ 聖聖~ホーリー・ホーリー(Fネーム・ファティマ=エフワン―ゼロワン)
〇ファティマ 先先~マーター・マーター(Fネーム・ファティマ=エフワン―ゼロスリー)
〇ファティマ 零零~ゼロ・ゼロ(Fネーム・ファティマ=エフワン―ゼロツー)
 聖聖はアマテラスとラキシスが最も信頼を寄せるファティマ。剣聖級の戦闘能力を持つ。
 先先はスタント遊星攻防戦でいきなり現れヴィーキュルたちを蹴散らして消える。
 それぞれパワーゲージ4A、5Aを持つがクローソーのVAはそれを上回る。
 姿がタイ・フォンに似てるから「タイ・フォン型」とアマテラスが付けた。
 他にも「文文~ルーン・ルーン」「藍藍~ストラ・ストラ」「引引~リード・リード」等がいる。

〇ファイブスター物語での神々の世界の位置関係。
 「神々の世界」「高次元の世界」「異次元の世界」「人間の世界」と分けて解説。
 一番上に位置するのが「最高位存在(ビヨンド・クラスファー)アマテラス」。
 神々の世界には「無の神ルシファ」「女神シルミラー」「女神シルヴィス」
 「光の神URI・ユライヒ・エルトナ」「光の神アマテラス」「全能神アマテラス大御神」
 「メイトリィーア・ラキシス」「全能神 85代目女帝カレン」等がいる。

〇全能神 85代目天照家女帝カリェルレン モナーク・ゴッデス「カレン」
 ウィル星団歴7777年(56億7千万年後)生まれ。
 ファティマ聖聖(とたまに先・先)が乳母をしていた。
 父親から懐園剣・雄雌を、母親からマンティコアやマニウ、
 ビュランコート、シノアレグ・ゼアを奪ってタイカ宇宙へ飛ぶ。
 懐園剣・雄はジョーカー太陽星団を吸い込んでいる。
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・この作品はFSS専用の特別な原稿でアシスタントと一緒に制作しているので
 コロナの影響があるかな?と心配していたがやはり漫画本編は休載になってしまった。仕方がない。
 それで残念だなと頁をめくると怒涛の新デザインと新設定、新情報が開示され頭がパンクしそうになった。

・最近の神々の戦いから神様の謎ビーム、謎攻撃の応酬のすごさが自分にはよくわからなかったので
 今回パワーバランスが解説され理解できて楽しめるようになった。

・懐園剣は赤子のアマテラスが作った?マドラに声に応えたのはアマテラスだったのか。
 懐園剣はカレンが生み出した設定だったがカレンが父親から雄雌を奪ったことになってる。

・マンティコアの説明で「ビュランコート」を全てを破壊する最終兵器「式神」とよばれていたという。
 この「式神」という言葉、以前懐園剣をもったマドラが言った「式神オフェロス」と関係はあるのだろうか?

・ラキシスのファティマスーツの宝石(合計29個)にはすべて中に「なにか」がいる。
 6巻でいきなり登場した「あれ」とは90頁に登場した「如来」のことかな。
 封化ウィルス完全体「如来」又はカーリー神、千手観音と呼ばれる謎存在。
 何しに来たのかよくわからなっかったがラキシスを助けようとしてたのか。

・今まで多く解説されなかったタイカ宇宙の勢力の新デザインと設定が公開された。
 ジュウヨウとアンカーは10万年も戦っている。シルヴィスやルシファが神様になっても争ってるのか。
 解説を読むとジュウヨウの大権使「光の使者」ユライヒは冷酷無慈悲な独裁者で
 アンカー側はそれに対抗し世界を守る善側のように語られている。
 いままでのジュウヨウが正義役、アンカーが悪役的な認識を改めなければならないようだ。
 ユライヒがタイカの光の神とするとジョーカー宇宙の天照帝と同じ位置づけだろうか。
 天照も後にジョーカー太陽星団に大侵攻をかける冷酷無慈悲な独裁者といえるから。
 さらにアンカー側にはショウメ・タワーが何度も助太刀しているようだ。
 アンカー達の後ろ帯に「ファーンドームの星王(マキシ)」のミラージュマークを付けているのも謎。
 タイカ宇宙に移ったマキシは十曜の守護者として戦ったはずだ。
 女神シルミラーの説明を読むと未来のジュウヨウとアンカーは過去と立ち位置が逆転しているという。

・連載ではヴィーキュル達を追い払ってからアンカーが襲ってきて神であるジョーカーを圧倒していたので
 「たかだかタイカ宇宙の人類がそんなに強いの?」と疑問に思っていたが
 全能神の「オバケ」の加護で強くなっていたようだ。普通ならジョーカー宇宙の騎士程度。

・その全能神の「オバケ」とは神になった「無の神ルシファ」でいいのかな?
 まだタイトルの大君主バフォメートが出てないがこいつはヴィーキュルの主らしいし。

・ヴィーキュルの勢力の設定も多く出てきた。
 ヴィーキュルの王「ラドナリスピリオン」、ヴィーキュルの生みの親、最高存在「アスタローテ」。
 最高指導者「オーバーローデス・ビーネンクリーガン・ディアブラ」。
 ラキシスはヴィーキュル達の頂点を君臨するものを「大君主バフォメート」と呼び
 ポーターは女魔帝に「太剛神モイキュード」の残した言葉を妄信していると言っていた。
 ヴィーキュルのトップが誰でどんな序列になっているかわからない。
 さらに後のミラージュ騎士のヴィクトリーもいそうなのでまだ整理しきれないな。

・ゴリリダルリハがオピクルの娘に相当と言われると思い浮かんだのが
 キャラクターズ3収録のイラスト「王と娘」。これは昔のイメージかな?

・スタント遊星攻防戦のオチまで書かれている。いいのか?
 剣聖マキシが死亡しすくい上げたのが昔の設定集(プラスチック・スタイル)では
 大君主ビヨンド・クラスファー・マインドだったが「女神シルミラー」に変更されている。

・アスタローテはなんとミラージュ騎士のレディ・スペクターだった。
 最初に登場した9巻では昆虫のような姿で「ナインが拾った宇宙人かな?」と思っていたが
 後のパワーバランス表ではナインやマシンメサイア・エンシーより強い設定で「なんだこいつ?」と思い
 最近サタンだと明かされ、さらにはヴィーキュル達の生みの親でミラージュ騎士だという。
 そして3巻の表紙にすで描かれているという訳のわからない存在。
 新年表では4100年以降にモナーク・セイクレッドの記録を止めるという重大な役割を持っている。
 レディ・スペクターは3巻のイメージシーンにも出ているが9巻のアスタローテと同一人物とは思うまい。
 「言葉」を追っているようだがモラードに「言葉」を残した人物というとラキシスのことか。
 今年の4月号の連載でジョーカーを守った7本指の正体はアスタローテか?

・Fネーム・ファティマはBFの番号からその正体は
 聖聖はBF-07のイエッタ、先先はBF-21のヒュートラン、零零はBF-18の令令謝だと思われるが
 バランシェが作ったファティマではないという。しかし間違いなくバランシェ・ファティマだと。矛盾。
 タイ・フォンを作ったバランシェの母親のアルセニック・バランスのファティマを作り直したものかと思ったが
 アマテラスがただタイ・フォンと姿が似てるから「タイ・フォン型」と呼んでるだけでつながりはないらしい。
 4A、5Aとスペックが高すぎる。戦闘能力A以上は星団法違反だが3Aで騎士レベル、5Aで剣聖レベルか。

・小惑星ナスティナーをそのまま成層圏に運んで作られた全長120kmの天照の浮遊城、
 「ナスティナース・テンプル」なんてものが作られるようだ。これはいつ頃作るんだろう?
 「フロート・テンプル」ですら全長10kmと馬鹿でかいのにさらに10倍以上大きい。

・神々の世界の位置関係。
・最高位存在(ビヨンド・クラスファー)アマテラスってやはりこの作品の頂点はアマテラスなのか。
 といっても全能神アマテラス大御神とも光の神アマテラスとも違うようだが?
 説明を読むとこの作品の枠組みそのもので漫画本編に姿を現して出てくるような存在ではないのかな?
・メイトリィーア・ラキシスは2巻でアマテラスがラキシスに言ってた「マイトレーヤ」のことかな。
 日本語での呼び名は「弥勒菩薩」、ラキシスの本体だが本編には出てこないらしい。
 ヒロイン・ラキシスもアマテラスの意志で創られたものではないイレギュラーな存在だという。

・人類側からすれば高次元の世界、異次元の世界の住人も神様のようなものだが
 ジョーカーから見れば神々の世界の住人はさらに次元の違う存在のようだ。

・人間の世界のシルヴィスやマキシ、シルミラー、ルシファなどがそのまま神々の世界にスライドしている。
 どういうプロセスで神に昇華されるのか知りたい。
 まあジョーカーがファティマ・ポーターを一瞬でスイレイにしたように理屈などないのかもしれない。

・今回はタイカ宇宙の住人を中心に多く語られたが他の宇宙も沢山あるようだ。
 名前の載っていない大君主バフォメートや太剛神モイキュードなどがどこに位置するのか気になる。

・カレンは大人のそのままの姿で出現したという設定だったが普通に赤子時代があったようだ。
 ジョーカー宇宙が消滅した後のフォーチュン宇宙というものがどういうものかは想像もつかない。

・カレンがタイカ宇宙に持ち込むMGPはマンティコアなどが搭載していた
 クェーサー・エンジンと遊星駆動(プラネタリ・オートドライブ)システムに変更されている。
 同様の改造をしたZ.A.P.がZ.A.P.2、Φ(ファイ)型ミラージュとなるようだ。
 (旧設定のLED・ミラージュ2又はプレシジョン・ミラージュのこと)

・今回の設定解説で過去の多くの謎が解決し、また謎が増えたがかなり満足した。
 連載本編も期待してます。

2020年6月11日(木)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年7月号)

・NT表紙絵は「ファイブスター物語」でラキシス&ゴリリダルリハ&マニウ。
 NT付録に表紙絵のB2ポスターとクリアマルチケース。
 NTの特集では「ショウメ争奪戦」からいままでの戦いの流れを8頁にわたっておさらい。

・扉絵は今月のNT表紙絵の線画。
 今月も先月に続き漫画本編は緊急事態宣言を受け休載。
 代わりに「デザインズ」が12頁載せられた。
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〇藍色のラキシス ラキシス5899(past 1.2Giga years)~7777
・カラミティ星の爆発で放浪してからの姿。身長は10センチ以上伸びている。
 その力は超帝國剣聖、ログナーやカイエン、炎の女皇帝よりも強い。
 しかしアマテラスはラキシスの力を知らない。まったく気がついていない。
・胸の4つの宝石に「マンティコア」「マニウ」「シノアレグ・ゼア」「クフィル・インペリューン」が、
 脇腹部の宝石に「ビュランコート」がいる。
・腰のセントリー・ドロップはすえぞうに貰ったものでアマテラスのものと共鳴するが
 アマテラスの宝石は赤子のディジナ・マイスナーに奪われて4100年まで戻ってこない。

〇マグナパレス~ザ・ナイト・オブ・ゴールド
・マグナパレス頭部内 パッセンジャー・セル(ラキシスの工房)
 小型宇宙船になっていて長時間の睡眠装置と物質生成システムが付いている。
・マグナパレス・サイドクレーンシステム
 バスターランチャーを背部に懸架するための補助アームが腰にマウントされている。
 Z.A.P.のアンクル・クレーンも装着できるがサイドクレーンと相性が悪いためまず使用されない。
・バスターランチャー・ラピデア・カノン

〇マニウ
・ラキシスの胸の宝石に収められている異世界の神のひとり。
 単行本第6巻にすでに登場している。
 ラキシスの放つ「次元回廊」は元々このマニウの能力かもしれない。

〇女魔帝・ジュエルス・ゴリリダルリハ
・ラキシスの胸の宝石から呼び出される異世界の神のひとり。
 3037年に対峙した女魔帝ゴリリダルリハの分身。
 マンティコアやマニウなど護衛系のしもべとは異なりラキシスの「相談役」で対等な関係。

〇ファティマ 先先~マーター・マーター アシリア・セパレート
・星団歴7777年以後の惑星フォーチュン生まれ。
 Fネームの「えふわん」は「雑種1世代目」、または「交配種1世代目」という意味。つまり「子供」。
 マーター・マーターは「ガーランド能力」を持ちレディ・スペクターの検診やモラードの助手も務める。
 自分で作った次元航行船「ザ・ウィル・スペンサード」で過去のジョーカー星団に顔を出している。

〇神の剣・ミスト・ブレーカー 懐園剣
・星団歴2020年に赤子のアマテラスが娘カレンに持たせてジョーカー星団に出現した。
・使用者は「モナーク・セイクレッドの戦闘人間・JuR-Lot-22 Psch111~ハイペロン」
 超太古のジョーカー星団の星王「バビロン・ハイペロン総帝」の保存個体。
 タンツミンレとの戦いで消滅したがアマテラスミコトの判断で「ドウターチップ」を使い甦った。
・正式な誕生は3037年だが時空を無視しているためその歴史を全て吸収している。
・雄剣はラキシス、雌剣は泰華人類のシルミラーが正式な所有者。

〇ファティマ・「ブランシェラック」ザ・プライド
・第6話ラストに登場する。
 彼女の出陣した戦いこそが「魔導大戦の終わりの始まり」

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・デザインズも2回目だが本来「デザインズ7」に載せられるものの何割くらいだろう?

・ジョーカーを守った謎の手の正体は6月号のデザインズがヒントと思われたが違うらしい?
 つまりあの手はレディ・スペクターじゃないってことか。じゃあゴリリダルリハか?

・先月号で小惑星サイズの浮遊城「ナスティナース・テンプル」なんていつ、どこで作るのかと思ったが
 惑星フォーチュンの成層圏に作りジョーカー時代と変わらない規模のAKDが再構築されるようだ。
 惑星フォーチュンやフォーチュン宇宙などが想像できなかったがあまり変わらないのかね?

・カレンは成人した状態で「出現」したが「実在する架空の世界」で赤子になってぐずっている。
 ラキシスとアマテラスはそんな「おままごとの世界」に付き合っているらしい。

・アマテラスは人との約束には誠実で違えることがなく、もちろんアウクソーとの約束も守るという。
 アウクソーの願いは「マスターが死ぬ時は一緒に消える」だが
 アマテラスが教えた「言葉」を言わないと成就しなさそうだ。それはいつの日か。

・マニウは6巻に登場してから如来やカーリー神、千手観音とあやふやだったがこれに決まったか。
 マニウの名前はインド神話に出てくる神様の名前。
 6巻のラキシスはマニウの登場に驚いていたがマニウは未来の主を助けようとしただけか?
 「次元回廊」そのものはボルテッツにも使うものがいるのでサリオンも対応できると思ったのかな?。

・女魔帝ゴリリダルリハもラキシスの手に落ちてしまうか。一応対等な相談役らしいが。
 異次元の神様は大体ラキシスの味方になりそうだな。

・Fネーム・ファティマはファティマの子供だった。
 セントリーから超帝國騎士の受精卵を受け取ってカイエンを代理出産したクーンは除外するとして
 ファティマが子供を産むのはラキシスだけだと思っていたから驚いた。
 バランシェファティマだがバランシェは作っていないとはそういうことか。

・おそらくミラージュ騎士となったヨーンとちゃあとファティマ先先のイラスト。
 ヨーンは四菱の家紋とⅡの番号のついたミラージュ騎士のガット・ブロウを持っている。
 3069年にアイシャがミラージュ騎士を引退してヨーンがミラージュ騎士に入団するので
 そのタイミングで譲り受けたと予想する。
 さらにヨーンの服が黒くボタンが黒騎士の三巴の紋章の一つに見える。はて?
 四代目黒騎士のバントライン・ゴールは3200年頃なので違うと思うが。

・ちゃあをじぃっと見つめる先先。髪の色を見るに親はヒュートランとちゃあなのか?
 ホーリー・ホーリーはその目つきと剣聖剣技からイエッタとログナーの子供。
 ストラ・ストラはメガエラとビュラードの子供。
 ゼロ・ゼロは単純に令令謝とナオの子供か?ナオの特徴はないが。
 なんか普通の生殖行為で生まれる気がしないのだがどう生まれたのか。

・懐園剣の誕生は本編で見られた3037年だというので混乱する。
 2020年に赤子のアマテラスが呼び出したのはカレンに持ってこさせただけのようだ。
・雌剣は雄剣と同時に生まれたはずだが「オバケ」の駆るMMTデモンの手にあった。
 「ショウメ争奪戦」のラストは懐園剣同士の戦いとなるとはそういうことか。
 「ラキシスを守るために生まれた」のにラキシスの敵に使われてはしょうがないな。
・デザインズ2でカレンがビュランコートを剣の形に変えたのが懐園剣と書かれていたが
 今回の説明ではラキシスは未来でビュランコートをしもべとするが
 力が強すぎて宝石に入らないので懐園剣に力の一部を移し替えているという。

・ファティマ・ザ・プライドはファティマ・バクスチュアルの戦闘モードの名前。
 服のデザインは11巻表紙の服とほぼ同じだ。
 彼女が誰をマスターとしてGTMを駆り一騎打ちをしたのか?

・今月も色々な真実と謎を振りまいてくれた。
 来月から連載本編に戻るようなので楽しみに待ちます。

2020年7月10日(金)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年8月号)

・本編連載、再開。

・扉絵は「外神の印象 デモン・ダ・インプレッション」のイラスト解説と
 「女神の感傷 バイナス(ヴィーナス)」の解説。
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(本編)
「第6話 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・シルヴィスはカレンに今回は彼奴の相手は私の役目だという。
 マンティコアの電撃でデモンは止まった。お互いの力は通じるということ。

・デモンの周囲の電荷が変化している。
 あれがMMTのエネルギー無効フィールドと驚くポーター。

・シルヴィスはそれと同じ力をもつラキシスのしもべを呼び出す。
 ラキシスの胸の宝石から「クフィル・インペリューン」が出現。
・デモンの攻撃をクフィルはエネルギー無効バリアで防ぐ。
 クフィルの動きそのものが甚大な破壊エネルギーになってデモンを攻撃する。

・カレンはマグナパレスに未来に搭載される遊星駆動(プラネタリ・ドライブ)システムを説明。
 ジョーカー星団のあるクラウン銀河とは遠く離れたセリウム大銀河オリンポス星系の自己進化機械たち。
 はるかな未来、カレンとマグナパレスは母ラキシスと同じくらい素敵な出会いと旅をする。

・シルヴィスはデモンが次のバリアを張る前にクフィルを戻らせ次なるしもべを呼び出す。
 天の川銀河より来たる異次元空間タバラチの神「マニウ」が出現。
 デモンのエネルギー全てを吸い取らせる。

・次で終わりだとシルヴィスは最強のラキシスのしもべを呼び出す。
 が、間違えてすえぞうが出てくる。
 逃げ出すすえぞうをカレンが捕まえてポーターに回収させる。
・すえぞうが出てきたことでデモンが完全に思考停止してしまう。

・シルヴィスは今度こそ真面目にラキシスのしもべにしてオリンポス最高神「式神オフェロス」を呼び出す。
 あまりの力にラキシスの宝石と懐園剣に分けて封印されたという式神。毎回姿を変えるのだが今回は竜の姿。
 「式神オフェロス ビュランコート」が現れる。

 続く。
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・今回はシルヴィスがひたすらラキシスの未来のしもべを呼び出す話だった。
 毎回元に戻して呼び出してるのは一体しか召喚できないとか制約があるのだろうか?

・「外神の印象 デモン・ダ・インプレッション」
 全高9.3mと意外に低い。5巻に登場した頁を見るとそんなもんかな?
 関節を見るとGTMのようなツインスイングではないようだ。
 デモンのデザインはZガンダムのデザイン作業と同時期に旧来のスーパーロボット企画用に作ったものらしい。
 なのでライディーンやザンボット3、コンバトラーVのようなキャラクター性の強いものになっている。
 解説を読むとユライヒの目的は自分を含めたタイカ世界の人類と文明の消滅と恐ろしいことが書かれてる。
 これをユライヒは意図的にすり替え「タイカ宇宙の永遠の平安」と唱え
 クエーサー人やジューヨー族を支持させジューヨー騎士団を率いて作ったのがMMT。
 人間の頃のユライヒは冷酷極まる人物だったらしいが神になって性格が変わったのだろうか?

・「女神の感傷 バイナス(ヴィーナス)」
 異界の神「式神オフェロス(懐園剣)」の力と意志を取り込んでアンカーが作ったMMT。
 5巻ではクエーサー人がMMTヴィーナスを造ったように言ってるが?
 デモンと反対属性を持ちデモンが「敵対」出現すると融合不可能だという。
 デモンとバイナスが同時に出現するには何かが必要らしい。
 しかし6巻でラキシスを助けるためにカレンとユライヒがデモンとバイナスと一緒に登場している。
 この時すでにその「何か」があったか、「敵対」しなければ同時出現は問題ないということか?

・「空神クフィル・インペリューン」
 陸神マンティコアに続いて登場。デザインズ1に載っていたモノとそんなに変わらないかな。
 デザインの元はダンバインの新メカ(ビルバイン)用に描いたものを再デザインし
 FSS連載前にクフィルとラキシスのイラストが描かれ、さらにデザインズ1で再デザインされている。
 飛んでるとこがエイの様なシルエットでZガンダムのMSハンブラビっぽく見えた。
 エネルギー無効バリアという原理は違うがMMTのエネルギー無効フィールドと同じ能力を持つ。

・「タバラチの神マニウ」
 こいつは天の川銀河(地球、太陽系のある銀河)の神様だったのか。
 いつもラキシスの心配をしていてちょっとしたことでも出てきちゃうみたいだ。(6巻90頁)
 「次元回廊」など異次元のパワーを駆使する。

・「すえぞう」
 ギャグ要員。成体の姿ですでに活躍したので即回収。
 カレンにマッハ100で飛ばされてたのは映画でラブがトリハロンに投げ飛ばされたシーンを彷彿させる。

・「式神オフェロス ビュランコート」
 式神オフェロスの名前は懐園剣を手にしたマドラが口にしてたが同じラキシスのしもべという意味か。
 休載中のデザインズで式神ビュランコートの名前があったので懐園剣・雄剣に宿っているのは
 オフェロスとビュランコートどっちだ?と悩んだが同じ個体の名前だった。
 いまのセントリーよりドラゴンっぽいロボな姿で登場。オリンポスの最高神らしい。
 物(存在)や時(記憶)、この世の全てを消せるらしいが?

・まだ懐園剣同士の戦いがあるっぽいのでこれでは終わらなさそう。
 後は女神シルミラーか光の神ユライヒ、マキシ辺りが出てくるか?

2020年8月6日(木)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年9月号)

・今月の月刊ニュータイプはいつもより早く6日発売。

・扉絵は以前線画で紹介された「闇華・熾権使 ヴォージュ・トー」のカラーイラスト。

・作者が愛用してる服屋を紹介。
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(本編)
「第6話 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・シルヴィスに呼び出された「式神オフェロス・ビュランコート」は望みを察し攻撃態勢に入る。
・ビュランコートのグラビトン圧縮を見てデモンは熾権使たちを数秒異次元に飛ばす。

・爆発が起きてスペクターはポーターに解説させる。
 三次元世界最大の物質崩壊「光子蒸発」が起きているとポーター。

・ビュランコートがラキシスの宝石と懐園剣に分かれて戻る。
・懐園剣・雄剣がさやに戻る。
・二人の熾権使を異界に送ったのでデモンが消えたとシルヴィス。
 が再び熾権使が戻ってくる。

・「オバケ」の姿が崩れアンカーの魔太子ルシファ・センタイマが現れる。
 なぜルシファがこの星を創ったのか。
 先のヴィーキュルの戦は高次元の時空で高次元存在による戦いだったがあの世界じゃ意味がない。
 ラキシスが三次元の世界でどのくらい力をもつ者か確かめてみたかった。

・MMTデモンが持っていた剣が懐園剣・雌剣(収納)の姿に戻りルシファの手に行く。
 懐園剣が何故あいつのとこに行くのかと驚くポーター。
 カレンはアレを作ったのは天照で何も考えてないところも受け継いでしまったという。
 あの剣を持たれたらいくらシルヴィス様やカレン様でも倒せないとスペクター。

・さやに戻った懐園剣・雄剣が太刀の姿になり男の手にいく。
 ファーンドームの星王マキシが現れる。クーン大お母様も心配で付いてきた。
・父であり祖父であるバランシェは自分のコピーとして2体のファティマを残した。
 肉体の寿命が尽きた時移し替えられた1体ともう1体は自分をファティマ化したもの。それがクーン。
 46番目として作られたマキシの素体はバランシェがクーンの情報を入れ直したリマスター。
 それをもとに本当の両親カイエンとミースがアウクソーの子宮を借りてマキシが生まれた。

 「泰華銀河連邦ファーンドームの星王にして十曜の守護!」
 「バランシェ・ファティマ46番、ミラージュ騎士団剣聖!」
 「我が妻シルヴィス様に代わりて、このマキシマム・カイエンが相手になろう!」

・懐園剣・雄剣を持ったマキシと懐園剣・雌剣を持ったルシファの戦いになる。

 続く。
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・魔太子ルシファ・センタイマと剣聖マキシ登場と対決。

・前回見開きで登場したビュランコートは3頁で攻撃して戻ってしまった。もっと活躍が見たかったが。
 グラビトン圧縮による光子蒸発が物質界における最大攻撃なのかな。

・今回で「オバケ」の正体が魔太子ルシファ・センタイマと明言された。
 黒髪長髪の悪童的な美少年。6巻でラキシスを襲った時とは印象が違うな。
 ただの悪役って感じでもなく部下(?)の熾権使を逃し
 付いてきてくれたモノノフ達の魂魄のためビュランコートの攻撃を相殺するなど仲間意識はあるようだ。
 わざわざ星を創ってラキシス達を三次元空間に閉じ込めて戦ったのは
 三次元世界でラキシスがどれくらいの力をもつか見たかったようだが
 高次元でも戦えそうなのに何故三次元にこだわったのか?

・MMTデモンが持っていた剣が懐園剣・雌剣の解放状態なのは7月号で語られたが
 やはり「ラキシスを守るために生まれた」のに敵に使われては本末転倒だな。
 雌剣の正式な所有者は泰華宇宙の人類シルミラーなのでその先祖である
 ルシファの元に行くのは当然らしいがカレン曰く作った天照と同じく何も考えていないようだ。

・マキシの登場。11巻冒頭以来かな。
 今は神様になっているが人間の時の活躍はまだ描かれていない。

・懐園剣が太刀の姿に変化した。これは旧設定の懐園剣の鞘から抜いたデザインか?
 懐園剣を使うのは人間の時マグダルとデプレと共にボスヤスフォートを倒した時以来だという。
 ということはボスヤスフォート戦は懐園剣を使わざるをえない戦いであるということだが?

・マキシとシルヴィスは夫婦。妻と呼ばれシルヴィスが喜んでいる。
 星団歴3225年スタント遊星攻防戦で死亡したマキシを女神シルミラーが泰華宇宙にすくい上げ
 シルヴィスと出会い結婚してその子孫がユライヒになるらしい。

・カレンがマキシをおじ様と呼んでいる。
 母のラキシスが44番目のバランシェ・ファティマなので46番目のマキシは
 ラキシスの弟になるのでカレンから見れば叔父になる。

・マキシはクーンを大お母様と呼んでいる。
 ファティマ的にはお姉様、生まれ的にはお祖母様が正しいのでは?と思うのだがその間を取ったかな。

・ルシファの相手は本来ユライヒが相応しいのだが彼ではあまりに優しすぎるとマキシはいう。
 人間時のユライヒは全世界殲滅を目的とした冷酷極まる人物らしいが神様になると優しくなるのか。

・クーンも一緒に現れマキシから身の上話が語られる。
 バランシェは自分の完全なコピーとして2体のファティマを作ったと驚きの発言。
 1体はバランシェ・ファティマ№3のバランスのことだがもう1体なんとクーンだという。
 マキシはクーンはバランシェの見た目そのものだというがそんなに似てるかな?
 バランシェがクーンの製作に全てを注ぎ込んだとかそういう例えではなく遺伝子的な意味で?
 とにかくマキシの素体はクーンの情報を入れ直したリマスター版で
 そのプログラムを積んだミースの卵巣をアウクソーに入れてカイエンの精子を受精させ
 それをファティマ型の子宮に取り替えたミースのお腹で成長させ産まれたと。
 マキシの設定が込み入りすぎて混乱してきた。
 どうやら星団歴3037年がマキシの誕生年になるようだ。
 アウクソーが赤ちゃんのマキシを抱えているが何か精神的な変化はあるだろうか?
 魔導大戦の終盤までファティマとして壊れていることは確定しているのだが。

・ファーンドームとは泰華銀河連邦の名前でその星王がマキシ。
 5巻の未来タイカでログナー司令がいたのはタイカ・ジューヨー皇帝団だが全くの別組織かな。
 そのファーンドームの星王のミラージュマークを何故アンカーの熾権使が付けているのか謎だが
 ジュウヨウとアンカーの立場は未来タイカでは逆転しているというのでそこに秘密があるのだろうか?

・そんな長い話を待っててくれたルシファは結構いい奴では?と思いながら次回の決着を待つ。

2020年9月11日(金)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年10月号)

・扉絵は「闇華・熾権使 ウーリィ・ラー」。

・アンカーのヴァンク化(奇子化)についての解説。

・来月号のエピソードまでが16巻収録になるようだ。16巻発売は来年前半予定。
 「デザインズ7」も間を置かずに出したいと言っている。大物が多いので大判となり値段も高くなりそう。
 さらに来年末に単行本13巻、14巻分の連載時のままを収録した「リーブート8」も出す予定。
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(本編)
「第6話 運命のラキシス7444~大君主バフォメートのまなざし~ジョーカー星団55億年後」

・互いに懐園剣を持ったマキシとルシファが刃を交える。
 マキシの左腕が両断されるがルシファも胴体と左腕を斬られる。
・ルシファが戦闘の中断を提案すると二人の持つ懐園剣が天に還る。
・ルシファの体の命が消えていくがすぐに二人の体が再生する。

・ルシファは他宇宙に干渉してでもラキシスを見て確かめておきたかった。
 ラキシスの残した「言葉」。それはルシファの宇宙にまで届いた。
 ラキシスはルシファに「生命を宇宙を創った神々だろうと戦う」と言った。
 それは神々への抗い。マジェスティック・スタンド(高貴なる抵抗)。
 この世に生まれたすべての命、人の作った人工物すら含む希望の言葉。

・ルシファは創造した星を消滅させる。
 奇子化までして戦ってくれた闇華のモノノフたちを元に戻す。
 さらにラキシスを護ろうとし死んだマドラやツバンツヒ達を敬意を表して生き返らせる。
 「では、ごきげんよう」とルシファ達は姿を消す。

・カレンはジョーカーに皆を元に時空に戻すように命ずる。
 ただしヴィーキュルの記憶は残していいがアンカーの記憶は消すようにと。
 今回は浮遊城の時のラキシスとMGPの記憶から侵入された。

・カレンは以前クラスファー(大雲上)様と「モーターヘッド」から「ゴティックメード」に
 世界を変えた時の不具合がひとつだけ残っていて
 とある「モーターヘッド」の名前を覚えている者がひとりだけいる。
 その修正をするなら今かと悩んでいる。
 マキシはその修正をするなら「44分間の奇跡」にも影響が出る可能性があるという。
 シルヴィスも旦那の意見に同意しカレンは修正を止める。
 ジョーカー達に後を任せるとカレンとマキシ、シルヴィスは天に還る。

・ルシファの創造した星が消滅していく。
 ポーターはラキシスの中で隠れていたショウメを自分の元に戻らせ
 再びセントリー・ブリッツに転化する時まで自分の元にいさせる。
 ショウメの一部はタワーになって天照の元にいき
 次の再転化でさらに分離して次元の彼方に消えるラキシスについていく。
 マグナパレスとオージェは浮遊城に移動させアンカーの記憶を消し皆を元の世界に戻す。

・ポーターはヴィーキュルが出現する前にラキシスを追っていた白と黒の何かがいたと疑問に思う。
 霊体で本体は上空、この時間、空間を狙ってきたが干渉はできなかったみたいだが。

 続く。
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・アンカーは他の生命体、又は機械をヴァンク化させ強力な兵器にできるようだ。
 単行本5巻のルシファの化け物の姿は植物と融合変化したもの。

・マキシとルシファの対決。遊びが入ったせいかルシファがすぐに負けを認めた。
 これでマキシがルシファに止めを刺すという訳でもなく懐園剣も天に還っていく。
 戦いの泥沼化を避けたのか、神同士の殺し合いが意味のないものなのか戦いは終わった。
 お互いの傷もすぐに再生している。

・ルシファは我々は全ての生あるもの、多くの命が消えていくのを忘れてはならぬと言うが
 楽しそうに笑いながらツバンツヒ達を殺してたじゃないかと思ってしまう。
 そのツバンツヒ達は当然のように神の力で生き返ったがルシファが生き返らせるとは思わなかった。
 仲間のためにビュランコートの攻撃を相殺し勇敢なものには敵でも敬意を示すが
 ラキシスを受粉させようしたり戦いで遊んだりとつかみどころのないキャラだった。
 6月号にも冷酷なのか優しいのか非常にわかりにくい複雑な人物と書かれているのでその通りなのだろう。

・ルシファは他宇宙への干渉、ラキシスへの2度にわたる無礼もわびるつもりはないという。
 以前自分は天照が今回ラキシスを助けに行けないのは神様のルールで
 干渉したらいけないのかと想像してたがそんなものはないのかな?
 あくまで他の神々に気付かれたら邪魔されるだけでペナルティはないみたいだ。
 ミコト様が天照に自分のこと以外に神の力を使ってはいけないと教育したのは
 それでジョーカー宇宙が滅茶苦茶になるのを防ぐためみたいだし。
 マドラの「武器が欲しい」という願いに赤子の天照が懐園剣を創造して渡していることから
 過去の天照の干渉とぶつからないために現在の天照は助けにいかなかったのか?などと妄想してみる。

・3巻でラキシスがモラードに語りかけた「言葉」は詩女ムグミカにも伝わり
 さらに別宇宙のルシファにまで伝わっていた。
 炎の女皇帝と一緒にいたアスタローテもこの「言葉」を感知し追うようになった。
 生命や宇宙を創れる神々、天照大御神であろうと戦うというラキシス。
 5話の連載時の冒頭(リブート6巻)で天照大御神が
 大君主に「三次元の人が我ら神に勝った時を」と言って始まる。
 そんな神の存在を知り抵抗するものとしてボスヤスフォートやナイン、ダイアモンドなどが描かれる。
 人間が次元の違う力を持つ神に勝てるわけがないと思ってしまうが作者がどう描くつもりなのか楽しみ。

・同じ宇宙のヴィーキュルの記憶は残していいとカレンの台詞。
 ポーターも2月号でヴィーキュルたちは次元は違えども同じ宇宙世界の住人と言っていた。
 アンカーも泰華宇宙の住人じゃないかと思ったがルシファ達は神々の世界の住人扱いなのかな。
 今回アンカーに侵入されたのはラキシスとMGPに6巻の浮遊城の時の記憶が残ってたかららしい。
 記憶があるとそこをきっかけに干渉できるとは恐ろしい力だ。

・今回の衝撃発言。
 カレンから「モーターヘッド」から「ゴティックメード」の変更が物語内で初めて言及された。
 クラスファー(大雲上)様とカレンがMHのある世界からGTMの世界に変えたという。
 MHからGTMへの変更はカレンがやったというのは映画「花の詩女」冒頭で
 漫画FSSに干渉したような描写で疑われていたが本人から明言された。
 「モーターヘッド」という単語は漫画では今後触れられないだろうと思ってたのでとても驚いた。
 これは作者のロボデザインが古いから変更したというメタ的な理由以外で
 物語的にも意味がある変更だったということか?
 MH世界からGTM世界でロボデザインと名前以外で大きな変更といったら
 エンジン出力の馬力が「兆」から「京」に上がったこと、ドラゴンからセントリーの変更が大きい。
 ドラゴンはジョーカー世界の人間から視認できる100mを超える大きな生物扱いだったが
 セントリーになってから人間の目には見えない超常的な存在となり
 ライブにいたっては全長22万光年で銀河系をぶつける威力の超新星爆発をおこせる存在となった。
 このロボットとセントリーのパワーアップは世界の変更した理由と関係あるだろうか?

・クラスファー様。大雲上様と呼ばれる存在は以前6月号のデザインズで解説された
 最高位存在ビヨンド・クラスファー・アマテラスのことでいいのかな?
 読む限りほぼほぼ作者のことじゃないかと思ってしまうが。

・とある「モーターヘッド」の名前を覚えている者がひとりだけいる。
 それを修正すると「44分間の奇跡」にも影響が出るという。
 うーん、これはMHシュペルターとアウクソーのことかと予想する。
 アウクソーは13巻でGTM感応能力だけ失くしているがツバンツヒは壊れていないと言っていた。
 さらに14巻では天照に自分が死ぬ時のお願いを約束している。
 その辺りがマキシの償いとして神々の干渉「44分間の奇跡」に繋がっていくのかなと。
 MHシュペルターは月刊ニュータイプの25周年のFSSの付録の解説で
 「このシュペルターだけがっ…」と意味深に語られFSS最大の秘密が隠されているというので疑ってしまう。

・ショウメは結局再転化するまでポーターと一緒にいるのか。
 ショウメの一部はタワーになって天照につき次の再転化でさらに分離してラキシスについていっちゃうという。
 はるか未来で今回の恩返しをするようだがそんなに分離して力が弱くなったりしないのだろうか?

・アンカーの記憶だけでなくヴィーキュル達の記憶も日が経てば薄れて消えていくようだ。
 しかしカリギュラの面子は日が経つ前にヴィーキュルの記録を残しそうなものだけど。

・ポーターがいう白と黒の何かとは?
 2019年8月号で山菜を取っているラキシス達の後ろに白と黒のモヤモヤしたものが現れたが
 読んでた自分はヴィーキュル達かスペクターとポーターのどちらかだろうと思っていたが違った。
 ボォス星シャルデファー上空に霊体を飛ばせる2人がラキシスを追っていた?
 霊体というと6月号のデザインズにミコトとクーンと詩女たちが霊体とある。
 クーンは9月号で出ているので他の誰かか?

・次回で「ショウメ争奪戦」のエピローグだがまだ出てない予定キャラがいるようだ。
 タイトルの大君主バフォメートは出ますかね?

2020年10月10日(土)

・このページのTOP絵が長い間「カイゼリン」だったので久しぶりにGTMを描きました。

描いたイラスト→ GTM「破烈の人形」

・デザインズ5と15巻のイラスト、漫画本編のデザインを参考に。
 頭部デザインはモーフィングで変形するのでそれぞれデザインが違うが
 体の細かい部分も結構デザインが違うので悩む。わからないところは想像で埋めた。
 描きながら「踊る人形」マークが変わってたことにいまさら気付いたり
 漫画をよく見るとイヤリングをしてたので付けたりと新たな発見があった。

破烈の人形線画

・GTM「破烈の人形」の線画。

2020年10月11日(日)

○「ファイブスター物語」感想(月刊ニュータイプ2020年11月号)

・GTM立体化プロジェクト第2弾として「ダッカス・ザ・ブラックナイト」が発表された。

・扉絵はクリスティンとダイ・グの後ろ姿のシルエットか?
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(本編)
「第6話 ショウメ争奪戦~大君主バフォメートのまなざし~エンディング」

・ポーターはラキシス達を元の世界に戻し目覚めさせる。
 目覚めたラキシスにショウメは感謝の言葉を残し別れる。
 ツバンツヒも目覚めるが記憶がぐちゃぐちゃになっているようだ。
 マドラはラキシスと天照に改めて仕えることを伝える。
 マウザーもラキシスに永遠の忠誠を誓うという。ただし天照ではなくラキシスに。
 ついでにカリギュラのエフィーとボーも加えてくれるように頼む。

・マウザーたちカリギュラの指揮官クラスは皆超帝國時代の皇帝や支配者たちのコピー。
 マウザーは超帝國6代目皇帝ゼクスの姿と記憶を持っている。
 ツバンツヒは5代目フィア皇帝皇女トーターエルフの姿と記憶を持つ。
 炎の女皇帝の粛清を逃れきるため支配層「総帝血族」たちはその技術をデータではなく人の形に残した。
 カリギュラたちが知識の吸収、人や国の野望に手助けに専念してきたのは人類へのあこがれがあるから。

・この事件をきっかけにミラージュ騎士団はアマテラスを絶対君主とする者と
 ラキシスを絶対君主とする者が混在するようになった。

・フロートテンプル。
 ポーターはオージェに陛下から貰ったサンダルを返す。
 これを履いていたおかげであの星では見えない状態で攻撃を受けなかった。
 スペクターの記憶から天照は事の顛末を理解する。
 天照はラキシスの「宇宙と生命を創造した神々、天照大御神とでも戦う」という言葉に思いを巡らす。

・ラキシスを追っていた白と黒の霊体が姿を現す。
 一つはビーネンクリーガン(女王蜂)アスタローテ、又の名をレディ・スペクター。
 もう一つは大君主バフォメート・ヴィクトリー。
 ヴィクトリーはとっさにラキシスを守るために手を出したことに驚いている。
 アスタローテは先先(マーター・マーター)に転送を頼む。

・次元航行戦艦ザ・ウィル・スペンサードが上空に現れる。
 ファティマ・先先がたったひとりで建造し全航行制御をする。
 ファティマたちが産んだファティマ、第2世代ファティマ「Fネーム」。
 ラキシスがかつてコーラスのエルメラ妃に伝えた言葉の回答。

・艦内でタワーが助太刀に行きたかったと憤慨している。
 アンカーのモノノフたちの味方としてショウメ対タワーの自分対決とか 
 持ってきたタワーのGTMカイゼリンとオージェのGTMマグナパレスと対決できたのにと悔しがる。
 でもポーターがいるから負けるとこまで演算した。本当にやったらアマテラスに怒られる。
・アスタローテはタワーは我らが戻れなくなった時に救出するために来てくれていたのだという。
・先先はこの時代にヒュートランお母様の一番大切にしていたお方がいて
 その方の姿と性格を受け継いだというのでひと目会いたかったようだ。

・ザ・ウィル・スペンサードは次元航行をスタートし帰還する。
 時間目標ウィル星団歴7818年。総移動時間56億7千万年。空間座標ミルクドロメダ・クェーサー超銀河。
 到達目標S51ティント球状星団シアノ太陽系第4惑星フォーチュン。

・ラキシスは上空で何かいたかのように感じる。

「第6話 ショウメ争奪戦~大君主バフォメートのまなざし~」おわり

 続く。
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・すごい情報量とキャラクターが出てきて今後の展開に期待させる回だった。
 しかしそれも連載途中でデザインズが挟まれたから少しは付いていけてるが
 それがなかったら今回は疑問符だらけになってそう。
 今回のエピソードまでが16巻収録分になるようだ。

・ショウメは今回の恩返しとしてカラミティ星消滅時にラキシスと合流して付いていくらしい。
 エピソードタイトルに名前が載りながらあまり目立てなかった。

・マドラはもう騎士相手に剣を取らないという。
 超帝國剣聖の力が覚醒したので騎士程度では相手にならなくなったからか。

・マウザーがワスペン・ナンダ・クラックとしてミラージュ騎士になるのはすでに判明してたが
 他のカリギュラの面子はどうするのかと思っていたらこのままラキシスの配下になるのか。
 まだ入団が判明してないレフトのキッド・オーシャンとかパゴナ・ヘルバードとかになったりする?
 しかしカリギュラの優秀な人材がどんどん流出していく。ビリジアン博士の心境やいかに。
 後のスタント遊星攻防戦ではカリギュラも協力するようなので上手くやっていくのかな。

・マウザーなどカリギュラの指揮官クラスは超帝國総帝血族のコピーだという。
 だから同じ人工生命体のファティマにも偏見のない対応をとれたのか。

・デザインズ5の超帝國の成り立ちなど改めて読んでみると炎の女皇帝も総帝も騎士も
 みんな人工生命体とそんなに変わらないんじゃないかと思う。
 炎の女皇帝は昆虫型社会システムを構築した後に階級化した人類の平均化をする過程で
 支配層「総帝血族」を含む人類へ大粛清を行ったようだ。
 それも人類に希望をもたらすためらしいが粛清される側はたまったものではないな。
 同じくマウザーはカリギュラの活動は人類へのあこがれがあるからというが
 人や国の野望に巻き込まれる側としてはカリギュラは裏で暗躍する悪の組織という印象になるだろう。

・モラード博士は詩女フンフトの助けもありポリメリゼーション・キャスターになるようだが
 これは人間の意識は死んで生まれるのはあくまでその意志を受け継いだコピーにすぎないのだろうか?

・ミラージュ騎士団が天照派とラキシス派で混在するようになってしまう。
 まあレフトミラージュには元々恐怖で従わせてた者が多いのでそう変わらない気もする。

・スペクターの記憶からラキシスの言葉を聞く天照と冷や汗をかいて跪くスペクター。
 人類の絶滅は世の節理ように語る天照は神々に抗うというラキシスにどう思うのか。
 ラキシスのいう希望と天照ら神々が使う希望という言葉の差異。
 5巻でもシルヴィスが神々のいう救いと我らの想う救いが同一であると願うといっていた。
 天照とラキシスの考えの違いは後のカラミティ星爆発でのラキシスの長い放浪に関わってくるのだろうか。

・ポーターが疑問に思っていた白と黒の何かとはミラージュ騎士のレディ・スペクターとヴィクトリーだった。
 さらに4月号でラキシスを守った手の正体がヴィクトリーだったと明かされた。
 ヴィクトリーは自分の手にある傷がいつできたか覚えてなかったのは異宇宙での記憶だったから。
 だがそれもヴィーキュルがラキシスに受けた恩に比べれば無に等しいとまでいいきる。
 今回出てきた未来から来たヴィクトリーは手の傷の原因を確認するだけでラキシスに干渉してないはず。
 おそらく3225年のスタント遊星攻防戦でのヴィーキュルとの和平がラキシスを介して成立したようなので
 その後のヴィクトリーがラキシスを守ったのではないかと考察する。
 アスタローテは女魔帝ゴリリダルリハをも生んだヴィーキュルの最高存在のはずだが
 その彼女がヴィクトリーを我らが大君主と呼んでいる。
 最初に大君主バフォメートと聞いた時は天照大御神が呼んでいた大君主と同格の存在かと思ったが
 それはクラスファー(大雲上)様という名に変わってバフォメートは神々ほどの力はなさそう。

・悪魔の世界のランクを自分で予想してみると
 太剛神モイキュード>大君主バフォメート・ヴィクトリー>ビーネンクリーガン・アスタローテ>
 女魔帝ゴリリダルリハ>ジェネラル>ハイコマンダー>コマンダー>ソルジャー>スレイブ
 って感じだろうか。
 スタント遊星攻防戦時のビーネンクリーガン・ディアブラはアスタローテと同格だろうが
 ヴィーキュルの王ラドナリスリビオンと女魔帝はどっちが偉いのかな?

・二人の霊体での姿はアスタローテは虫っぽく、ヴィクトリーは山羊の骨の悪魔ようであったが
 肉体に戻るとアスタローテは人間っぽくなったがヴィクトリーは肉が付いたくらいでそんなに変わらないな。
 キャラクターズ2の表紙に載っていたイメージでのヴィクトリーはレディ・スペクターと同サイズだったが
 実際は数倍も大きい。ヴィクトリー用のミラージュ服を用意するのが大変そう。

・次元航行戦艦ザ・ウィル・スペンサードが登場。1番艦のザ・ウィルはまだ完成もしてないのに。
 平たい板を二枚重ねたようなデザインで噴射ノズルのようなものはない。

・収容GTMに
 ナイト・オブ・ゴールド・カレン~マグナパレス・ディアグレース(MGP・ラキシスの改修版)
 スーパーロボット・ツァラトウストラ・アプター・ブリンガー・セカンド(Φ型ミラージュ)18騎、
 β型駆逐戦闘兵器×2騎、J型駆逐戦闘兵器×2騎、
 スターンシュヌーベ・ファローレナーMK14×12騎(流れ星の忘れ物)
 ディー・カイゼリン・ゼノアRB2(X型ミラージュ)など全ての天照家GTMを搭載可能。

・Fネーム・ファティマ先先(マーター・マーター)が登場。マスターはアスタローテか?
 彼女たちの服装にある山羊の骨のマークはそのままヴィクトリーを連想させる。
 先先の母であるヒュートランが一番大切にしていた人とはワスチャのことだろう。
 バランシェ公の才能全てとワスチャの姿と性格を引き継いでいるという。
 母体になるファティマの好きな人の容姿と性格、才能を子供に引き継がせているようだが
 Fネーム・ファティマはどうやって産まれるのか疑問だ。

・タワーが成長した姿で初登場。すごくアホの子っぽい。
 なんとアンカー側のモノノフ達の味方をして自分の分身であるショウメや
 カイゼリンに乗ってオージェの乗るマグナパレスと戦う気だった
 半分が爬虫類(セントリー)の血のせいか幼い性格で漢字がしゃべれないようだ。
 そもそも未来から来たということはこれから産まれるタワーはこれ以上脳みそは成長しないってこと?

・GTMカイゼリンを持ってきたようだがミラージュ騎士団仕様になっている。13巻表紙の絵に近い。

・織織(オリ・オリ)の母親は現在シアン夫人預かりのバランシェ・ファティマ№27のカナハ。
 シアンの才能を受け継いでいるという。タワーはオージェの身に着けてたサンダルを狙っていたのか。

・GTM「ジュラスターン・アプター・ブリンガー」Υ(ユプシロン)型ミラージュGTM。
 星団歴3225年のスタント遊星攻防戦でヴィーキュル軍との熾烈な戦いの中
 いきなり出現した先先が乗った謎の強力なGTMとはこれのことかな。

・ミルクドロメダ超銀河は我々の住む天の川銀河とアンドロメダ銀河がぶつかって誕生するとされる。
 この物語では56億年後にそこでできた球状星団ティント・クラスターに惑星フォーチュンが誕生したという。

・普通にウィル星団歴7777年以降のフォーチュンの話がされているので驚いている。
 なんとなく惑星フォーチュン誕生で物語終盤を収めるのかなと思ってたので。
 56億7千万年後にジョーカー宇宙は消滅するようだが惑星フォーチュンは
 時間と空間の概念が違っているようなのでどういう状態か想像もつかない。

・次号からマグダルのエピソードになるという。以前予告されたカーマントー星の話になるかな。

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